【白兎と死神は神を憎み、問題児揃いの集団を作る】 作:あましのの小説部屋
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通常『神の宴』は神々のみだけで行なうものだが、今回開かれるアポロン主催の『神の宴』は眷族一人を同伴させての宴である。
娯楽を常に求めている神々は面白がってその宴の提案を飲み込み、自分の眷族を自慢しようと着飾り始めだした。
またその眷属達も未知の世界に心を躍らせていた
一人を除いて…
「・・・・・・」ゴゴゴゴゴ
「ねえ、気持ちは分かるけどその殺気みたいなのは止めなさい」
そうベル・クラネルである。馬車の中を重い殺気で満たしていた。長い髪は後ろで束ねタキシードを着た格好で腕を組み威圧を出す
「それにこっちも・・・・」
「・・・冒険者・・・嫌い」ゴゴゴゴゴ
ハデスが横を振り返るとエレンもベルと同じく殺気みたいなのを出していた
7年前の事件で家族を失った二人は神と冒険者嫌いを発動していた。他の眷属も憎悪はあるがこの二人よりはひどくはない
「はあ、二人とも暴れなければいいんだけど」
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会場到着
豪華な建物に到着したハデス・ファミリア一行は馬車から降りる
「うわぁ・・・・」
「豪華・・・」
田舎出身の彼らに取ってこの景色はあまりにも見慣れないものだった
「ハデス、お手を」
「ありがと」
ハデスのエスコートをベルに任せ3人は中に入る
「おお、ハデスにベルくんにエレンくんじゃないか!」
「天界ぶりねヘスティア」
中に入るとヘスティア、リリルカ、クリフハイトと出会った
ちなみにヘスティアはハデスの姉にあたる
「リリ、最近はどう?」
「この間は申し訳ありませんでした」
「仕方ないよあの状況じゃ」、
エレンとリリは前回の出来事で話し合っている
「クリフハイトさんがこういう場に出るのは珍しいですね」
「まあ、ヘスティア様が『せっかくの機会なんだ行かないとそんじゃないか!』とかリリルカが『食費を減らせるチャンスです!行きましょう!』と言っててな」
「なんとなく分かります・・・(汗)」
なんとなく理解したベルは苦笑いをする
「来たからには楽しむだけだがな」
クリフハイトは少し口角を上げてワインを嗜む
「ではな、また何かあれば遠慮なく頼りなさい」
「おい、あれって【
「タキシードって、男の娘だったのか?!」
「男の娘来たああああああ!!」
「いやまて、男装女子という可能性も捨てきれないぞ!」
外野の神々が煩い、とベルが眉を顰めていると、奥からヘファイトス、ミアハ、タケミカヅチがやってきた。
「随分と話題になっているわね」
「全然嬉しくないです」
「あら、ヘファイトスとミアハとタケミカヅチじゃない」
「久しいなハデス、元気にはしていたか?」
「まあね、」
「諸君、今日はよく足を運んでくれた!」
そんなやり取りをしていると会場にアポロンの声が響いた。
「今回は私の一存で趣向を変えてみたが、気に入ってもらえただろうか!今宵は自慢の眷属と共にぜひ楽しんでいってくれ!」
アポロンは挨拶が終わるとハデスの方に目線を一瞬移してから去って行った
その後フレイヤ、ロキの登場や社交ダンスなどがあったが難なく終わった
ベルはハデスと踊り、その後エレンを誘おうとしたとき
「諸君、今宵は楽しんでいただけただろうか」
再びアポロンが姿を現した
「盛り上がっているようなら何より、こちらとしても、開いた甲斐があるというものだ」
「───さて、」
アポロンが話題を変える
「ハデス、先日君の眷属に世話になったな。おかげで私の愛しいルアンは、あの日、目を背けたくなるような姿で帰ってきた・・・・」
アポロンの手が向けられている方を見ると包帯グルグル巻きになったルアンが出てきた
ハデスとベルはエレンの方を見るがエレンはそれを否定する。だが、アポロンは更に言いがかりをつける。それでも屈しないハデス達にアポロンは戦争遊戯を申し込んだ。アポロン側の要求は「エレン・スピネルを貰う」ことだった。
娯楽好きな神が騒ぎ出し、ハデスはそれを受諾した
その後神の宴はお開きとなり、各々帰路につく
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(さっきはああいったけど、そのためにも条件を揃えるわよ)
ハデスが不適に笑う