妹転生?!ファンとしてお兄様を幸せにします!分割版   作:tom200

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四葉継承編㉕

 

新しい朝が来た。

希望の朝……のはずなのだけど、身体が絶望的にだるい。

原因はわかっている。目覚めた私を腕枕したまま抱き寄せて、顔にキスを落とし始めたお兄様だ。

 

(…男子高校生の性欲舐めてた…)

 

お兄様は確かに健全な男子だった。

初めこそ丁寧に、それはそれは丁寧に愛撫され、解され、繊細に触れられていった。

恐らくこれ以上ないほど手厚い前戯だったと思う。

だがそれは相当理性を総動員してのことだったのだろう。

もしくは猛りそうになるのを、思考を切り替えることで維持していたのかもしれない。

しかし――お兄様のチートは魔法だけじゃなかった。

…深雪ちゃんは幼少期でさえ男性と共にお風呂などで過ごしたことはない。つまりこの世界の誰のものも見たことが無いので比べようもないのだけれど、一目見てしまったお兄様のソレが尋常ではないサイズだということはわかった。

 

(お兄様って魔法以外は平凡なんじゃなかったの?!)

 

内心叫んだよね。絶対に口に出しちゃいけないと手で押さえて閉じ込めたけど。

筋力だってムキムキってわけではないし、素質が飛びぬけてあるわけでもなく努力して今の肉体作ったのよね?

顔は私にとっては大好きでカッコいいけれど、並とか平凡とか普通とか言われてませんでしたか⁇この世界の基準ってぶっ壊れてるよね。

まあ、それは置いておいて。つまり肉体的には一般的なはずなのだ。四葉に生まれているからには調整をされていないわけではないが、お兄様はそういったデザインなどされていないはずだというのに…。

前世の知識もあるだろうが、瞬時に入らない!と拒絶が先に立った。

それをお兄様は宥めすかして、大丈夫だからと十分に解されてから宛がわれたのだけれど…うん、深雪ちゃんの身体はお兄様専用の鞘でもありました。

絶対無理だと思ったのに!四葉の技術どうなってんの?!ここまで遺伝子操作でどうにかなるの!?

後はお察しである。

…お兄様は今回こそ約束を守るとの宣言通り、強靭な精神を発揮して「待って」と言えば止まり、嫌がることはしないよう気を使ってくれた。

だからまあ……そういうとこではあるのだけれど――

 

(…アレはもう罠としか言いようがないでしょう…)

 

実に巧妙に張り巡らされた罠だった。じわじわと追い詰めて窮地に陥ったところで救いの手を差し伸べる…あれだ、マッチポンプ方式。

でも、それでも最終的に拒まなかったのは、私で――気持ち良かったのも事実。最後の方には訳も分からなくなっていたけれど。

 

「朝から百面相だな。赤くなったり青くなったり忙しそうだ」

「……お兄様は機嫌がよろしいようですね」

「もちろん。今は最高にいい気分だ」

 

眩しいほどの笑みと、恐ろしいほどの色気が襲い掛かる。

パジャマの上から背中を撫でる手は、落ち着かせるものから心をざわめかせる動きに変わりつつあった。

 

「お、お兄様!」

「そんなに怯えなくていい。お前の身体が大事だからな。これ以上は控えるつもりだ」

 

お兄様のちょっとしたいたずららしい。

 

(…本当だろうか)

 

そう疑ってしまうのは昨日のような手管に落ちてしまうのではないかという不安から。

…お兄様、油断も隙も無いから。言質を取られたり隙を見せたら最後というか。

その思いが目に表れてしまったのだろうか、お兄様がくすりと笑う。

 

「そこまで警戒しなくていい、と言っても難しいだろうな。すまなかった。俺もだいぶ余裕のない真似をした」

 

申し訳なかった、と謝罪するお兄様からは、もう妖しい雰囲気など感じられなかった。いつものお優しい、兄としてのお兄様の顔だ。

 

「…信じられません。お兄様に余裕がないだなんて」

 

いつだってお兄様は思考を展開して何手先をも読んでいるというのに。

 

「それは誤解だ。俺にそんな余裕はない。特にお前に関してだけは」

 

情けないことだが、と言って今度は抱き込まれるが、ここにも色欲が絡んでいるとは感じられず、単に顔を見られないように抱き込んだようだった。

 

「深雪のことに関して余裕なんてあるわけがない。――お前が俺の傷跡をなぞる様に触れた時、血が沸騰するという慣用句が浮かんだほどだ」

 

指摘された言葉で思い出すのはお兄様がようやく自身の服に手を掛けた時のこと。

その頃には息も上がり、気持ちいいやら恐ろしいやらぐちゃぐちゃの感情を持て余している時で思考が纏まらず、ただ翻弄されるままに乱され、少しの間放心してぼぅっとお兄様をぼんやり見詰めることしかできなかった、あの時。

愛撫の余韻だけで意識が持っていかれそうなほどの快感に呑まれて指先一本も動かせずにいたのだが、お兄様の上半身が露わになった瞬間、私の目は目の前の芸術作品に釘付けとなった。

無駄なものが全てそぎ落とされつくられた肉体美に目を奪われ、あれだけ酸素を欲して忙しなく動いていた呼吸も止まり、ぐちゃぐちゃだった思考も考えることを忘れた。

無意識に手を伸ばしていたのだと知ったのは、お兄様が困ったような表情を浮かべられて人工呼吸をされた時に自分の手が置かれている場所を理解した瞬間だった。

指先で振れたでこぼことした硬い感触を鮮明に覚えている。

 

「こんな傷だらけであっても、厭うことなく触れてくれるお前が愛おしくてたまらなかった」

「お兄様を厭うことなど、どうしてできましょうか。これはお兄様が努力した証です。生きることを諦めなかった、襲いくるモノに抗おうとした結果です。それをどうして、愛おしまずにいられるというのでしょうか」

 

パジャマ越しにも触れればわかる背中の傷をなぞると、微かにお兄様の身体が震えた。

くすぐったかったのか、それとも別の何かを思ったのか。

お兄様は静かに語り始めた。

 

 

「俺は、生まれながらにすべてを破壊できるだけの力を持って生まれた」

「生後すぐに魔法が解析され、世界を破壊する力を秘めているとの可能性が示された」

「過ぎる力は身を亡ぼす。そんなものを身内に抱えては四葉も同じ末路を辿ると危惧することはおかしなことではなかった」

「だからこそ徹底的に兵器として力を制御させようと、心を無くし暴発させないことで生かそうとした先代の決断は、存在自体を危惧していた連中にとっては疑念を抱くものだっただろう。どんな兵器でも暴発が全くないわけではないことを彼らはよく知っていたのだから」

「その疑念を払うためにも、彼らに身内殺しをさせないためにも俺は徹底的に扱かれた」

「――、ああ、すまない。お前に辛い思いをさせたいんじゃないんだ。俺のために悲しませて悪いと思う度に喜んでしまう俺を許してほしい。お前に想ってもらうだけで、救われるんだ」

「何が言いたかったかと言うと、これまでの俺の人生を客観的に見れば絶望を抱くほど過酷なモノと呼べただろう。だがな、俺はそれを逆転させるだけの強力な切り札があった」

 

「それが、お前だ、深雪」

 

凭れ掛かる様に抱き合っていた体を起こして二人顔を突き合わせて。

互いの視線が至近距離で絡み合う。

まるで何時かの視界を共有する時のように。

 

「わ、たし…?」

「そう、深雪が傍に居てくれるだけですべての意味が反転する。

この傷だらけで見苦しい体も、お前を守るために鍛えられたのだと誇れるものになる。

魔法力が劣っていても魔法にしがみつけたのは、お前の強大な魔法力をコントロールするために知識を欲した影響だ。それが無ければあのまま再生と分解に頼り切った戦闘に固執していたかもしれない。

お前しか愛することができないことに関して言えば、不幸でも何でもない。お前を愛することが許されたから俺はこんなにも幸せで満たされている。

世間で言う不幸とされる事柄すべてが意味を変え良い方向に転がされていく。

お前がいるというだけで、すべての意味が変わっていくんだ」

 

そう言うと、私の頬に手を這わせるように添えられた手が、下から上に掬い上げるように撫でられる。

涙が流れていたのだと、濡れた手の感触で理解した。

 

「お前が、俺の不幸を書き換えてくれているんだ」

「!!」

 

(私が、お兄様の不幸を…っ)

 

その言葉はまるで運命を書き換えることができたと言われたようで、胸に感情が溢れ涙となって零れ落ちていく。

そして唐突に悟った。

 

 

「――お兄様自身が、破壊されたのです」

 

 

原作とはかけ離れ、逆転してしまった私たちの状況にこんな強制力が!?と初めこそ慄いたけれど、働いた力は強制力でも修正力でもない。

 

 

 

お兄様が破壊したのだ。原作軸を、運命を、――分解されてしまった。

 

 

 

私の言葉に目を丸くしたお兄様は、続いて力を抜いた笑みを浮かべられて。

 

「そうか。不幸を破壊したのか。その発想は無かったな」

 

目から鱗だ、と笑うお兄様に、笑みが移り泣き笑いのようになった。

 

「世界を滅ぼせるだけのお力があるのですもの。それくらい、お兄様には簡単でしょう」

「俺には世界を滅ぼすことの方が簡単に思うがな。そっちは俺一人でできても不幸を打ち砕くのはお前のサポートが無ければできないことだ」

 

お兄様、物騒。でもそういうことなのかもしれない。

 

「お兄様はもう、不幸ではありませんか」

「この状況で不幸と思うことがどうしてできる?」

 

先ほどの私の言葉を引用した言い回しに、更に笑みも深くなる。

 

「今や俺より幸福な男はこの世にいないだろうよ」

 

溢れる涙を順に吸い上げるように口づけていくお兄様は、それはそれは晴れやかな笑みを浮かべられていて、触れた体からもその喜びが伝わってくるようだ。

 

「…よかった…」

 

せっかく吸い取ってくれているのにまた涙が零れる。

ずっと、お兄様を幸せにしたいと願ってきた。

この人を幸せにしたいと、ずっと、それだけを願って。

その彼が、世界一幸せだと口にする。

 

「ほんとに、よかった…ッ!」

 

これほど、幸福なことはない。

今、この瞬間全てが報われた。

 

 

――

 

 

静かな室内に、ちゅ、ちゅ、と涙を吸い取る音が響く。

ようやく涙が止まる頃になってずっとキスをされている現状に気付いた私は急に動き出した心臓と同時に羞恥に襲われた。

 

「お、お兄様、もう――」

「朝露を啄む鳥の気分だ。これは美味すぎて一度に少量しか味わえなくても何度も欲してしまうな」

「もう、お止めくださいませ…。このままでは恥ずかしくて溶けてしまいそうです…」

「それは困るな。仕方ない」

 

その言葉にほっとするのは早かった。

離れる際に唇を重ねられ、ほんの少しだけ塩気を感じてから離れていく。

 

「もうだいぶ朝も過ぎてしまったが、おはよう深雪」

「……おはようございます」

 

お兄様のこの切り替えはほんっとうにずるいと思う。

昨日の夜もそうだった。

 

 

 

何度も求め合った後、もう動けないで意識を飛ばしそうになっていた私に対し、つい先ほどまで熱に浮かされていたはずのお兄様は顔に手を当てて待つこと一秒、冷静さを取り戻していた。

そして互いに全裸のままで抱き上げられそのままお風呂に直行した。だが、今思えばお兄様もまだ動揺が抜けきっていなかったのだろう。

お風呂の椅子に座らせられ、壁に凭れかけさせられるとCADを向けられた。

全裸なのだから隠し持つことはできないCADを、お兄様は私を抱き上げていたその手にずっと持っていたことになる。

しかしこの時はまだ意識が半覚醒状態で何が起きているのかこれから何が起こるのかわかっていなかった。

 

「おに、さま…?」

「念のためだ。恐らくその可能性は限りなく低いが可能性が無いわけではないからな」

 

そう言ってお兄様は一度引き金を引き、今度は左手にもう一つ所持していたCADを持ち替えて息を大きく吸うともう一度引き金を引いた。

すると体がすっと軽くなった。擦れて痛かった場所が、途中から堪えきれず枯れるほど叫んだ喉も、何度も開かれて太い杭を打ち込まれて感覚がおかしくなった腰も、反り返りすぎておかしくなっていた背筋も、攣りそうなほど引きつった足の痛みもすべて無くなっていた。

通常の感覚が戻ってきている。

だけれど思考や心までは正常とまではいかなかったが、お兄様が分解と再生を使われたのだということだけはわかった。

 

「お前は疲れているのだから、全て任せなさい」

 

不思議なもので、お兄様に命令されると思考よりも先に体が動く。これはお兄様の為に造られた完全調整体だから本能的に従っているのかわからないが、逆らおうとは一ミリも思わず体を楽にした。この時は特に思考を放棄していたからかもしれない。

もし、普段であればこんなことお兄様にさせてしまっていることに激しく抵抗していただろうが、泡塗れのお兄様の手を見ても避けようとすら思わない。

撫でるように体に触れられ気持ちよさまで感じ目を伏せる。

そのことにお兄様がふ、と笑った気配がしたけれど一度閉じた目は重く、開く気にもならなかった。激しい疲労で、眠気も迫っていたこともある。

 

だが――いくら再生されて体がリセットされた状態に戻ったとしても、一度快楽を覚えた体は熱を奪われても前のように何も知らない状態には戻れなかった。

 

「あ……ふ、ぅ…んっ」

「…ッ…んん…」

「はっ、く……ぅっ」

 

一度火が付くとあらゆる感覚が鋭くなっていき、楽にしていたはずの身体に力が入って身を捩って快感を逃そうとするも逃すところか追い詰められていく。

次第にお兄様も黙っていることが辛くなってきたのか、手の動きが洗う以外の動作に変わっていった。

…後はお察しである、パート2。

せっかく痛みとおさらばしたはずなのに、もうワンラウンド始まってしまった。

その結果が今朝の体に残る痛みである。

二度目の分解や再生が使われなかったのは中に出さなかったことと、キスマークなどの痕を残されなかったからお兄様を止めたのだ。

お兄様は葛藤されていたけどね。

…痛みが全くなくなるのは、嫌だったのだ。まるで証を奪われたようで。

お兄様は説得に応じ、もう一度顔を手で覆うと一瞬にしてまた表情を消し、何事も無かったかのように私の身体をさっと、それでいて丁寧に清め、自分の身体もざっと洗い流してから上がって、予備にと置いていた下着やパジャマを身に付けて私の着替えも完了させてゲストルームではなく自分の部屋に向かわれた。

そしてベッドに横になり何事も無かったように寄り添って眠った。

くっついて眠ることになったと気づいて我に返り、羞恥でなかなか寝付けない私を置き去りにして。

 

(…もしかしたらそういったポーズを見せていただけなのかもしれないけれど、あの時どれだけお兄様ずるいと唱えたことか)

 

とはいえ疲労の波にさらわれ羞恥は弱まっていつの間にかに眠っていたのだけど。

 

「朝食はHARに任せてもいいな。今日はゆっくり休もう」

 

俺も休む、とお兄様が自主的に休暇宣言をしたことに驚いて目を丸くすると、可愛いなぁと呟くと同時にキスされる。

 

「、お兄様!」

 

お兄様の!甘々モードが元に戻りません!!

お兄様自身もまずいな、と思ったのか困ったお顔。

 

「外れた箍も元に戻さないと。このままだと水波の前でもこんな調子になってしまう」

 

今日の休みのうちに今まで通りの距離感を取り戻さないと、と言われてそれってどうにか直るモノなのだろうかと不安に思うが、お兄様は破壊だけでなく修復する能力だってあるんだからきっと大丈夫なはず!…と、そう思うのにどうしてこんなに不安なのだろう。

 

「兄の距離感とはどんなものだったか……元々そんなに変わっていないんじゃないか?」

「流石にそれは有りません!!」

 

いえ、一瞬私も過りましたよ。

お兄様、実はやってることそんな変わってないなって。ただ、キスをされることと妖しい手つきが加わっただけなんじゃないかって。

そうだよね。原作よりお兄様の距離近いなー、と思ってたけど、自覚してないだけでお兄様結構際どいことしてた!

自覚なしでそれって怖いね!

そして今までそれにほとんど疑問を抱かなかった私もね!

 

「…深雪、恐らくだが」

「そんなことはございません!」

「現実逃避をすることも時には大事だと思うが」

「お兄様はちゃんとお兄様をしていらっしゃいました!」

「…兄は妹を可愛いからと言って密着して可愛がったりしない」

「他所は他所!ウチはウチです!!」

 

いつだったかの言葉を引用して言えば、お兄様は苦笑して。

 

「そうか。他所は他所、ウチはウチ、か」

 

あ、まずい!別の解釈がなされようとしている気配を察知!

 

「ですが、兄妹には節度も大切だと思いますので!いくらこ、婚約者になったとは言ってもウチでは兄妹として過ごすべきです。水波ちゃんもいることですし」

「叔母上は、節度を守れとは言っていなかったが?」

「叔母様の非常識は棚に上げておいてくださいませ」

 

そもそもなんだ、あの爛れた生活推奨するような発言は。

未成年の男女の同居に苦言が向くのを、お兄様の鋼の理性で問題ない、とバッサリする場面じゃないの?!まさかの孫が早く見たい発言が繰り出されるとは思わなかった。

叔母様のトラウマというか劣等感どこに行きました?…まあ、そんなもの無いに越したことはないのだけど。

 

「確かに非常識だな。まさか兄妹で婚約をすることになろうとは」

 

俺としてはありがたいことだが、とお兄様は既に現状を受け入れているご様子。

原作破壊もいい所。葛藤なんて欠片も見当たらない。

 

「…お兄様、吹っ切れましたか?」

「そうだな。俺の出生のあれこれや、四葉との因縁めいた妄執も原因が分かったことで不明な部分もほとんどなくなったからな。何より一番欲しかったものが手に入られることを思えばすべてのことが些事だ」

 

言いながらそっと抱き寄せられて腕に閉じ込められる。

 

「お前が傍に居てくれるなら俺は無敵だ」

 

年相応の、裏付けのない、根拠無き自信ある言葉が、心をくすぐる。

ふふ、と笑いが漏れた。

 

「そうですね。二人揃えば私たちは無敵です」

 

無敵の私たちには、何も恐れるものなど何もない。

きっと、これからどんな敵が立ち向かっても負けることは無い。

二人でなら、乗り越えられる。

 

 

 

そういえば、となし崩しに聞くタイミングを失っていた疑問を思い出し口にする。

 

「九校戦の時、私はどのようにして困らせていたのです?」

「そうだな…実際見た方が早いだろうから、今夜も一緒に寝るか。仕掛けておけば明日には見られるだろう」

 

…私は野生の動物か何かでしょうか。

自分の謎行動を映像で見る勇気はなかったので。

 

「………やっぱり知らないままでいいです」

 

謎は謎のまま。

鍵をつけて封印しましょうね。

 

 

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