アルセウス「全てのポケモン倒してください」一般ミジュマル転生者「は?」 作:琥珀色の大西洋サバ
……投稿遅れて申し訳ございませんでしたぁぁぁ!!!
本当にすみません!!ここ最近忙しくて………(ガチ)
多分投稿頻度が今後も落ちると思います。
……まぁ、でもエタる事だけは避けられるように努力しますので今後ともよろしくお願いします!!
ゾロアがくっころ的な発言をしてから30分が経った。
シャリシャリ!!バクバク!!
そして現在、ゾロアは食事中だ。
「…まぁ、その、なんだ。…ゆっくり食えよ?」
「あんたはあちきの親でありんすか」
「いや、すごい食うな…って思って」
とにかくゾロアの食いっぷりがすごい。
もう少年漫画の主人公キャラかよってくらいの勢いで食ってる。
……俺だったら絶対喉詰まらせるな。見てると心配になる。
「そりゃそうでありんすよ。こちとらもう三日は何も食べてないんでありんすから」
……コイツ本当に何があったんだよ。
3日間何も食ってないって………
いや本人が嫌がっているから詮索はしないけどさ。
モグモグ
「ひはひ…」
「飲み込んでから喋れよ。喉に詰まったらどうすんだ」
ゴクン!!
「ふぅ……」
「しかし……あんた、甘い奴でありんすね。あちき、まだあんたの質問に対して何も答えてないでありんすよ?」
「いや本当は答えてほしいんだけどな…」
…そう。実はゾロアはまだ俺の質問に答えていない。
いやね?
なんか見てるとお腹空かせている姿が可哀想になってきてきちゃって………
結局昼飯あげちゃったんだよね。
テヘペロ!!
……だから[甘い奴]って言われたんだろうな俺。ハハッ。
……とまぁ、そんな訳でこのゾロアについてのことは結局何も分からないままである。
……いや別にそれでも全然いいんだけどね。
……だってそこまでしてこのゾロアがここに来た理由を知りたいって訳でもないし……
拷問とかそんな恐ろしい事をして無理矢理言わすのは倫理観的によくないし……
あと正直、[知れるといいなぁ]ってくらいの感覚だったから、そこまで知ろうという訳ではないからな。
一応30分は待ったけど、ゾロアの方も全く折れる気配がなさそうだったし、そもそも問題は俺の住処を奪おうとすることだしな。
あ、住処の問題の方は早めに解決しておきたい所だな。
今後の生活に大きく関わるだろうし、ゾロアが食べ終わったらどうするか決めるか。
……まぁ、それまではゆっくり食べさせるか。
さっき[3日は何も食ってない]って言ってたし、その分くらいは食べさせてもいいだろう。
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「ご馳走様でありんした」
ゾロアが昼飯を食い終わった。
「美味しかったか?」
「……まぁ、美味かったでありんすよ」
「………」
…そろそろ住処の問題の方について話し合っても良さそうだな。
さて、まともに会話ができればいいんだが……
「なぁ、ゾロア」
「お前、やっぱここから出ていく気は… 「ないでありんすよ?」」
「だよなぁ……」
「いやな?一応言っておくけどここ俺の家だからな?ここにずっと居座ってもらうわけにもいかないぞ?」
「は?何言っているのでありんすか?あちきはここにいる。つまりここはもう実質あちきの家でありんすよ?」
「話が破綻してるじゃねぇか」
何も考えてなさそうにゾロアが言う。
なんか漫画でこんな感じに話が飛躍する奴いたの思い出したわ。あの漫画未だに完結してないんだよなぁ……… *1
「あら?あちきがあんたからここを奪えば話の破綻はなくなるでありんしょう?」
「なんつー自分勝手な奴だよ……」
「フッ!!残念ながらこの世は弱肉強食!!強い奴が正しいのでありんすよ!!つまりあちきは何をしても正しいのでありんす!!」
突然の大声。
………何言ってんだコイツ。
「デコピンで絶叫を上げてた奴がよく言うわ」
ギクッ!!
「と、とにかくここはあちきの家でありんす!!つまりあんたは侵入者!!さっさとここから出ていけ!!」
……YouTubeによく出てくるざまぁ系音声コミックの悪役キャラが主人公を家から追い出す時ぐらいの唐突さだな……
「でーていけ!!でーていけ!!さっさとでーていけ!!しばくぞ!!!」
「うるさい黙れ(デコピンの構え)」
「ハイ……」
………まぁ、それにしても予想はしてたが、やっぱりゾロアはこの場所を譲るつもりはなさそうだ。
それなら………
「もう一軒建てるかぁ………」
まぁ、建て終わるまで三日はかかるし、それなりの労力も必要だが……
新しく建てるのが一番平和的で良い選択肢だろうしなぁ………
仕方ない。
じゃあ早速作業に取り掛かるとするか………
やるなら早くやった方がいいしな………
「……へ?」
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[ヒスイ地方・近海]
一方その頃、ヒスイ地方の近海にその上の大船に"鬼"がいた。
「あぁ……退屈だ……」
鬼は大船の揺れに身を任し、そう嘆く。
「人間の女の肉の味も飽きた……」
「おい、酒」
紫色の艶やかな舞妓が徳利を持ちながら鬼の方へ向かい、緑色の猪口にちょろちょろと赤い色の酒を注ぐ。
そして鬼はそれをぐいっと飲み干し、小さな一息を吐いた。
「はぁ……もう一杯」
そう言いながら鬼は猪口を舞妓に差し出し、大船の甲板の中心を眺める。
そこには桃色の鎖で縛りつけられている赤色に染まった大きな狛犬がいた。
そして鬼は語る。淡々と、狛犬に向かって。
「俺は人間は俺たちポケモンの"奴隷"であるべきだと思っている」
「奴らは実に弱い。俺たちポケモンと比べて他者に攻撃する力が無い。それに他者からの攻撃を防ぐ物も無い。他者から逃げるスピードも無い。取り柄は頭がいいことぐらいだ。そうだろ?」
「それならポケモンの俺たちが奴らを有効的に使ってやったほうがいい」
「これからはポケモンの時代になる……」
「……さて、お前は人間をどう思う?」
「聞かせておくれよ……」
「なぁ……ウインディ?」
鬼はケタケタと笑う。
それはまるで新しい玩具を見つけた子供の様だった。