転生魔族〜新大陸に新国家建国を〜 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
私は紫アルラウネのコスモス。
アルラウネニキって言われている緑園·グリーンを父親に持つ植物系魔族です。
ニューインフェルノには魔族が通う学校が出来上がり、ほぼアルラウネ一族か堕天使の一族が通っていた。
そこで言葉や文字、算術や社交性と簡単な魔法を身につける。
アルラウネ族と堕天使族だと成長速度が違うけど、堕天使族の方が頭が良いため、同じ速度でバンバン色々な教育を詰め込まれる。
学校が終われば農園の手伝いをすることが多い。
アルラウネ一族は植物の育成が感覚でわかるので、作物が病気になりそうなら間引いたり、魔法を使って水を与えたりしていった。
学校卒業後は父親から独立してニューインフェルノを離れ、フロリダ共同体に移住することに決めた。
フロリダ共同体では大規模な農園を作っているらしいので、人手もアルラウネによる品種改良もなかなかできていないらしい。
あとは婚活も兼ねてフロリダ共同体に移住した私は、農地の広さにまず驚く。
ニューインフェルノでも広いなーと思っていた農地の数十倍あり、そこから大量の作物が穫れる事を想像するとニヤニヤが止まらない。
作物は作れば作るほど子供を育てられる余力が産まれるから好きだ!
で、堕天使族の方と仲良くなり、子供を作る機会に恵まれた。
私の子供はお腹の中で種になり、アルラウネ族で主流になった大きな鉢植えで育てると、白色の大きな花が咲いた。
ボコボコと地面から出てきたアルラウネは白アルラウネと呼ばれ、私は子供を可愛がったし、もっともっと増やそうと頑張った。
毎年2人産んでいき、子供達はある程度大きくなったらニューインフェルノに送り出し、ある子はそのまま独り立ちし、ある子は再び私と夫が経営する農園に戻ってきて働いてくれた。
そして白アルラウネ達はドラゴニアンと呼ばれる方々と交わり、再び紫アルラウネが産まれてくる。
植物と同じく、私達は白アルラウネと紫アルラウネの数がどんどん増えていき、次第に普通のアルラウネの数はあまり増えないのに、白と紫ばかりが増えていく結果に繋がるのだった。
【雑談板 パート15】
1:名無しのアルラウネ
混血の男のアルラウネってどうしてるの?
2:名無しのアルラウネ
道行くアルラウネに声をかけて頭の花に精液かけてる感じ
というかアルラウネの殆どが体内では他種族の種を孕んでるから頭しか産める場所が残ってない
3:名無しのアルラウネ
悲しいなぁ
4:名無しのアルラウネ
でも男のアルラウネは精液は滅茶苦茶ドロっとしていて濃いけど、量が出なければ2回出したら半年は立たないじゃん。
それに比べて他の魔族は硬いし長いし、何回も出してくれるからこっちも気持ちいいんだよね
5:名無しのアルラウネ
わかる!
6:名無しのアルラウネ
気持ちいいよね他の魔族
7:名無しのアルラウネ
というかやっぱりフロリダ共同体に行ったほうが良い?
今成り行きで大学で魔法の勉強しているけど
8:名無しのアルラウネ
大学まで行ったら開拓従事の方が良いんじゃない?
一般的なアルラウネよりも強いだろうし、開発分の土地も保有できるし
9:名無しのアルラウネ
フロリダの方が土地は余ってるけど海が遠くなる。
一方インフェルノ島(キューバ)の方は強い魔物が出るけど、フロリダ共同体で見つかったペガサスに乗れば町に出やすいんだよね
10:名無しのアルラウネ
利便性か拡張性か
11:名無しのアルラウネ
私達新魔族はお話に出てくる旧魔族みたいに滅亡するわけにはいかないからね
12:名無しのアルラウネ
銃撃ってみたけど、便利だねあれ。
クマとか一撃で倒せるし、音で威圧になるし
13:名無しのアルラウネ
でもあれ高いんだよね
職人が1つ1つ作ってるし、暴発しないように耐久性の高い金属を使用しているらしいから
14:名無しのアルラウネ
うへ~、銃かぁ
15:名無しのアルラウネ
でも戦いを好むアルラウネって少ないよね?
16:名無しのアルラウネ
まぁ基本植物育ててるのが好きな種族だし
でも父さんとかは文明化したって言ってるよね
17:名無しのアルラウネ
服着て家のベッドで眠って···それが普通じゃない?
18:名無しのアルラウネ
原種アルラウネは魔法が殆ど使えないからこうやって掲示板で愚痴を言い合う事も出来ないし、家の概念が無いから木陰で休んで、服も着ないよ
19:名無しのアルラウネ
ええ!?
20:名無しのアルラウネ
あと種が殆と育たない。
今は栄養の沢山含んだ土に水を毎日あげて、日当たりの良い場所に鉢植えを置いておけばほぼ育ってくれるけど、鳥や獣が種をほじって食べたり、雨が続くと腐ったりするから育たなかったらしいよ
21:名無しのアルラウネ
そう考えると私達が増え続けているのは結構な奇跡なんだね
22:名無しのアルラウネ
今新魔族の人口はここ15年で激増して5000人超えたんだっけ?
その約7割アルラウネ族だしね
23:名無しのアルラウネ
知能が高くて増えやすい
1年に平均2人生みます
3年で子供産めるようになります···うーんこの
24:名無しのアルラウネ
まぁ3年目で孕むと体への影響が大きいし、学校に通っているから卒業してからが主流だけどね
25:名無しのアルラウネ
そう言えば今度また探検隊が編成されるらしいじゃん
26:名無しのアルラウネ
へぇー次はどこを探検するの?
27:名無しのアルラウネ
カリブ海の西にある細い土地だって
28:名無しのアルラウネ
地図だとここ【念写】(中部アメリカ パナマ辺り)
29:名無しのアルラウネ
ドラゴンライダーも増えたから色々な方向から検証するって
30:名無しのアルラウネ
へぇー
31:名無しのアルラウネ
別種が見つかれば良いね
32:名無しのアルラウネ
美味しい物が見つかれば良いなぁ
ニューインフェルノにレントとメアリが流れ着き、新魔族を名乗ってから30年が経過していた。
アルラウネと堕天使とは同化が進んでいたが、人魚は少しずつ進展してようやく混血が50人を超えるかどうかという感じであった。
というのも混血になると魔族の方が血が強すぎて、肌の色が少し青色が濃い以外は転生魔族と同じ子供が生まれてきて、泳ぎは得意だが、水中呼吸ができないし、エコーで水中で会話もできなかった。
その為人魚達と混血を介したコミュニケーションを取ることに失敗し、しかも独自言語だし、人魚達は基本馬鹿なので身振り手振りで交渉はできても、言葉を覚える気は無いみたいだ。
混血が増えたのも漁の網に引っ掛かって助けると懐くという動物と同じであり、これ以上の友好関係構築は難しいという結論が付けられた。
ただ生活環境が魔族は地上、人魚は海中と被っていないので、共存は可能である。
30年でニューインフェルノは町と言えるくらい発展し、転生魔族達が工夫しまくって、上下水道を整備し、温泉を沸かし、清潔に心がけた結果、ローマ帝国みたいな都市が誕生していた。
この頃になるとコンクリートの錬金を半自動で大量に生産できる方法が確立し、コンクリート製の建物が増えてきている。
もちろん気候にあった建物が多いが、ラテンアメリカ風の建物が多くなり、地下1階、地上3階建ての建築物が多くなった。
地下は食料の保管庫で氷や雪を敷き詰めて冷凍室にし、1階でお店を開き食事を出し、2階と3階はアパートみたいになるのが普通だった。
魔法が使えるのが前提の家具が多く、トイレも水魔法で流すのがマナーであったり、火起こしも魔法で行う。
洗濯物は町の各所に存在する水を垂れ流しにする場所に巨大な木箱を置いてバルトリと呼ばれる自然のランドリーで洗濯する。
ただ雨が続いて外で洗濯物を干せない時はマンションの廊下や部屋の中にロープを張って、風魔法を使って乾燥させなけならない。
ただ町に住むのは魔法や錬金術を研究している者や学生、衣類を作っている工場勤務の者や生活用品を作っている者と学園都市と工業地域みたいな感じになっていた。
多くの者はニューインフェルノの郊外で農業や牧場を営んでいる。
ただ少し手狭になり始めたのでインフェルノ島(キューバ)にも第二都市や第三都市を建築した方が良いという案が出始めており、ほぼ都市国家みたいなのから脱皮をする転換期に入りつつあった。