妹転生?!ファンとしてお兄様を幸せにします!分割版 作:tom200
「箍が一度外れると緩くなるというのは本当だな。今までも十分お前が可愛くて仕方が無かったが、抱きしめたい欲求を抑えられない」
座る深雪を抱き込んで、ポロリと口から思ったことがそのまま零れ落ちる。
「可愛い」
それだけのことなのに、ぎゅう、と目を瞑る深雪が更に愛おしくて力が籠ってしまう。
「お、お兄様っ」
慌てる深雪も可愛くて、腕に閉じ込めているのにまだ足りない。
恐ろしい。なんて制御しづらいモノなのだろうか。
「制御が難しい。元々深雪に対しては抑えが利き難いことはあったんだが」
そう、以前からそうだった。
妹であった時から深雪を可愛がりたくて仕方が無かった。
深雪はどうやら俺の衝動が怒りにばかり突き動かされると思っているようだがそれは誤解だ。
強い感情の動きは何も怒りだけではない。衝動的に触れたくなったり、抱きしめたくなることは何度もあった。
気を抜いた笑みを見せられては抱きしめて、はにかまれては撫でまわし、キスをする。
そこに頑張っている妹を労おうという気持ち以上のものがあったのだと、今さらになって気付いた。
「…お兄様はよくなさってましたよね?」
「あの時にはすでに妹としてだけではなかったのだろうな」
もっと昔から、妹のことを妹としてだけでは見ていなかったのか。
そう思うと純粋に兄と慕ってくれていたことに対して申し訳なく思えてきた。罪悪感がチクチクと刺さるようだ。
「もちろん褒めてやりたい、労ってやりたいというのは兄としてのものだと認識している。頑張っている妹を褒めるのは兄の大事な役目だから」
頑張っている妹を兄として支えるのは当たり前の行動だ。
「だが、それ以外は…違ったということになる」
きょとん、と状況が飲み込めず、目をまんまるにしている姿に思わず手が伸びる。
「もっと近づきたい、触れたいという欲求は、妹に向けるものでは無い。ましてや恥ずかしがる様が見たいと結構色々とお前を困らせた記憶がある。恥ずかしがる深雪は可愛いが、そこに気分が高揚してしまうのは妹に向けるには良くない欲求だ」
そうだ。もっと早く気付くべきだった。自分の抱いていたこの感情は妹に向けるものでは無かった。
いくら美しく、可憐で、可愛くとも、相手は妹だ。その先を望む相手ではないはずなのに――もっといろんな深雪が見たいと困らせてしまった。
「でも、それはお兄様に苛めっ子気質があったということであって、それをその、勘違いなさっているとか…」
「苛めっ子…」
それは、随分可愛らしい言い方をしてもらっているが、要は嗜虐趣味があると言われているようなものだと思うのだが。
もちろん深雪をいじめて愉しむような趣味は無い…はずだが、困らせて可愛がるのはそこに含まれるのだろうか。
…この件は後でじっくり考えるとしよう。
「だとしてもそこに性的欲求が絡めばそれは勘違いで片付けられるものじゃない」
ここまではっきり言えば伝わるか、と直接的な言葉を使えばフリーズさせてしまった。
今まで兄妹でこんな話をする機会も無かった、というか普通はしないからな。
信頼してきた兄貴から性的に見られていた、なんて混乱するなという方が無理だ。
いくら昨日告白し、受け止めてもらい、恋することを許してもらえたと言っても、そのように面と向かって言われるとは思っていなかっただろうから。
「大事な妹で、誰よりも愛おしい存在であっても、手を出すなんてことは許されることではない。その常識が、モラルが俺をぎりぎり引き留めてくれていた。だが、四葉の非常識がそれを打ち破っていたのだと知ったことで、歯止めが利かなくなった。お前を、そういった意味でも愛していいのだと、禁域に踏み込んでしまった」
光宣の件で、深雪の言葉がずっしりと圧し掛かった理由はここにあった。
近親相姦など禁忌だと、ありえないと断ずる深雪は正しい。普通であれば忌避するものだ。
光宣の出生の秘密を知った時、自分でも彼を(結果が望んだものでは無かったにしても)造り出した九島家に怒りを覚えたはずなのに同じことを深雪に言われると、まるで自身が断罪されたような心地になったのは――深雪と深く繋がることを俺が心の底で望んでいたから。
兄妹だけでは飽き足らず、すべてを欲していたから。
だが、その絶望を知る前に、四葉の計略がその壁をぶち壊していた。
――子供を作っても遺伝子異常なんて起こらない――
一体、どんな遺伝子操作をすればそんなことができるのか。だが、俺たちの遺伝子がかけ離れていることは事実。
容姿に似たところが無かったのはこういうところも作用していたのだろう。
触れ合いが深くなっても嫌悪を抱くことも無く、更に欲するのも――本能が求めても問題無いと理解していたから、なのかもしれない。
「いつか手放さねばならないはずの妹を、手元に置いておけると知ってしまったら、もう手放すことなどできなくなった」
気が付けば自然と彼女の髪を持って口付けていた。
「ずっと、お前が欲しかった」
震える深雪の手を取って握りこむ。
「だから俺は待つよ。深雪がいつか俺を兄としてだけでなく、俺個人を見てくれるのを。もちろん待つだけじゃなく、努力もするつもりだ。覚悟していてくれ」
ありったけの想いを籠めて指先にキスを落す。
もう、これ以上はしないよう切り替えてその手を下ろした。
「…お兄様はずるいです」
「そうだな。俺自身、かなり卑怯だと思っている」
本当なら欲望をこんな簡単に切り捨てることなどできない。
装うにも限界があるだろう。だが、母の手術により精神の切り替え、思考の切り替えは造作もなく行えるようになっていた。
…それでも深雪に対してだけは、そう簡単なことではないのだが、ここは兄の意地として隠し通させてもらう。
重ねたままだった手を取られて頬に当てられる。
それだけで俺の鼓動は跳ねるというのに、深雪はそのことに気付かない。
誤魔化すようにもう寝よう、と誘うとわずかに頬を赤らめるのを見て体が勝手に動いた。
スッと体を抱き上げて寝室に向かう。
…恐らく逃がさない、という意味も含んでいるんだろうな。
どうにも思考より先に体が動いてしまう。
「あ、あの!歩けます」
「俺がしたいだけだから」
俺の我侭でしかない。今晩抱くことはできないとわかっているのに少しでも触れていたくてたまらないのだ。
その奥に潜む疼く欲求を無視するのも骨が折れるが、それでも触れるだけでも、と。
(先ほど嗜虐趣味を指摘されていたが、マゾヒズムまで持ち合わせているのかもしれない)
だとしたら自分はとんでもない変態なのか。
自身を平凡な男だと常に考えていたが、もう一度客観的に見つめ直すべきかもしれないが、それも後回しだ。
襖を開けて視界に飛び込む布団を、遠い目になって見つめる深雪に思わず笑いがこみ上げそうになる。
「…こんなに広いのであれば一人一人離れて眠ることもできますよね」
そのとおり。問題なくできるだろう。両手を広げて寝たところで問題ないくらいの広さだからな。
そんなことはさせないが。
布団の上にそっと下ろして着替えに向かう。
その間布団に入って待っているよう伝えたのだが、俺より先に入って横になることができなかったようだ。
しかし、布団のすぐ横で恥ずかしがりながら瞳を潤ませて見上げられると、精神統一しないとこのまま襲い掛かってしまいそうだ。
あまりにその画が浮かびすぎて苦笑が堪えきれなかった。
「俺も信用が無いな」
そんなことは無い、と否定してくれる深雪には悪いが、誰よりも信用ならないと自分が一番理解している。
(裏切る事態にはならないようにするが、結構ギリギリなんだぞ)
あまりに情けなくて口に出さないが。
「…お兄様も昨夜は動揺なさっていたではないですか」
拗ねて唇を尖らせるのを啄みたくなる欲求を抑えながら、この無意識の行動を注意すべきか悩む。
深雪のことだ、無防備にこのような仕草を見せるのは俺の前だけのはず。
いくら友人たちの前であっても、いや、むしろ彼女たちの前ではこのような幼い姿は見せないはずだ。
兄の前だから、甘えた姿を見せてくれている――そう思うと注意するための言葉は飲み込まれていった。
「まあな。これに動揺しないのは意味を知らない子供だけだろう」
こんなものまで用意して、本当に、何を考えているのか。
婚約が決まった途端そんなことをするよう勧める『親』がいるものか。
「久しぶりに深雪の前で無様な混乱を見せたな」
あんな格好悪い姿を、醜態を見せてしまったことが悔やまれる。
そんな俺でも深雪はフォローを入れてくれる。優しくていい子だ。
だがその表情はどこか嬉しそうで、そのことを訊ねると、
「お兄様にとっては嫌な記憶でしょうが、私にとってお兄様は言い訳をしたくなるほど気にしていただけているということですから」
「当たり前だ。お前にどう思われるかは俺にとって最重要事項だ。お前の前ではいつだってカッコ良くて『素敵な兄』でいてやりたかったんだから」
むしろお前にだけしかどう見られるかなど気にする必要が無かった。
お前にとって良い兄でいられるかどうかが俺にとって大事なことで、それ以外にどう思われようが構わなかった。
それは概ね今も変わりないのだが――
「今は兄としてだけでなく男としてだがな」
兄であることは外せない。俺は男の前に兄だから。
深雪の唯一。そして俺の唯一の妹。この関係性だけは断ち切れない。
それを前提とした上で男としても見てもらいたい。
そう弱点と判明した耳に吹き込めば、深雪はさっと頬に朱を走らせる。
白い肌と衣に相まってその赤が映える。
色づくと同時に香りまで甘く漂うようだ。
衝動をふっ、と笑いに変えて流しながら心配そうに声を掛ける。
「真っ赤だな。今日は息をしているか?」
すでに息が止まっているのはわかっていた。
はくはくと動く口からはわずかな吐息しか漏れていない。
弱い耳に意識した低い声、深雪の弱い所を同時に抑えるとどうなるか――確率はさほど高くないと思ったんだが呼吸が止まったな。
「なら、もう我慢しなくていいな」
人工呼吸ならキスにはならないだろう。
そう自分に都合の良いように理由を付けて深雪のそれに唇を重ねた。
以前からも呼吸を止める度、人工呼吸をするのも一つの手か、と思っていた時点で兄らしさなど無かったのだろう。
ゆっくりと息を吹き込んで。これを三回繰り返せば自主的に呼吸ができるようになっていたのだが、駄目だな。ここまで来たら一回くらい良いだろう、と舌を滑り込ませていた。
驚いた深雪が腰を引き、舌を引っ込めようとするが、逃すものか。
と、本気になりかけたところで意識をカット。これ以上は警戒を与えてしまう。
一巡するだけで引き上げる。
冷静に対処できているようでいて内心そんなことは無かった。
(…危なかった。このまま押し倒すところだった)
「お、おにい、さま…」
「呼吸を長く止めることは体に良くないからな」
もっともらしいことを言って正当化を主張するが、涙目で睨まれる。
そんなことをしてもただ煽るだけにしかならないのに。だが、ここで煽られノってしまえば逃げられてしまうのは目に見えていたのでぐっと堪える。
「何も、しないと、おっしゃったでは、ないですか」
俺もその予定だったんだがな。
うっかり箍が外れた。
緩みすぎだな。これはちゃんと元に戻せるんだろうか。
「まさか深雪が呼吸を止めるとは思わなかったんだ」
止める確率は高いとは思ったがな。止めなかったとしても真っ赤になった深雪の頭を撫でるかして労わろうと思っていた。
息を止めるかは賭けだった。
可能性があることを認めると、口を尖らせて横を向く。
「~~~もう!お兄様は意地悪です!」
「こんな意地悪な兄で婚約者の男は嫌か?」
自分でも卑怯な質問をしていることはわかっている。
深雪は嘘でも冗談でも俺のことを嫌いとは言わないから。
でも、今日の拗ね方はいつもと違っていた。
肩に額をわざとぶつけてから首元に顔を埋めてきたのだ。
なんて、可愛い真似をするのか。
「本当、深雪は可愛くてたまらない」
しっかりと抱きしめてから、押し倒すことができないのならせめて、と引き倒し深雪の下敷きになるよう布団に倒れ込んで横に転がる。
「こうしていると寝るのがもったいなく思えてくる。ずっと、ずっとこのままお前を感じていたい」
腕の中に閉じ込めて、二人きりでいられたらどれだけ幸せだろうか。
「…ダメですよ。ちゃんと寝てくださいませ」
胸元に顔を埋められているので顔を見ることができないが、彼女の耳や首が赤いから恥ずかしがっているのだろう。
俺の激しい心音が聞こえてしまうのではないか、と思うが聞かれても今は何も困らないことに気付いてそのまま抱き込む。
「私は逃げませんから」
その言葉は唐突で、けれど俺の心を見透かしたような言葉だった。
抱え込む腕が震えていないのが奇跡にさえ思う。
「うん」
「私は、お兄様と共にありますから」
「…ああ」
なんで、こんなにも深雪は俺をわかってくれるのだろう。
一番、欲しいものをくれるのだろう。
ありがとう、と答えた言葉はみっともなく震えなかっただろうか。
腕の中で深雪の力が抜けていく。もう、夢の世界に旅立ったのだろう。
少しだけ強く抱きしめてから額にキスをして意識を落した。
――
温かくも柔らかい抱擁は、抜け出したくないと思う程心地いいのに、朝の生理現象に邪魔をされる。男の身体とは厄介だ。
抱きたいか抱きたくないかと聞かれればそれはもちろん抱きたいが、今そのタイミングでないことは明らか。
すぐに鎮静化を図るが、体をいったん外すのに何度かきわどい場面があった。昨日の再現である。
天国と地獄を行き来するような思いを味わいつつ、何とか絡まっていた体を正常な位置に戻す。
腕枕をした状態で包み込むように深雪の体を抱き寄せて、長い髪を撫で、心を落ち着かせた。
ちょっとやそっとのことでは起きないことはすでにわかっていたので、まだ目覚める気配のないうちに額に、瞼に蟀谷にとキスをして徐々に下に降りていく。
唇だけは避けるようにしていたるところに口付けて、ある程度埋め尽くしたところで髪の間から覗く形の良い耳が気になって髪を撫でつけるついでに触れてみると、今まで反応の無かった彼女が何か堪えるようにわずかに顔を顰めた。
いくら大胆に触れても目を覚まさない深雪にしては顕著な反応に、少しいたずら心が湧く。
ふにふにと感触を確かめるように触れると、衿の部分をきゅっと握ってきた。それにより胸元が少し開くが直すほどのことでもない。
今度は唇を寄せてキスをする。少し冷たい。咥えて熱を与えたらどうだろう、と通常では思いつかないようなことを考え付いた時点でまだ寝ぼけていたのか、頭が沸いていたのか。
唇で挟むと「んっ」と声が漏れると同時に握る手に力が籠った。
縁を上から耳たぶの方に食みながら移動すると手だけでなく腕にも、そして全身にもこわばりが広がっていくことに次第に興奮を覚えて、もう朝の生理現象とは呼べない反応に変わってきた。
これはまずいと耳を放し、再び宥めるように頭を撫でながら自身も落ち着かせる。
少し理性の箍が外れていたようだ。朝から一体何をしているのか。
深雪も徐々に体から力が抜けたようだが、しばらくもぞもぞと動いて最終的に胸元に顔を摺り寄せる形に落ち着いた。
…可愛い。無意識のうちに懐くような行動に、衝動に突き動かされそうになるが、これ以上は我慢だ。堪えなければならない。
それからしばらく頭を撫で続け、頭の中で昨日のデモンストレーションで使用した魔法の改良点を考えていると、胸元でもぞり、と新たな動きが。どうやら覚醒が近いらしい。
「う…おにいさま?」
「まだ早いから眠ってていいんだぞ」
のぞき込んで可愛い寝ぼけ眼の表情を眺める。
まだ開ききらない瞼の間からうっすらと覗く黒曜石の煌めきに目を奪われつつも、眉間にはわずかに谷間ができていて、薄く開いたままの緩んだ口元が誘うように映るが、誘っているのではなくただ無防備なだけなので自制する。
焦点の合っていない瞳が、徐々にピントを合わせて視線がかち合う。
するとパッと目が開き、頬に朱が差した。
「お、おはようございますお兄様」
なんとか挨拶はするものの、まだ状況が把握できていないのか、目が泳いでいた。
「おはよう深雪。まだ意識がはっきりとしていないようだな」
「はい…少し」
恥ずかしそうに縮こまる深雪がまた可愛らしく、つい頬が緩んでしまった。だが、仕方がないことだろう。こんなに可愛い妹の姿を見て顔の緩まない兄がいないわけがない。
「何時から起きていらしたのですか」
「そうだな。深雪が目覚める前、と言いたいところだがお前に嘘は吐けないからな。深雪が寒くなって俺に抱き着いてからだから一時間くらい前か」
実際は絡みつく様に抱きつかれて、それを無意識に抱き返し逃さないとばかりに絡ませ合った後、なのだが、まあそこまで詳しく言う必要はないだろう。
「時と場合によっては気づかないことも大事だと思うのですが、無知でいることの方が恐ろしいこともあるでしょうから。――お兄様、この前の姿勢はどのようなものだったのでしょうか」
一つ前なら解した後の腕枕の状態だが、深雪が訊きたいのはその前だろうが、それを口にしたが最後、深雪は一緒に寝てくれなくなるのではないだろうかと懸念が過る。
「勇気があることは良いことだが、それは今聞いてしまうと困ったことになるかもしれないぞ」
今は誤魔化しておくべきだろう。
だが、あの状況は無意識に俺を求めてくれている証拠と思えば、伝えても不利なことにはならないかもしれない。
「……家に着いたら教えてもらえますか」
「賢明な判断だね」
家に着いたら、か。ひとつの切り札になるかもしれないな。手札は多いに越したことは無い。
そんなことを考えてじっと見つめていたら、深雪は更に顔を赤らめ瞳を潤ませ、慌てて顔を覆って隠した。
恥じらう深雪は何と可愛いのだろうか。
困ったな、と思いながら抱き寄せる。
「隠れていない耳と首筋が食べごろのように染まっているぞ。美味そうだ」
味見をさせてもらえないか、と訊ねたが、残念ながら断られてしまった。
良い判断だ。今YESと回答されたら味見どころでは済まなくなるところだ。
せめてキスだけでも、とお願いしたらゆっくりと覆っていた手を外して、目を瞑ってくれた。
我慢してとっておいた唇は柔らかく、夢のように幸せな心地にさせられる。
もっと先が欲しくなったが、これ以上は今深雪が耐えられそうにないし、今日もこの後すぐに予定がある。残念だが諦めるしかなかった。
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