妹転生?!ファンとしてお兄様を幸せにします!分割版   作:tom200

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再開します。
冒頭部分の省略されている部分の内二本番外編に収納しております。


古都内乱編
古都内乱編①


 

九校戦が終わった後も様々あった。

九校戦後夜祭直後の祝勝会の帰り道、三高女子と一緒になってガールズトークをしたり。

家に帰ったら水波ちゃんと一緒にがっつり和定食を作ったり。

夏休み、連休が取れないお兄様と、それでも一緒に遊びたいとエリカちゃん達いつものメンバーでゲームセンターや映画を楽しんだり。

一日オフをもぎ取ったお兄様と二人でツーリングして、…まあ、いろいろあったり。

とにかく慌ただしい夏休みを過ごし、気が付けば秋になっていた。

お兄様は新たな習慣として夜、九重寺に遅くまで通うようになった。その際私は連れて行ってもらえない。

…新魔法開発に相当な無理をしているのは知っているのでね。連れてってくれないだろうなとは思ってた。一応魔法開発の実験とは教えてもらってはいるけれど、案の定誘ってもらえなかった。

お兄様も連れていきたくないだろうからお願いもしていない。…そのことでちょっと寂しいと拗ねられたけどね。連れていけないのでしょう?それなのに「つれないね」、なんて言いながら頬を撫でるとか。

まったく。お兄様は妹をどうしたいのか。どんな兄妹のコミュニケーションです?

遅い時間に帰宅して、早朝にトレーニングに出かける。

また、無茶なスケジュールで体を酷使している。

そう、指摘したいのにできないのは、どうしても早急にお兄様がその魔法を完成させたいと思っているのがわかるから。

お兄様としては分解が効かない相手に通用する魔法を開発することは急務なのだ。

理論はほぼできた。あとはそれを形にするだけ。とは簡単に言うけれど、実際こんなボロボロになって――再生されていても、お兄様の身体が傷ついたことがわかってしまうためそう見えてしまう――私に微笑みかけて下さるお兄様が心配でたまらない。

 

「今日も深雪は甘えただね」

 

水波がいるのにいいのかい?と訊ねるお兄様は意地悪だ。お兄様は恐らく私が心配していることに気付いている。

それを口に出せないでいることも、きっと。

だから私は無言でお兄様の腕に頭を擦り付ける。お兄様が何度も何度も焼けただれては再生を繰り返している右腕に。

水波ちゃんも、私の行動がおかしいことに気付いている。

九校戦で泣きじゃくったあの日のことを、彼女も忘れてはいない。

あれから彼女は私の行動を隈なく目を光らせていた。

私が何を思い、どう行動するか、どうすれば先回りできるか、何をさせないようにしたらいいか。…過保護かな、なんて冗談が言えないくらい彼女は本気だった。ごめんね、心配かけて。

学校へ行くキャビネットの中、私はお兄様に寄り添って頭を擦り付け、お兄様がその頭を撫で、水波ちゃんがそれとなく視線を外しつつもガラス越しに視界に収めて観察するという、不思議な状態になっていた。

駅に着いてからの登校中はいつも通り距離を保っている。お兄様が腰を引き寄せることもない。

水波ちゃんと通うようになってから特にそういうことは無くなった。

そこへ雫ちゃんとほのかちゃんがやってきて、エリカちゃん達と合流すればいつもの登校風景だ。まあ、毎回揃うってわけではないのだけどね。

皆で挨拶を交わし、今日の授業の話をしたりしてそれぞれの教室へと別れる。

これが、今の日常。

 

 

 

九校戦が終われば次に行われる大きな行事は生徒会選挙だ。

が、これはもう会長選挙など必要が無いくらい一人の生徒に一極集中していた。言わずと知れた、私である。

誰も選挙の予想なんてしてない。むしろ早くその日が来ないかと期待されている。

…学校の生徒会長就任が期待されるってどういう状況?普通はそこまで生徒の関心を集める話じゃないと思うのだけど。

九校戦を見た一高生たちは始業式を迎えてからというものプリンセスから女王と呼ばれることが増えた。私に向かってではないけどね。陰でこっそりと。

色々と聞こえてくるし、嬉々としてエリカちゃんがニヤニヤしながら教えに来ます。…生徒会って皆の娯楽だったかな。

会長は決まっていても、その後の役員は新会長の選出で決まる。

そちらは予想対象とされているようだが、一番聞こえるのはお兄様が続投するか否かだ。

4月からのこの五か月、過ごして気付いたけれど生徒会業務は、お兄様にとって何の苦にもなってない様子だった。

放課後の時間を拘束されるというより、お兄様にとってお茶を片手に一時間作業するだけのブレイクタイムのような感覚らしい。

何よりCADが携帯できるメリットが大きいようだ。なにかあるわけではないが、手元に武器がある無しは心持ちが違うからね。

だから原作通りお兄様にはこのまま続投して入ってもらい、追加で水波ちゃんにも生徒会入りしてもらおうと前もって相談していた。

すでに彼女には定期試験で成績を上位に上げてもらっている。一応役員に選出されるに至って成績はそこまで重視されていないことになっているのだけれど、周囲を納得させるための材料の一つではあるから。

彼女は表向き従兄妹になっているから身内贔屓に思われいらぬやっかみを買う可能性もある。

文句が付けられないよう対策として頑張ってもらったのだけど、急に成績が上がったことでちょっと注目されてしまったみたい。

でもそれは変な悪目立ちではなく、彼女はその後の九校戦でも優秀な結果を残していたので入学してから頑張ったんだな、と一目置かれているようだ。

そうなんです。私のガーディアンとっても優秀なんです。主としてとても鼻が高い。

ガーディアンとしても影に徹したくて目立つのを嫌がる水波ちゃんだけど、CAD携帯はやはり護衛としては望ましいモノらしいので、天秤にかけて彼女は生徒会入りを選んでくれた。ありがとう。

原作より嫌がっていないようで安心しました。

でも彼女が内定していることはまだ秘密だ。別にばらしたところで問題なんてあるはずが無いのだけどね。

せっかく盛り上がっているのに早々にネタバレして当日の楽しみを奪うのは気が引ける。

そう言うわけで今日も好奇の視線を浴びながら学園生活を静かに送っていた。

 

 

――

 

 

お兄様は今夜も夜遅くに帰宅する。

そこから風呂に入り、実験結果によるCADの調整か、研究室で作業をしてから寝室へ向かわれる。

この時点で私の就寝時間を越えているためベッドに入っていなければならない。

お兄様から先に言われているのだ。九重寺に通っている間は出迎えることなどせずいつも通りに過ごし、先に寝ていて欲しい、と。

おかしな注文だけれど、お兄様には現在私に構う時間がないのだ。そう解釈した。

だけど、

 

「寝る前に、お前の顔だけでも見させてくれないか」

 

とお願いされていた。

例外を除き、私の許しなくお兄様が部屋に入ることなど無い。

出迎えはせず先に寝ていろと言うのに寝顔でいいから一日の最後に見たいのだ、という理由で入る許可を求めてきた。

…寝顔じゃなく起きていたいのだけど、と一応伝えたのだけど、お兄様としては自分の都合で私が寝ないというのはダメらしい。

恥ずかしいのを堪えながら私もお兄様の顔を見てから寝たいとも訴えてみたりもしたのだが、首を縦には振ってくださらない。

お兄様はしょうがない子だ、と頭を撫でながら、それでもダメだとお許しを頂けなかった。

睡眠不足が及ぼす影響を九校戦で知ってしまったお兄様は、私が少しでも睡眠を削ることを許したくないらしい。

…まあね、いろいろありましたからね。抱きつき問題に号泣事件。

まさかとは思うけどお兄様、これもトラウマ案件になっているとかないよね?嫌ですよ、これ以上お兄様のトラウマ製造機になるのは。

そういうこともあって心苦しいが仕方が無くお兄様の言い付け通り挨拶もせずに眠っている。

私の寝つきは異常なほどいい。おやすみ三秒である。

そして一度寝入ると朝まで起きることは無い。

だからお兄様が部屋に入っていることも気づかないし、視線を向けられていることにも気づかない。

…そもそも九校戦で同室になった時の抱きつき事件でも、全くもって起きなかったからね。

抱き上げられベッドに運ばれたはずなのに全く起きないってどういうこと?がっつり触れられて起きない、ってむしろ睡眠障害を疑うレベルなのでは?

とはいえ四葉の定期健診で引っかかったことなどない私だ。問題はないのだろうけど…夜中に奇襲とか来た時起きられるかな。心配。

…眠っている間に決着がついていて全く気付きませんでした、ってオチになりそうだね。気をつけたいけどいったいどうすれば気をつけられるというのか。

そろそろ日付が変わる。以前はこの後お兄様とコーヒーブレイクをしていたり、二人でおしゃべりをしていたり過ごしていたけれど、それが無いのは寂しい。

でも、これが普通一般の兄妹の距離感なのかもしれない。

最近甘やかされすぎていて、目的を見失いかけていた。――少しずつでも距離を置いていかなくては。

せっかく水波ちゃんも来て、環境が変わったのだから。

 

 

――

 

 

そんなことを考えながら横になり、何か幸せな夢を見てから目を覚ますと朝でした。

今日は日曜日だけれど、お兄様の朝のトレーニングに曜日は関係ない。

着替えて洗顔をして、白湯と特製ドリンクを用意していると、

 

「おはよう」

 

いつもと様子の変わりないお兄様の姿が。

 

「おはようございます、お兄様」

 

だけどほんのわずかに嬉しそうな様子が見て取れたので、何かいいことあったのかな、と考えながら微笑んで、お兄様にグラスを手渡す。

 

「なあ、深雪。今日は来客の後出かけないか」

 

せっかくのオフなんだし、とお兄様が日曜日の家族サービスを提案してくれるが、せっかくのオフなのだからしっかり休息を取るべきだと思う。

ただでさえ連日朝から晩まで忙しいのに。

学校がお休みの日曜日もFLTや軍に行かれているから、今日は来客こそ予定されているものの、外出予定のない本当に久しぶりの一日オフの日なのだ。

それなのに空いた時間を私に使おうだなんて、とてもじゃないが容認できない。

ここは心を鬼にしてお断りするべきだ。

 

「来週には生徒会選挙も控えておりますし、ゆっくり過ごしたいのです。だめ、でしょうか」

「…だめだよ」

「え、」

 

まさか断られると思わず顔を上げると、お兄様が鋭い目をされてこちらを見つめている。

もしやお兄様はすでに予定を立てられていて、それを聞く前に断られたことにご不満なのでは、と思ったのだけど、

 

「そんなに可愛らしくお願いされてしまうと出かけるどころかお前を一日放してやれなくなってしまう」

 

ぐいっと一気にグラスの中身を飲み干すと、お兄様はグラスを机に置いてから抱きしめられた。

 

「すでに朝の鍛錬に行きたくなくなってしまった」

 

ちょ、お兄様抑えて下さい!朝からね、色気が駄々洩れでしてですね。

今喉を潤したはずなのにどうしてそんなかすれたような声で耳元に囁かれるのです?!

お兄様の声は凶器なのです!すぐにそうやって必殺ヴォイスで頸動脈や心臓を狙いに来ないでください!!

でも違った。予定が断られたことが不満ってわけではなさそうだ。ちょっとホッとした。

 

「あら、まあ。ではお休みになられますか?」

 

だけどそのまま真っ赤になって縮こまってしまうとお兄様に良い様にされる未来しか見えないのでね、頑張って張り合う。

くすくすと笑って、それでもよろしいですよと余裕を見せてお兄様の頬に手を添えると、お兄様は目を細めて顔を近づける。

 

「その誘惑には乗りたいが、それでは兄として呆れられてしまいそうだからな」

 

深雪にとってきちんと勤めを果たす兄の方が好きだろう?と耳に直接吹き込まれて、余裕など簡単に吹き飛んでしまった。

こちらの虚勢など初めからお見通しだったということだろうか。

好きかと聞かれれば、お勤めを放棄しないでストイックなお兄様も好きですが、時には自分を甘やかすことも覚えてほしい所でもある。

つまり、私を理由にしてもいいから休んでほしいとも思うわけで。

 

「呆れることなどあり得ません。お兄様は働き過ぎなのですからたまにはお休みしてもよろしいかと」

 

これ以上顔は見られたくない、とお兄様の胸に手を添えて頬を押し当てると、ぎゅうっと抱きしめられた。

 

「優しい妹をもって俺は幸せ者だな。これなら厳しい師匠の修行も耐えられるというものだ」

 

…まあ、引き止められるとは最初から思ってもいなかったですけどね。

少し長めにハグをしてお兄様は出かけていった。

それからしばらく体をほぐして、花の手入れをしていると水波ちゃんが起きてきた。

 

「おはようございます深雪様」

「おはよう水波ちゃん」

 

きっちりしたメイド服に似たワンピースで決めている水波ちゃんは朝から気合十分のよう。

日曜日は彼女にとってメイドとして一日尽くせる日だからね。掃除洗濯食事の準備。うんうん、好きなように頑張って。

邪魔はしませんし、私も主としてふるまえるよう頑張るから。

水波ちゃんはメイドとして完璧なお仕事ができるのだけど、私の方がお嬢様、主人役ができていない。つい、水波ちゃんを可愛がってしまうのだ。反省。

一応ね、人前ではちゃんとできるんだけどね。家だとリラックスしちゃうから素が出てしまう。

カワイ子ちゃんは愛でたい。…うん、気をつけないと。水波ちゃんに呆れられたくない。

 

「今日は文弥くんたちが来るからよろしくお願いね」

「はい」

 

摘芯や、形を整えて切り落とした枝葉を袋に纏めて水波ちゃん渡して、ちょうどいい長さにカットした花を用意していた花瓶に生けた。

うん、夏の花は元気があっていい。カラフル。これももう今年最後だね。

庭から上がってお母様に捧げてからシャワーを。シャワーを浴びるだけだから夜のように水波ちゃんに手伝われることもない。

そして出る頃には水気を全て払って、お兄様のお風呂の準備を整え、脱衣所を後にする。

リビングにはもう朝食のいい香りが漂っている。今日は和食らしい。味噌汁の具材は何だろう。

今日は来客があるのでハイネックのブラウスを選んだのだけど、いつもより首元をしっかり締める服にしたから少し堅苦しく見えるかもしれないな、と思いつつ玄関へ。

お兄様センサーがびびびっとね。扉を開錠するチャイムより早く向かうとその途中で音が聞こえ、玄関が開くと同時にお兄様が現れるので笑顔でお出迎えを。

 

「おかえりなさいませ、お兄様。お勤めご苦労様です」

「ただいま、深雪。…もう来客の準備かい?」

「前回のようにバタバタとお迎えするわけにも参りませんでしょう」

 

前回は脱衣所からのお出迎えだったからね。いつ来客が来ても良い様に着替えていた。

シャワーの準備はできています、と伝えると、お兄様はさらっと抱きしめてからお礼を言ってシャワーに向かわれた。

…お兄様の微かに香る汗の匂いにときめく妹はいません。そんな変態じゃない。

自分に言い聞かせながら深呼吸してリビングに戻ると水波ちゃんがテーブルに食事を並べているところだった。

お仕事が完璧だ。タイミングばっちり。どこか水波ちゃんも誇らし気です。可愛い。

そして三人揃って朝食を。

この後のお茶の時間までがいつもの流れ。その後お兄様は出勤したりするのだけど、今日は来客がありますからね。いつもよりのんびりできそう。

お茶はもっぱら水波ちゃんに淹れてもらっている。同じ茶葉、同じ豆でも人によって味が違うのって面白いよね。

私が淹れるのは夕食後か、お兄様との語らいの時間の時くらいなのだけど、最近はお忙しくてその機会にも恵まれない。

腕が落ちないといいのだけど。

お茶を淹れ終わった水波ちゃんは一礼して他の家事をしに行ってしまった。完全お仕事モード。引き止めるような邪魔はしちゃいけない。

 

「しかし、もう生徒会選挙の時期か」

 

本当、月日が経つのがあっという間だ。ついこの前中条会長になったばかりだと思ったら、もう任期が終わる頃だとは。

 

「ですが、今年は何もトラブルは起こりそうにないのでそこは安心しています」

 

今年は雫ちゃんのお父様から画期的なシステム導入されて、魔法科高校にも電子投票の波が来た。

無償提供という形で浸透させていく手腕は見事としか言いようがない。

これで前回のように候補者以外の名前が書かれることは無くなった。

とはいえ、このままの流れであれば私以外の名前が書かれるようなことはほぼないような雰囲気だけど。

…白紙投票があってもいいような気がするんだけど、それさえなさそうなんだよね。

 

「誰もお前に逆らおうなどというものはいないさ」

 

…お兄様、本当に無いとは思うのですが、裏で反乱分子的な人たちをプチっとしてたりしませんよね?そんな人たちがいたか知らないけど。

お兄様の笑みに裏を感じてしまうのは私が疑い過ぎなのか。

お兄様が気に入ってしまった王制設定は、九校戦も手伝って生徒たちの間でも定着してしまった。元々本のせいで下地はあったしね。

ああ、本と言えば、先輩は以前お渡しした悪役ムーヴごっこの記録の影響で、夏の祭典で原作者による二次創作本を出版していた。しかも二冊。完全書下ろし。

そのせいで会場は大変な賑わいだったそう。ちなみにその本は献本された。流石に同人誌にサインは無かったけれど。

読みごたえはあったけど、一冊はプリンセスが女王になるものの、とある事情で圧政政治を敷くようになり、反乱が起き、騎士と共に逃亡するのだけれどなんやかんやあってその先で二人して死ぬバッドエンド。来世こそともに幸せに――。…まあ定番の悲恋モノだね。

もう一冊は、なんと騎士は大国の隠し子で、王子であることが判明。王家の証を持たずに生まれたため、せめて間者として役に立てと送り込まれていたのだった。しかしプリンセスに恋をして愛し合うようになると、プリンセスを守るため騎士は出身国を乗っ取り、王子としての地位を取得。正式にプリンセスへと結婚を申し込む。騎士のままでは身分の関係で結婚が難しかったけれど、王子であれば問題ないからね。

こちらはハッピーエンド。…騎士の暴れっぷりがヤバいけどね。プリンセスへの執着が凄かった。忠誠と独占欲って紙一重でしたかね?でもなんだろう、この物語、知らない話のような気がしないんだ…。

何部刷ったかは知らないが午前中には完売していたそうだから、相当人気だったようだ。…叔母様は買いに行かせたらしい。この間電話した時これ見よがしに机の上に並べてあった。…どこの誰かは知らないけれどおつかいご苦労様です。

 

「逆らうって、私は別に学校を牛耳ろうとなんて思ってもおりませんよ」

「しようとしなくとも自然にそうなるんだ。深雪にはそれだけ魅力があるからね」

 

深雪ちゃんに魅力があることには賛成しますけどね。原作でもそのカリスマ性を十分に発揮されてましたもの。

でもお兄様、これでお前も一国の王か、と感慨深そうになさらないで。学校は国じゃないです。

 

 

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