アルセウス「全てのポケモン倒してください」一般ミジュマル転生者「は?」   作:琥珀色の大西洋サバ

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"復讐"

 

ということでゾロア用の住処を作り始めることになった。

どうやら拠点が作れるというアドバンテージはゾロアにとって大きかったようだ。

 

説明したらすぐに「作り方教えろくださいでありんす!!」って叫んできた。

 

……どこまで俺のこと警戒してんだよ。

サトシのミジュマルのせいで[ミジュマルは女好き]ってイメージが広がったせいか?勘弁してくれ。

 

 

…いやそりゃ俺も男だけどさぁ…………

 

 

 

 

 

 

 

……はぁ。

 

 

 

 

 

 

 

……話、戻すか。

 

 

 

 

 

まぁ、とりあえずさっきゾロアが「作り方教えろくださいでありんす!!」と叫んできた通り、ゾロア自身も拠点作りに参加するつもりらしい。

元々は俺1人で作るつもりだったが、ゾロアが「2人で作れば作業効率は2倍でありんす」って言ってきたのでゾロアを解放して2人で行動することになった。

 

まぁ、新しく拠点ができるなら俺のをわざわざ奪う利点は無くなるしな。解放しても問題はないだろう。

あと、ゾロアはもう一つの拠点ができるまで俺の所で居候するということになっている。

元々1人で過ごすつもりだった拠点なので結構狭い。まぁ、新しい方が完成すればそんなことはなくなるので少し我慢だ。

 

 

とまぁ、そんなわけで拠点作成が始まった訳なんだが………

 

————————————————

 

「ぜぇ…ぜぇ……」

 

「疲れたでありんすぅ!!!」

 

 

ゾロアさん、正直言ってあんま役に立ってないんだなよなぁ………

 

 

だって四足歩行だから荷物とかあまり抱えられないし………

手を使った精密な作業も出来ないし…………

 

 

………うん。

 

 

 

「後は任せたでありんす!!あちきはお昼寝でもしてるでありんす!!」

 

「今もう夕方の時刻じゃね?」

 

あと定期的にサボる。

まぁ、ゾロアがサボってもサボってなくても作業効率はほとんど同じなんだけどな。ハハッ。

 

 

 

 

なんか俺も疲れてきたなぁ………

今日はここまでにして明日やるか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

……ん?ちょっと待て。

 

俺さっき[四足歩行だから〜〜ができない]的なこと言ってたよな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ミジュマルの最終進化形、ダイケンキじゃね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………帰るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

—————————————

 

「おかえりなさいでありんす」

「お前サボって先に帰ってた癖によく言うわ」

 

コイツめ。せめて最後まで手伝えや。

 

 

……いや、やっぱいいや。

 

 

「……なんでありんす?その勝手に期待して勝手に失望したような顔は。腹が立つでありんすよ」

「いや別に。何でもないが?」

 

「……まぁ、いいでありんすよ。それよりも夕飯の時間でありんす。なので早くご飯をこっちに渡すでありんす」

 

 

 

 

……やっぱ腹立つなコイツ。居候の癖に。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに飯食った後、俺たちはそのままで就寝した。

 

 

 

 

 

 

 

……やっぱ狭ぇわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、寝るけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

——————————————

 

 

「……寝たでありんすか」

 

 

 

 

 

 

 

 

狐はそのまま外へ出る。アイツに気づかれない様に。ゆったりと、こっそりと。

 

 

 

 

「今日は立派な満月でありんすね………」

 

狐は空を見上げ、そのままその場で寝転び、そう呟く。

その表情はどこか悲しそうで、儚げだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、満月に手を伸ばし、

 

 

 

 

 

 

 

 

「…必ず……必ず復讐してやるでありんす…」

 

 

 

 

 

思いきり握りしめた。

 

自分が憎む、恨むべき相手を思いながら。

怨嗟を込めて。手から血が流れる程に。

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

そして手の力を抜き、狐は起き上がる。

そろそろ寝床に戻らなくてはいけないと思ったのだろう。

明日は早い。一刻も早く安全を確保して復讐の為の体制を整えなければ。

スタスタと、トコトコと。早歩きで中に戻る。

 

 

 

「だから見ててくださいでありんすよ……母上、テンちゃん」

 

 

 

 

そして中に入る一歩手前で狐はそう誓った。

 

必ず復讐を成し遂げると。仇を取ってやると。

 

 

 

 

その姿はまさしく、[恨み狐]の様だった。

 

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