転生魔族〜新大陸に新国家建国を〜   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ヘビ人間の国 ヴァルシア制圧

「中部アメリカかぁ、前世では行ったことなかったなぁ」

 

 ドラゴンライダーの転生魔族のリリーがドラゴンの背中に取り付けた鞍の上でボソっと呟く。

 

『ねぇリリーの前世だとここら辺には何があったの?』

 

 相棒のドラゴン、電々丸がリリーに聞いてくる。

 

 空中で凄まじい風圧の中、会話ができるのは魔法によるものである。

 

「パナマ運河っていうでっかい人工の川? みたいなのがあったかな。あと滅茶苦茶広い珊瑚礁と···マヤ文明っていう古代文明があったかな」

 

『じゃあ今回もそんな文明が見つかるかな?』

 

「どうだろう。あると面白いとは思うけど···」

 

 するとメキシコ南東部に巨大建造物があると掲示板で連絡があり、ゴンドラに乗っている探検隊の皆さんにも向かうかどうかを尋ね、向かうという意見が多数だったので、向かってみることにした。

 

 リリー達が向かうと、そこはマヤ文明が栄えた位置と同じであり、ピラミッドみたいな巨大建造物が建てられていた。

 

 電々丸から降りたリリーと探検隊の皆さんは他のドラゴンに乗っていた方々とも合流し、続々と集まっていた。

 

「ピラミッド?」

 

 リリーは近づこうとするが危ないから近づかないでと探検隊の方に止められる。

 

 魔法の力がすると言われ、触ったらギミックが発動するかもしれないと警戒している。

 

 探検隊やドラゴンライダーの皆は周囲を探し始めるとピラミッドから入口が現れ、中から下半身が蛇、上半身が人の姿をした者達が槍で武装して襲いかかってきた。

 

「隊列を組み迎撃する! ドラゴンライダーは空中から援護を!」

 

 即座に探検隊の隊長が指示を出し、迎撃態勢をとる。

 

 隊列を組み、銃を構え、発砲を開始する。

 

「うぎゃ!」

 

「みぎゃ!?」

 

 ヘビ人間達は魔法で防御するが、障壁を貫通してくる攻撃に驚く。

 

 ただ肉体強化の魔法を事前に掛けているのか即死するヘビ人間は少ない。

 

 ヘビ人間も呪文を唱え始めるが、そうはさせまいとドラゴン達が炎を噴射する。

 

 火炎放射から身を守るために防御魔法を展開するが、そうなると攻撃ができない。

 

 探検隊は再び装填が終わり発砲をすると、先程よりも多くのヘビ人間が倒れる。

 

 ヘビ人間達は銃とドラゴンによる火炎放射で封殺されてしまい、反撃ができなくっていた。

 

 ジリジリとヘビ人間の屍が増えていく。

 

 先程から叫んでいた偉そうなヘビ人間に弾丸が当たると他のヘビ人間は武器を捨てて頭を地面に付けてしまった。

 

 どうやら降参らしい。

 

 600人くらい居たが、500名近くが死亡し、残った100名も傷や火傷が酷く、様々な言葉を投げかけながら治癒魔法をかける。

 

 やはりと言うかドラゴン語を喋れる者がおり、話してみると半人半蛇のヘビ人間達はヴァルシアの民と名乗った。

 

 ヘビ人間達は巨大なピラミッドの中を居住スペースとして扱い、集団生活をしているらしい。

 

 ドラゴンは基本敵であるという方針から、我々新魔族を攻撃したと彼らは語る。

 

 戦士達がこれ以上倒されるとこの村落の維持ができなくなるからと降伏したらしい。

 

 で、強い者に従うとし、全面的に降伏するから、これ以上の攻撃はやめて欲しいと言われた。

 

 アルラウネや堕天使達とは違い、ちゃんと文明がある場合は同化が難しくなる。

 

 となると王族を人質にし、こちらの都合の良い様に教育して支配するのがベターである。

 

 とりあえず今回の賠償として権力者の娘や息子数名と非戦闘員の人質数名をよこすように要求し、条件を飲ませた。

 

 

 

 

 

 

 人質であるヘビ人間の少年がヴァルシアの王が黙ってないと噛みついてくるので話を乗せて喋らせると、ヴァルシアという王国の1貴族が今回捕らえた少年達らしく、強い軍隊を率いて復讐しに来るだろうと言ってきた。

 

 それをそのまま戦略班に連絡すると今回みたいな襲撃を繰り返して人を攫い、懐柔した者を王族にすげ替える事で植民地にし、労働者を産出する地域にしてしまおうと作戦がたてられた。

 

 人質達は魚の干物を作る作業をやらせられ、対価として食料を貰う生活を送った。

 

 ただ彼ら彼女らは見たことの無い豊富な食事や娯楽の多さ等の文化レベルの高さと国から売られたという意識から直ぐにこちらに従順となり、監視員の魔族と仲良くなって交わって子供を作るといった事が増えていた。

 

 一方王族は洗脳の様な教育で心を折りながら従順になるように教育を行った。

 

 上は無能で従順、側近はこちらの血縁で固めることで乗っ取れると判断したからだ。

 

 で、ドラゴンライダーや探検隊は電撃的にヴァルシアの村であるピラミッドを攻撃していき、国力を削いでいった。

 

 で、次の段階に移行する。

 

 攻撃を辞めて欲しければ人質を差し出せとし、人攫いを行い、どんどんインフェルノ島に連れ去ってしまう。

 

 団結して対抗しようにも空から来るので対抗できず、人がどんどん攫われて国力がどんどん落ちていった。

 

 20年もするとヴァルシアの王の権威は地に落ち、人質になっていた子供達や新魔族とのハーフが帰国して貴族達の権力を武力で奪っていく。

 

 あっという間に保護国化して新魔王軍に組み込まれるのであった。

 

 


 

 白アルラウネ

 

 父 堕天使族

 母 紫アルラウネ

 

 真っ白な大きな花を頭に咲かせている

 肌は黄緑色

 魔法が得意

 知能 普通

 植物の品種改良が得意

 

 成人まで3年

 成人身長160センチ(男女共通)

 

 

 

 ヘビ人間

 

 上半身人間、下半身が大蛇

 上半身は肌色、下半身は基本緑、黒に近いほど高貴とされる

 魔法 得意

 知識 高い

 蛇語を話すことができる

 卵生で大きな卵を1回の妊娠で4個から6個産む

 

 成人まで30年

 成人身長平均180センチ

 

 

 ヘビ魔族

 

 上半身魔族、下半身大蛇

 魔族と黒い蛇の下半身を持つ

 魔法 凄く得意

 知識 凄く高い

 蛇語を話せる

 魔族同様に筋力、頑丈さがヘビ人間の数倍

 活動できる温度もヘビ人間以上に広い

 

 成人まで15年

 成人身長平均2メートル

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