【白兎と死神は神を憎み、問題児揃いの集団を作る】   作:あましのの小説部屋

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これからは不定期投稿になりそうです


File10:遠征組の合流と眷属会議

「ようやく着いたぜ、オラリオォォ!!」ゴッ

「煩い、少しは静かにしてくれ」

大声で叫ぶ男に対して剣の柄で叩く女性

「一応世間的には目立つ訳にはいかないんだ。これ以上は辞めろ」

騎士の格好をしている女性は大柄の男性を宥める

「───先に行きませんか、さっきから目立っていますし」

ペストマスクの人物に言われて辺りを見回すと人々とが注目している

「どちらかと言えば貴殿の方ではないか?」

「と、とにかく行きますよ!」

 

──────────────────────

本拠

「遠征メンバー?」

「エレンはまだあったことないかもだけどあともう四人うちのファミリアにいる」

エレンとリークがリビングでベルが作ったアップルパイを食べながら話す

「元騎士のアリス、闇派閥出身のザック、そして特殊な魔法を使う魔導師兼弓士。まあ、揃いも揃ってクセの強い連中だ。」

 

「あれ?それならあともう一人は・・・・」はむっ

エレンが首をかしげる

「ああ、遠征メンバーではない団員は一人だけお前は会っていない、あいつは部屋から出たがらないからな。まあ、この話は一旦置いとこう」

彼の顔には仲間の再会を喜ぶ表情ではなく新たな厄介事を予感するそれだった。

「それにしてはあまり元気がないですね」あむっ

 

「当然だ、今の状況でも抑えるのに精一杯なのをさらに仕事が増えるとなるとこの感じになるだろうよ」

エレンはリークとあまり接点がないから知らないがこの問題児だらけの集団を制御していたのは彼であった。

 

すぐ感情に流され暴走するハデスとフォス、無茶ばっかりして団員を心配させまくるベルとエレン、他の派閥との問題が絶えないレヴ。彼らだけでも手一杯なのにさらに同じ位の問題児3人戻る事実だけでも胃が痛くなる案件であった。さらにここにもう一人加わる。

 

(たしか、地下室にまだ行ったことない部屋が合ったような.....もしかしてそこに?あとで行ってみよう)

 

「とりあえず、根はいい奴らだからすぐ仲良くなれると思うぜ!」

そうリークはサムズアップした

「そういえばリークさん」

エレンが気になったことを質問する

「リークさんはなぜハデスファミリアに?」

「ゴロツキだった頃ハデスに喧嘩を売って、ボコボコにされそのまま入団」

「今では面影ありませんけど......」

「このファミリアのやばさに一周回って冷静になった」

そういうリークは何処か遠い目をしていた。

「うん......今思えばいい......思い出だった......」

──と思いたいと言いたそうなリークであった。

 

──────▼─────────────────

エレン視点

「さて、そろそろ会議も近いし片付けるか」

「そうですね、私が片付けますから先に行ってて下さい」

「悪いね、お言葉に甘えるよ」

そうして私は台所を後にし、会議室に行く途中例の地下室に繋がる階段を見つけた。

「少しだけ行ってみようかな・・・・」

好奇心に駆られ、階段に踏み出したその時───

「───辞めた方がいいですよ」ヌッ

横から上半分だけのペストマスクを被った人物が話しかけてきた

「ッ?!」ツルッ

その時、階段から踏み外した。

頭をぶつける寸前

『第一の音、喜びの鈴』

 

【────止まれ】

 

「なにこれ──宙に浮いている?!」

 

「間に合ってよかった。ごめんね」

さっきの人がゆっくりと歩いて来て私を抱きかかえる

「────でも、あの部屋に行くのはおすすめしない。────あの人は色々と取り扱い注意だから」

そして私をさっきの位置に戻すと

『声はもう届かない、無音の領域』

「動けるようになったけどあの部屋には一人で行かないで。行くとしてもハデス様かベルさんと一緒に」

 

「は、はい」

なんていうか実態が掴めない人だった。声も姿も

 

□ □ □ □

会議室

会議が始まる数分前、レヴを除いた全員が集合している

(あ、さっきの人)

空席は4名

「レヴはいつもの通り欠席。遠征メンバーが揃ったら始めるわ」

今日はハデスが取り仕切る

ギィッ

「すまん、遅れた」

「久しいなぁ!お前ら!!」

現れたのは長身の男女

「よし、揃ったわね。自己紹介はあとにして早速本題に入るわ。アリス、遠征での報告を」

茶髪のポニーテールをした長身女性が起ち上がる

「こちらとしましてはラシャプ・ファミリアの殲滅、そしてホーリーローズ教団の各闇派閥への人材派遣を確認しました」

 

「ホーリーローズ教団・・・」

フォスの顔が歪む

ホーリーローズ教団、通称:悪魔崇拝教団。

表向きは中立の組織なのだが実態としては各派閥で方針がバラバラであり一枚岩ではなく黒に限りなく近い組織。だがギルドも手が出せないレベルで確証を得られていない。

その中でも【色欲】セス・アスモデウスはフォスと因縁がある

「今回はどの派閥?【憤怒】は壊滅、【嫉妬】は機能停止としてあと五つあるよね」

ベルが質問する

「すべてだ」

『『『っ?!』』』

「あり得ない、バラバラに行動したとしてもここまで揃うって」

「遂に動き出したか」

困惑するフォス、覚悟を決めるリーク

「予測が確信に変わったわ。こちらの情報も照らし合わせましょう」

「まず、こちらに動きがあったのは【イケロス・ファミリア】【イシュタル・ファミリア】【タナトス・ファミリア】エニュオ、この四つよ」

「おいおい、滾るじゃねえか」

「────だけどこれだけの相手この人数で相手するのは大変じゃないですか?」

「だからもう一つの報告────エオス・ファミリアを引き入れる」

「もう壊滅したファミリアをどうやって・・・」

リークの問いにベルが答える

「いや、まだ3人残っている」

 

「ベルの言うとおりエオス・ファミリアにはまだ猛者が残っていてしかも全員無所属。彼ら全員をうちのファミリアに引き入れ戦力を確保し一気に叩くわよ!」

 




エレンが来る前の料理担当はベルでした
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