アラモスの生徒   作:タラタラ

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誰かにとっての明晰夢

 

暗闇の中 声が聞こえる

次の瞬間

モニターの砂嵐のような不鮮明な景色が通り過ぎる

 

それは砂漠での居場所を守る物語

 

『先輩たちはもっとしっかりしてください!』

 

『ホシノちゃん!■■■■ちゃん!ねえ知ってる?

 アビドスのどこかには世界のどこよりも星空がきれいに見える場所があるんだって!』

 

『ごめんね、ホシノ。今更僕が言っても説得力も真実味も無い話だけどね。』

 

『じゃあ、あなたは一体何者何ですか!今まで何をしていたんですか!なんで黙るんですか!

 …もう、いいです。あなたを捕まえて吐かせればいいだけの話です。』

 

『待って。行か、ないで』

 

『今の僕じゃああまりにもできることが限られている。

 でも何もできない訳じゃないんだよ。

Wish upon a stra(星に願いを)

 夢や願いを語らずには何も始まらないからね。

 だからこそ僕は願うよ。』

 

 

 

 

それは己の在り方に苦難する少女の物語

 

『なぜでしょう?アリスはこの名前を前にも言われたような気がします。』

 

『パンパカパーン!アリスは宝の地図を発見しました。』

 

『これは、間違いない。二年に渡る君に対する疑問の1つが解消したよ。

 だが、君たちの身に一体何が起きたというんだい?』

 

『否定、me()は確かに人間ではないのでしょう。

 but(ですが)!マイマスターは…■■■■様はそんなme()を一人の人間として扱って下さいました!

 そしてそれは!her friend(彼女の友)もまた私を一人の人間として接してくれました!』

 

『アリスには!勇者の素質があることをミレニアムの守護を目的として生み出された■■■■であるme()が保証します!』

 

『力とは万象の根源…

 己が有する形のない象徴。

 だが…決して振り回していい理由にはなりえない。

 故に思慮する…故に考慮する

 所詮は使い方次第でしかない

 力とは己を確固たるものとする要素の1つ

 使いこなせば道を切り開くこともできるだろう』

 

 

それは楽園の名を冠する条約を巻き込んだ物語

 

『トリニティに存在する全ての花景色は一人の人物によって今の姿になったんですよ。』

 

『あの人はゲヘナで誰よりも自由な人だったわ。』

 

『それはありえない。アリウスは遥か昔に自治区を手放しているのだから。』

 

『表があれば裏がある。

 光があれば影が写る。

 (やつがれ)の力は■■■■の成り立ちを証明している。

 長い間伝承の物語だと思われたこの力が(やつがれ)の身に宿る事には意味がある。

 使命が存在すると考えている。

 だが孤独でいる必要はなかった。

 やるべき事は元より決まっている。

 だが、それ以上に怒りによる衝動として動きそうだ!』

 

『私は、アリウスである事に誇りを持っている。』

 

 

それは信念を突き通す者たちの物語

 

『二年前、複数の学園のトップ(生徒会長)及び影響力の高い人物が同時期に消息を絶ちました。』

 

『私は辿り着いてみせます。全ては来たる厄災を退けるため…』

 

『防衛室長、あなたは一体何を見据えて…いえ、何でもありません。』

 

『先生、残念ながら貴女の問いに答えられる内容を持つ者は現ゲマトリアにはいないでしょう。

 彼女たちは我々が興味を持つ前にその姿を消してしまいました。

 一つ心当たりが無いわけではないですがそれはもう過ぎ去ったことであり我々には現状手の施し用がない故…

 唯一検討がついている事といば、

 失踪した彼女たちは■■■■■■■と呼ばれる組織のメンバーであったのではないかという事ぐらいです。』

 

『己の手札は常に把握しておくとよい。

 上に立つ者はその思考を止めてはならない。

 攻めも守りも裁量次第。盤面が見えれば自ずとやるべき事は思い浮かぶであろう。

 余は、お主が持つその憧れを、

 信念をどのように生かすかを見守っておるぞ。』

 

『私は少しでも多くのカードを用意しなければならない。

 超人と呼ばれる連邦生徒会長や王の器を持つと言われた■■のような上に立つ者の力足りえぬこの私ですが、

 それでも!私が憧れたかの人たちのように!

 私だって■■■■の人間だったのですから!」

 

 

 

 

様々な光景が頭を駆け抜けていった

ふと、気がつけばガタガタと音が聞こえた

顔を上げればここが電車の中であることが分かる

そして目に入るのは逆光のせいか顔の見えない一人の少女が対面の座席に腰掛けている

 

 

 

「私のミスでした。」

「私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況。」

「結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて……。」

 

 

少女は容姿はボロボロであり只事ではないことがその身に起きたことが容易に想像できる

 

 

「……再び貴女にその重荷を背負わせてしまう結果になってしまいますが、お願いします。」

「■■■■先生」

「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。」

「貴女が何も思い出せなくても、かつて貴女が残した軌跡は様々な形で変化をもたらしました。」

「貴女が紡いだ物語は確かに存在するのです。」

「本来なら貴女が無茶をする必要がないようにするのが私達の役割でした……とても自分が不甲斐なく感じます。」

「責任を負う者について、話したことがありましたね。」

「あの時の私は分かりませんでしたが……。今なら理解できます。」

「上に立つものとしての、責任と義務。そして、その末に行き着いてしまった、あなたの選択。」

「それが意味する心延えも。」

「きっと、そんな事を貴女は望まないでしょうが……お互い様です。」

 

 

次の瞬間また新たな光景が通り抜けていく

 

 

「ですから、先生……」

「いえ、元■■■■■■■の■■■さん」

「私が憧れた人物である、あなたになら、」

「この捻じれて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……。」

「そして、きっと先程感じとったであろう未来を、私の知り得ざるその先へ……」

「だから先生、どうか……。」

「私達を導いて下さい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お帰りなさい、■■■■さん」

 

 

 

 

 

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  • 失踪する確率が上がるけど原作の所も書く
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