頭の中がふわふわする
記憶がはっきりしない
私はアビドスで
…い
アビドス生徒会で
せ…い
アビドス砂漠で
何でですか!タナバタ先輩!!
あぁ、先輩を追い出したんだ
私は半ば日常と化しているやりとりをやっている
生徒会室にはアビドスの副生徒会長である私が生徒会長と秘書を
「先輩たちは何しているんですか!」
正座させている
「だって、ちゃんとしてくれたらたくさんバイト代出してくれるって言ってたから…」
「詐欺だったじゃないですか!」
「ひぃん」
目の前の半泣きのユメ先輩はまた詐欺に騙されてしまい危ない所を私が救出してきたのだ
もう何回も見てきた光景ではあるがとても一校の生徒会長とはとても見えないだろう
「そうだよユメちゃん。世の中詐欺とかいっぱいあるから気を付けないと~」
「あなたは寝てただけでしょう!」
もう一人目をこする人はユメ先輩と同じで私の先輩であるタナバタ先輩
こちらで騒動があった間呑気に昼寝をしていた人だ
「いや~ちゃんと起きてる時もあったんだよ~」
「寝て起きたら望遠鏡覗いているだけでしょうが!」
「あぅ、そうだけどさぁ」
年中眠そうな雰囲気が抜けない天体観測が趣味の先輩だ
明るい黄色の髪に短冊のような耳飾りをしている先輩だけど私と同じくらいの身長しかない
「あれ、僕なんか悪口言われた?」
「気のせいですよ」
問題は他にも大量にあり正直休む暇なんてない忙しい毎日だけど
「あれ、ホシノちゃん笑った?」
「おぉ~いい笑顔拝めたぞ~」
「なっ!うるさいですよ!というかですね!」
先輩たちはもっとしっかりしてください!
嫌いじゃなかった
今日もまためちゃくちゃな一日だった
ユメ先輩が掃除をしていたら発見した宝の地図は昔のアビドス生徒会が残した新入生を歓迎するためのレクリエーションとして作られたものだった
砂漠の中を水着の生徒が3人で砂を掘り返す光景は後から恥ずかしく思った
「そういえばちょっと前に見つけた資料の中にね面白そうなのがあったんだよ!」
「へぇ、今度はどんなものなんですか?」
そんな帰り道の中ユメ先輩が思い出したことがあるようでこんな重労働で疲れた帰り道の中楽し気に話し出した
「ホシノちゃん!タナバタちゃん!ねえ知ってる?
アビドスのどこかには世界のどこよりも星空がきれいに見える場所があるんだって!」
帰ってきた返答は物や借金に当てられるようなものではなくきれいな空が見れる場所らしい
「星空がきれいに見れるってアビドスは空が晴れていたらどこでもきれいに見れますよ。」
「違うの!この広い砂漠のどこかに木々に覆われた窪地があってその大自然の中で見る星空はキヴォトスで一番絶景なんだって!」
空はすっかり真っ暗だが星々が鮮明に輝いており砂漠の道をはっきりと照らしていた
「へぇ、この星空よりも鮮明に見れるんですか。何てところなんですか?」
「えっと…」
「ファウンス」
『えっ』
ユメ先輩は分からないらしく言いあぐねていたらタナバタ先輩が口を開いた
「ファウンスはキヴォトスの大秘境の1つと呼ばれる伝説の場所だよ。
星々の動きの輝きが天を覆い大地の鼓動を感じ取る。
そして流れ星に願い事を言うという話の始まりの地とも言われていたりする。」
「先輩やけに饒舌ですね。」
「僕が普段寝ているか夜空眺めているだけだと思ったら大間違いだよ。」
「どうせ星がらみだからでしょ」
「うぐっ」
タナバタ先輩は星の話になるとやけに口が回るようになる
それにしてももしそんな場所が実在するなら
「先輩たちと見てみたいですね」
『!』
「大変だよタナバタちゃん!ホシノちゃんが照れた!」
「うん、これは貴重な瞬間だ!」
「あー!うるさいですよ!」
思っていたことが途中から口から出ていたみたいだ
嫌でも顔に熱が集まっていく感じがわかる
まったく!先輩たちはすぐに調子良くなるんですから
でも…先輩たちらしいな
「あっホシノちゃん、タナバタちゃん見て!流れ星だよ!」
「いや、これは」
ユメ先輩が一筋の煌めきを空に見つけた
だがタナバタ先輩がすぐに景色の変化に気づいた
「流星群だ」
「うわー!きれいー!」
「これは圧倒的ですね」
壮大な光景にうまく言葉が出てこない
遮るもののない砂漠の夜をいくつもの光が駆け抜けていく
「そうだ!願い事しようよ!」
「おぉ、定番だけどいいね」
ユメ先輩が思いついたようで流れ星に願い事することを思いついたようだ
ですがたまにはいいかもですね
隣ではすでにユメ先輩が願い事をしているらしくモンモンとした雰囲気を漂わせている
そうですね私は
「ねえねえ、ホシノちゃんは何て願い事したの?」
「ふふっ秘密です」
この楽しい生活が続きますように
この時の私はこの日々が崩れるなんて夢にも思っていなかった
いつも通りのある日
私は生徒会室に入っていった
「おはようございます。あれっユメ先輩いないんですか」
大抵は先に着ているユメ先輩いなかった
タナバタ先輩は数日前から遠出することを伝えられているから分かっていた
遠出することは前からあり借金の返済に必要な資金も中々稼ぎながら帰ってきていた
何でも別の友人の手伝いをしに行っているらしく場所も有名な所なので特に危ない内容ではないらしい
ユメ先輩も突然バイトとかに募集していないことがある
はんぶんが詐欺でそのたびに私かタナバタ先輩が救出に向かっている
何かないか机に目を向けると一枚のメモを見つけた
ちょっと大切な用事が出来たからしばらく出かけるね
遅くても3日以内には帰ってくるから心配しないでね!
ユメ先輩、心配掛けたくないなら場所を記載して下さい
また詐欺に騙されている可能性があるので様子を見るためにもユメ先輩がどこに行ったのか知るために部屋の中を調べることにした
そして5日が経過した
投稿スタイルについて
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思いついた所だけをダイジェストで出す
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失踪する確率が上がるけど原作の所も書く