相模原討伐作戦の翌日。
人的被害こそ軽微だったが、大怪獣以上の怪獣が2体も──しかも未討伐の個体が存在するという事態は、防衛隊上層部に大きな波紋を齎した。
『───速報です。今回の事件を受けて防衛隊は、試験会場及び相模原に現れた人型怪獣を長期討伐対象とみなし、コードネーム怪獣9号と認定しました』
怪獣8号に続く、新たな識別怪獣。
しかも9号は人語を解する知能と人間への擬態という極めて特異かつ厄介な特性を持つ。
12:00ぴったり。
何の前兆も無く白昼堂々、渋谷スクランブル交差点の4面ビジョンが突如として9号によってジャックされた。
ハロー、日本国民のみなサん。
怪獣9号でス。
手短に、要件だけを伝エます。
3ヶ月後、僕は
勝つのハ僕たち怪獣か、それとも防衛隊か。
勝負ダ、日本防衛隊。
こノ国を護ってみせロ。
◆◆
相模原討伐作戦、そして9号の宣戦布告から3週間後。
怪獣10号率いる翼竜系怪獣群が
余獣すらも
それらの首魁である怪獣10号はフォルティチュード8.3···掛け値なしの化物、大怪獣だった。
それでも保科宗四郎、亜白ミナ、四ノ宮キコルらの奮闘により辛くも撃破。
最後の“超巨大余獣爆弾”の起爆も8号が威力を削ぎ、立川基地の防衛は成功した。
正体を現した怪獣8号───日比野カフカは亜白ミナによって身柄を拘束。
有明りんかい基地に移送され、そこで
日比野カフカは“暴走”時の経験を活かして善戦するも、功の猛攻に耐えかね遂に再“暴走”。
ナンバーズの中に在る怪獣2号に反応した“8号”が功を殺害しかけるが、寸前で身体の主導権を取り戻した日比野カフカの自滅によって決着した。
この結果から、四ノ宮功は「怪獣化は制御できる」と判断し、8号を兵器化せずに戦力にすることを決断した。
立川基地襲撃から1週間後。
東京都品川区の地下から、おびただしい数の蟻型怪獣を率いた9号が
対するは従来の第一部隊に
まずは“暴走”の恐怖を乗り越えた
安堵も束の間、今度はより強力な9号が東方師団司令部を襲撃。
司令部が壊滅したためフォルティチュードは不明だが、8.5を超えていることは確実であった。
9号は識別怪獣兵器2号のアーマーを奪取し、即座に離脱。その後一分と経たずに8号と鳴海が駆けつけるも、既に9号は視認できないほど遠くへ離れていた。
実質的に識別怪獣を2体討伐することで、新生した第一部隊の実力を示すことには成功した。
しかし識別怪獣兵器2号の要であるアーマーを奪取され、四ノ宮功の中に在った怪獣2号の力は著しく減衰。
9号の完全討伐にも失敗した······。
品川討伐作戦から3日後。
厳戒態勢が敷かれていた東方司令研究棟に9号の──おそらくはその分体──が侵入。
そして培養槽の中で、頭部のみの状態で生かされていた10号に接触、目覚めさせた。
監視カメラの映像データ等から、人類には理解の出来ない言語(?)によって少しのコミュニケーションを取ったことが確認されている。
また、その直後に10号のフォルティチュードが5.7から6.2に上昇したことも確認されている。
「
たまたま外に出払っていた研究員はすぐに異変を察知し、隊員の派遣を要請。
隊員たちが現場に着いた頃には9号は既に消えており、10号の愉快そうな笑い声だけが研究室に響いていたという。
翌日、10号の覚醒並びに強度上昇の報せを受けた保科宗四郎が10号と対話。
その際におおよそ下記の内容を供述した。
「俺は9号に作り出された」
「昨日
「俺を武器化し、俺と闘え」
「
(······9号が潜伏している現状、情報も戦力も足りない。打開には10号の存在は不可欠だ。)
(意思を持った識別大怪獣の兵器化で発生するリスクを踏まえても、10号の武器化はそれなりに悪くない選択なのではないか。)
───保科はそう判断し、10号の武器化とその使用を許諾した。
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*“Helm”というのは、今作の9号が考えた10号のあだ名です。
和訳すると『舵』『兜』といった意味になります。
原作の流れから外れるための『舵』となれ···という意味や、単純に頭が『カブト』ムシっぽいなあ···という意味(?)なんかが込められているとかいないとか。
(多分この設定が今後の話に出てくることは)
ないです。
9号は好きですか?
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好き
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好きじゃない
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エリンギ
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筋肉