【白兎と死神は神を憎み、問題児揃いの集団を作る】 作:あましのの小説部屋
【冒険者】
神からの恩恵をもらいダンジョンと呼ばれる大穴から沸くモンスターと戦う職業。一攫千金を狙うもの、名誉を得ようとする者、そして出会いを求めるの者。だがハイリスクハイリターンであり死者は後を絶たない。そんな死と隣り合わせの職業とは縁遠い場所の孤児院に長髪で薄紅色の髪を持つ少女がいた。
「今日もいい天気ね、晩御飯は何にしようかしら。あの子達食べ盛りだし」
今は晩御飯の献立を考えている
「おう、嬢ちゃん。今日はいい肉入ってるよ!」
「いいわね、それにするわ」
買い物をした後、ダイダロス通りに入り、そしてある所に着く
【マリア孤児院】
色々な理由で貧民街である迷宮街に赤ん坊を置いていく人が後を絶たなく、彼らをマリアが引き取り教会を使い孤児院を経営している。
「いらっしゃい、エレン姉ちゃん!」
「久しぶり、ライ」
彼女が来ると一人の男の子がやってくる
ライ、マリア孤児院に住んでいる一人だ
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オリ主視点
私はエレン。孤児院にはお世話になった恩があるので働かせてもらっている。働くと言っても本業ではない。
私の本業は配達員、オラリオの外壁5周を余裕で走れるほどの体力バカな体を使い働いている
【ベル・クラネル】
白髪赤目の兎のような少年で私の幼馴染みだ。最近はどうしているのかわからない
そんな事を考えながら夕飯を作る。そしてこうしていると何故か昔の事を思い出す
7年前、私が当時7歳でまだベルと一緒に暮らしていた頃、ある二人の男女二人が家に来た
一人は灰色の髪をして、黒いドレスを着た女性、アルフィア。
・・・・目は常に閉じていたけどベルに聞いたら緑と灰色のオッドアイをしているらしい
もう一人は顔に大きな傷があり筋骨隆々の男性、ザルド。
・・・・彼は私の父と言った。そして料理がおいしかった(本当は伯父なのだがベルとアルフィアとの関係をみて私がお願いした)
だけどそんな生活も終わりを迎える。
ある日、黒い神様がうちに訪れた
「英雄の踏み台」とか「終末の時計」とかが聞こえてきたけど当時の私では理解出来なかったけれど重要な事を話していることだけは分かった
次の日、お義父さん達は今までのことが嘘であったかのようにいなくなっていた。お爺ちゃんに聞いても教えてくれてくれなかったし、ベルはひどく悲しんでいた。
その晩私達はオラリオに向かった。昨日の会話にオラリオという地名か出ていたのでそこにいると思って探しに行った。その時はちょうど門番はいなくすぐに入ることが出来たがそこで見た光景は地獄そのものだった。
辺りは悲鳴と断末魔で溢れかえっていた、だけどそれでも探し続けた。
ある時ベルとはぐれてしまったと同時に「アルフィアお義母さん」と聞こえた。その後周りの人がベルを親しいもの達の仇だと思いつぎつぎと暴行を加えた。私は物陰で見ていることしか出来なかった
私に助ける視線を送っていたがもし私までその殺意が向けられることを恐れベルを見殺しにしその場を急いで離れた。当時の私には罪悪感を感じる余裕がなかった、ただただ殺されないために必死だった。
そして私はお義父さんの遺体を見てしまった近づきはしなかった近づけばベルの二の舞になるからだ。
それからはその衝撃であまり覚えていなかったのだがマリアさん曰く路地裏で蹲っていたところを彼女に拾われたそうだ。
そんなこんなで夕食が完成し、みんなと食卓を共にした。みんな食べる時は良い笑顔で食べてくれる、料理人冥利に尽きるってもんだ
食べ終わると少しみんなと話し私は帰路に着く、そして自宅に戻りベッドに寝る。これで私の一日は終わりだ。
今はどうしているのか分からない幼馴染みを思いながら眠りにつく、考えても何も変わることはないというのに...
翌日、ハデスと名乗る女神が私の元を訪ねた。
どうやら勧誘らしい
「お言葉ですが丁重に断らせて頂きます」
私は冒険者にはならないと決めているのだ
「そうですか、ならせめて会わせたい人がいるよだけど」
「まあ、そのくらいなら」
そこでまず見たのは
「久しぶり、エレン」
「ベル....今までどこに」
路地裏で会ったのは幼馴染みだった
「強いて言うなら正体を隠していたからかな」
こんなふうに、と言いながらチョーカーを付ける
「これで誰だか分からないでしょ」ドヤ
そこには純白のロングコートを羽織り首に黒のチョーカーを付けた桃色長髪で紫眼の少年とも少女ともとれる子供が現れた。確かに身を隠すにはいいけども
「さすがにわかるよベル」
だって、変わったところって髪の色、長さと目の色だけだし
「今はノルン・シンセサイザ、ノルンと呼んでくれないかな。」
「本題に入らせて貰うよ」
黙っていたハデス様が口を開く
「貴女の言いたいことは大体わかります。ベル...いえノルンを盾に勧誘ってところですか。何度も言いますが私は冒険者になるつもりはありません。」
こればかりは気持ちは変わらない
「ノルンもそうだったように貴女も警戒心強いわね」
「私、冒険者嫌いですので」
「別に冒険者になって欲しい訳ではないよ」
ベルが予想外の答えを出した
「じゃあ、なんで」
「エレンが冒険者が嫌いな気持ちと僕が神を嫌っている気持ちが似ているから」
「私達のファミリアは表向きには探索系だけど実際は冒険者殺し専門の復讐代行。」
聞いたことがある、ダンジョンでは殺人もモンスターのせいに出来るからギルドも裁くことはしない。そんな相手を殺す業者
「僕達が日の光を浴びるには英雄になるしかない」
「でもどうやって」
「初めから決まっている、正攻法がなかったら裏から上り詰めて
「だけどエレンはまだ正攻法が残っている。だから無理に入らなくていい。
「?!ベル!それは!」
ベルが変装を解除する
「だから、ここは手を引いてくれないか。あと、最後に敵として会う前に話せてよかった。」
そう微笑むと立ち去ろうとする
「行こうハデス」
私はなんの為にオラリオに残っている?
マリアさんに恩返しするため? 違う
この生活が楽しいから? 違う
待って、まだ、、、
「ベル!!」
答えは決まった
「私は決めた!貴方達のファミリアに入団して魔王になる!」
「?!」
「そして今度こそ貴方を一人にしない」
「こっちは茨の道だぞ」
「望むところよ、覚悟は出来ている」
ベルは口角を上げ
「ようこそ、ハデス・ファミリアへ」
この出会いが後のオラリオに多大な影響を与えるとはこの時は思わなかった
次回本編入ります
ハデス・ファミリアのステイタスをまとめた話は作る?
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作る
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作らない