妹転生?!ファンとしてお兄様を幸せにします!分割版 作:tom200
第一高校入学式二時間前。
ほとんど人気のない講堂を前に、男女一組の影が一つ。
親密に寄り添う二人に、見た者がいればそういう関係かと思うだろうがこの二人、同じ血を分けた兄妹である。
「そろそろ人が来てしまうな」
「ううぅ…、離れたらスタートですよね」
「家に帰ればいつも通りなんだから、そんなに気にしないでいいんだぞ」
「お兄様。提案しておいてなんですが、やっぱり止めませんか?」
「俺としては構わないんだが、それでは深雪の幸せにはならないのだろう?」
「…お兄様が理不尽な目に合うことが避けられなければ幸せにはなれません」
「深雪、大丈夫。お前ならできるさ」
「少しだけわがままを聞いてくださいますか?」
「お前が望むならなんだって」
「ぎゅっと、抱きしめてください。そうしたら、頑張れますから」
「…閉じ込めたら離せそうにないんだが」
そう言いながら妹のリクエスト通り強く抱きしめてから、言葉を裏切ってゆっくりと体を離した。
人の気配がすぐそこまで来ていたからだ。
「じゃあ兄さん、帰りまで話しかけないで」
「わかったよ。答辞、頑張れよ」
「言われなくても」
先ほどまでの甘いささやきなど一切ない。
冷気でも漂いそうな無感情な妹の声色に、兄の無関心に聞こえる言葉。
この会話を聞いた者は思っただろう。
この兄妹は仲が悪いのだろう、と。
肩のエンブレムを見ればどうやら『有り』と『無し』だった。
それは関係も拗れるだろう、そう納得させられるだけ、そのマークはこの学校では重要な意味を持っていた。
持つ者と持たざる者。
その壁は家族であっても分厚いものがある。
――
はい。と、いうことでやってきました入学式!
新入生総代として答辞を任命されたので誰よりも早くリハーサルにやってきましたよ。
アニメで見た校門にワクワクし、誰もいないことを確認してお手手繋いで門をくぐってようやく講堂まで、――原作冒頭までやってきたんだけど、もうね、もうね!!これからお兄様に冷たい深雪ちゃんを演じなきゃいけないと思ったら、演じる前から辛くて辛くて。
確かに私が提案したことなんですけどね?
お兄様ヘイト撲滅キャンペーン、じゃなかった学校生徒の意識改革大作戦!…前者の方が言いやすいな。…じゃなくて。
原作の深雪ちゃんはその美貌と学年主席で総代という立場から尊敬を集めていた。そんな彼女が兄妹とはいえ蔑まれる対象である二科生の生徒を慕っていたらどう思うか。一科生の生徒からお兄様に向けてヘイトが集まるのは自然の流れと言えた。…こういうの直接本人には向けられないんだよね。せいぜいお付き合いはやめた方が、みたいな注意程度。なのにお兄様に向けられるのは立場を弁えろ!等の罵詈雑言。
兄妹仲良くして何が悪いのか。
でもそんなのこの学校という名の箱庭では通用しないんだよね。むしろ兄妹なのにこんなに差があって、と比べられてバカにされるって…深雪ちゃんブチ切れ案件待ったなし。
かといってこういうのは良くない、とか正論を言ったところで伝統ってそうは変えられない。特に二、三年生はすでにその慣習が身についてしまっている。
現状、ただの優秀な新入生が何を言ったところで、世間知らずのお嬢様扱いをされるだけだ。
だったら、
(直接私が行動を起こせば反感しか買わないというのなら、周囲を意識ごと改革させればいいじゃない)
そう、これくらいできなければラスボス候補にはなれないのですよ!と若干自棄になりながら立てた計画だけど、その序盤ですでに躓きそうです。
お兄様と離れなきゃいけない上にたまに話してもつっけんどんな深雪ちゃんを演じる…それが想像だけで辛い。悲しい。
駆け寄って尻尾を振って頭を撫でてもらいたい!
…はい。ちょっとテンションがおかしくなっていましたね。
落ち着きます。
お兄様に最後の甘やかしをいただき、一人で集合場所に向かったのだけど、生徒会の方々勢ぞろいですね。
皆魔法力が高いからなのか見目麗しいですね。ラノベのご都合主義設定!大抵の魔法力の高さは見た目と比例する。平凡な見た目のチート主人公に美少女ハーレムを築くための方程式ですね!――ではあるけれど、そもそもお兄様が平凡な見た目ってことにはとっても不満です。お兄様カッコいいのに。とっても素敵なのに!
でも見た目で強いと判別付くのってどうなんだろうね。敵や犯罪者に狙われ放題にもなってしまうっていうね。まあ、今はその問題は置いておくとして。
そんな見目麗しい先輩方を前にしても同性異性関係なく視線を集め、惚けさせるパーフェクト美少女深雪ちゃんボディは流石です。
七草会長や服部先輩たちと如才なく挨拶をし、さっそくリハに移る。
新入生らしい、キラキラと希望に目を輝かせながらも、総代としてしっかりしようと肩に力を入れる姿に、先輩たちは好印象を抱いてくれたようだ。
雑談も交えながら打ち合わせをしていると、七草会長がそういえば、と手を叩いて切り出した。
「司波さんはご兄弟も入学されるのよね」
その瞬間、私の表情は凍り付く。
にこにこと笑っている七草会長だが、こちらの様子がおかしいと悟ると、何かおかしなことを言ったかしらと言わんばかりに周囲に視線を巡らせるが、先ほどまでスムーズに会話していたはずの新入生が止まったことに、彼らも困惑しているようだった。
生徒会長であり、相手は次期生徒会役員候補なのだから、ある程度プロフィールを調べるのは当然のことで、すでにお兄様をチェック済みの先輩のこと。すべてわかった上で訊ねたのだろうがプライベート、兄妹仲までは調書に載ってないでしょうからね。
「あ~、ごめんなさい。余計なこと、言っちゃったかしら」
「いえ。こちらこそすぐに答えられずすみません」
頭を下げる姿は申し訳ないというよりも、自分を落ち着かせているよう。
「はい、兄が…二科生として」
そう言った瞬間生徒会長と会計の市原先輩以外が小さく息を飲んだ。
私のぎこちない態度に、それぞれ脳裏に浮かべたのだろう。優等生と劣等生の兄妹、複雑な家庭環境にまで発展したかもしれない、と。
気まずそうな顔だ。
「とても優秀な成績だったと、教員の中でも噂されてたんだけど」
褒めることで喜ばせようとしてくれているのか、はたまた逆上を狙っているのか――表情を見るに前者だけど本当に仲が悪ければこれってただの煽りよね、とちょっと先輩の生徒会長としての資質が心配になった。
「そうですね。筆記では私は到底かないませんから。新入生総代は兄だったかもしれませんね。魔法実技の実行速度と規模と干渉力がメインだったおかげで私になったようですが」
感情を乗せないように淡々と説明すると、なんか市原先輩にそっくりな気がする、と一時的なキャラかぶりを心配する私は本当にシリアスに向いていない。
ごめんなさい先輩方、内面はこんなもんなんです。と謝るけれど伝わらないのよね、ごめんね。
「この学校では学内差別があると伺いました。先輩たちの態度、その噂は本当だったのですね」
今度は少し悲しみを乗せて目を閉じて俯く。
目を潤ませたわけでもない、体だって震えていない。
けれどその姿は悲しみを体現していて、見なくても先輩たちの動揺が伝わる。
それから七草会長は、自分が生徒会長となったのは、そういった壁を取っ払いたいからだと説明してくれたけれど、その背後で服部先輩を見れば難しそうな顔をしていて、内部でこれなんだから難しいはずよね、と改めて納得させられる。
「だからもし司波さんが生徒会に入ってくれれば共に――」
「ありがとうございます会長。ですが今はまず、総代としてスピーチに専念したいと思います」
「あ、それもそうね。私としたことが、気が逸ってしまったみたい。ごめんなさい」
「こちらこそ心を砕いてくださりありがとうございます。おかげで緊張が和らぎました」
最後にダメ押しとばかりに微笑んでみれば、空気は一変して元の空気を取り戻した。
「じゃあこの場はみんなに任せたわね。私は先生たちに挨拶がてら巡回してくるわ」
それを期に七草会長は忙しそうに場を後にした。
すぐさま服部先輩が会長のフォローに入るけど、気にしてませんと返すほかないわけで。周囲からはむしろ蒸し返すんじゃないという視線が彼の背に刺さっていたのが可哀想だった。
報われないと知っていても、服部先輩!私は応援していますからね!!
あ、もちろんお兄様が七草会長ルートに行ったらぽっきり折らせてもらいますが。
さて、会長は無事お兄様とのファーストコンタクトを迎えられるかな。
(見られないのは残念だけど)
お兄様主人公のギャルゲーがまさに今始まろうとしていた。
――
達也視点
正直、今日は自分の入学式というよりも、妹の入学式の晴れ舞台を参観する父兄の気分だ。
早く来すぎたからか、不快な視線に晒されることになったがどうでもいい。
補欠だスペアだなどと、そんなことは入学前にわかっていたことだ。
それをわざわざ口にしなければならないほど彼らには重圧がかかり、ストレスに塗れているのか?
発散の仕方が幼稚すぎて、この学校に妹を通わせることに不安を覚える。
妹――深雪の情緒は朝から乱れに乱れていた。
このところ恥ずかしがって自ら触れてくることなど少なくなっていたが――というよりこちらが先に触れてしまうので妹から触れる回数が減っただけなのだが――、今朝は深雪から手を繋がれた。
緊張しているからか、手先がいつもより冷たくて温めてあげなくてはと強く握りかえせば、嬉しそうにはにかんで。
あの子はどんどん可愛く、そして綺麗になっていく。
その成長を一番近くで見守れることはとても喜ばしいことだ。
毎日毎日、彼女の言う幸せを実感する。
キャビネットに乗っている間も身を寄せられては肩を抱き、学校に付けばまた手を繋いでと触れ合う中、――これからのことで妹が頭を悩ませていることはわかっていた。
何とかしてあげたいけれどその原因の中心は自分で。
そう思うとよくないと知りつつもつい喜んでしまう。
あの子の頭を占めているのは今、自分なのだと。
ふと、己の手を握っては開いてみる。
時折あの子は兄の心をかき乱す。
抱きしめて、などと男に言うモノではない。そんなの下心がある奴だったらどうなっていたことか。
幸い実行した後すぐに人の近づく気配があったので離してあげられたものの、もし来なければ――とまた考えて頭を振る。
兄としてあの子を落ち着かせるためとはいえ、もし見られていればあの子に妙な傷が付くことになる。
もし、などありえないのだが、それでも戒めねばならない。
すべては妹を守るため。
頭を切り替え読書をして、そろそろ頃合いか。
式のはじまる30分前、移動するかと顔を上げると一方的に見たことのある女学生の姿があった。
なるほど確かに美少女と騒がれるだけあって容姿はいい。
それに――
(見せ方を知っているような動きだ。ややオーバーなところが愛嬌として映るのか)
話しかけられ、生徒会長だと告げられて深雪が脳裏に浮かぶ。
つまりこの人は今後深雪と関わる人間ということだ。愛想は良い方がいいだろう。
話していくと、一科生のわりに二科生に友好的なのだと、いや色眼鏡がないというアピールか?を感じられる。
こういう差別意識を不服とするトップがいても学校の悪習は無くならないらしい。
この人に実力が無いのか、はたまた根が深いのか。
まずは様子見だな、と考えていると、今度は成績のことで褒め殺しのような言葉が続く。
相手はこちらのことを知っているようだし何か懐柔して利用する魂胆か?
様子見、ではなく注意人物へと切り替えた。
「そろそろ時間ですので失礼します」
まだ続きそうな話を打ち切りその場を立ち去る。
後ろは振り返らなかった。
NEXT→
おまけ
『深雪お嬢様に解凍していただき復活しました作者です』
「ようやく入学したところですね」
『と、流そうとしてますけど、解凍してくれた理由がお兄様と二人だと大変なことになると身に染みて知ったので復活してくれたんですよね?』
「前世に関わる話はお兄様相手にできませんので」
『取ってつけたような理由を口にされながらスチャッとCAD構えられてるのでこのまま進行するとしましょう。で、入学式を迎えられたわけですが…冒頭から間違ってません?』
「間違い?セリフの違いはありますが」
『いやもう、お兄様の囲い込み具合が』
「か、囲い込みって」
『すでに兄妹の枠超えてんじゃないですか。というかお兄様と離れるつもりなのに「ぎゅっと抱きしめて」なんて言っちゃ駄目でしょう』
「や、それはっ!そう、なんですけど…見たいじゃないですか!」
『…もしや、アニメのあのシーンを再現したくてあんな暴挙に?』
「うっ…」
『でもアニメは背中から肩に手を置いてもらう程度だったはずでは?あと頭を撫でてもらうくらいでしたよね。お二人の場合正面から抱きしめ合っちゃってますけど』
「…再現は無理でも仲良し兄妹さを桜の花びら舞う講堂前でしてみたかった、と言いますか…。そもそもお兄様の魔法力についてあそこで語る必要も無いですし、私が怒って宥めるなんてシーンは無理がありましたので」
『あれは初回の説明シーンですからねぇ』
「ハグでしたらお兄様は慣れたものですからさらっとやって下さるだろうと。それに…もし完全再現を目論んで後ろに振り返ったとするじゃないですか」
『はい』
「…お兄様が肩に手を置くだけで済むと思います?」
『……背後から抱きしめて肩に頭を置いてすりすりする、とか?』
「そ、そうなるかまではわかりませんが、そっちの方が恥ずかしくて耐えられません!見えないから何が起こるかわからず余計に緊張するんです」
『でも正面だって恥ずかしかったでしょうに』
「それでも目視ができる分次の行動が読めます!」
『…お兄様…ちょっかい出し過ぎて妹に警戒されてるじゃないですか…』
「お兄様はいいですよ?不測の事態で妹が何をしようとも動じないポーカーフェイスと兄としての鉄壁の理性を働かせられますから!でも私はっ、『深雪ちゃん』がお兄様の行動に慌てふためかないわけがないじゃないですか!!」
『原作ではちょっかい掛けるのは妹の深雪ちゃんでしたからね。お兄様は基本受け身で、躱す往なすはお手の物でしたから。逆に反撃をされて深雪ちゃんはテンパっちゃって黙らされちゃうのが定番の流れでしたね』
「お兄様が楽しそうなのは嬉しいですけど、困らせられるのはその、困ります…心臓が持たない…」
『(立場逆転させちゃうとそうなりますよねー。深雪ちゃんには一生免疫つかないんじゃないかな)それにしてもお兄様の発言はすでに怪しかったですね。原作ではああいったセリフは深雪ちゃんが喜ぶからしてあげている、という感じでしたが…喜んでます?』
「…原作みたい!と思う反面、私には受け止めきれないと赤面しながら顔を覆う日々でした」
『その反応が楽しかったのですかねぇ(すでにドSの片鱗が…)。で、原作を改変しようと計画を実行するわけですが』
「緊張しましたよ。正直成功するかわかりませんでしたから。でも、いきなり劣等生に分類されていたお兄様を優秀な美少女が慕っていたりしたら悪い注目を浴びるというのはわかってましたから、それだけでも減らせたらと思いまして」
『乙女ゲー小説あるあるですね。平民の子が貴族の学校に特別に入学してきたと思ったらいきなり王子様に話しかけられて――みたいな』
「見下している者が上の者に目をかけてもらうというシチュエーションはどの世界でも目の敵にされる原因ですから」
『だからとはいえ思い切りましたね。演技でもお兄様に冷たくしようなど』
「それも緊張した原因です。でも、同時に兄離れするきっかけにもなれば、とも思っていたので。…考えが甘かったのは反省しています」
『四葉でもお兄様に冷たい演技してたんじゃなかったでした?』
「あれだって相当辛いんですよ。何故素晴らしいお兄様を見下すような真似をしなければならないのか!計画上この方がスムーズなのはわかっているのですけどね!」
『お兄様を自由に!作戦ですね。破綻しましたけど』
「うっ…」
『原作では妹の心兄知らずで(というか常識的に考えて)、靡かなかったお兄様でしたから愛情を注いだところで兄妹愛がはみ出ることは無いとか考えていたんでしょ?』
「…こちらからモーションを掛けなければ大丈夫だと思うじゃないですか。だって、あれだけの猛攻に耐えられるお兄様ですよ?!」
『お兄様の変化を無視した結果です』
「うぅ…」
『原作では受動的だったお兄様が積極的に迫っていることに違和感は覚えたでしょうに』
「…お母様が変わったようにお兄様も変わられたんだ、と」
『だからお兄様の未来も変わる!お母様との関係も改善した今、深雪ちゃん以外とも仲を深められるかも、と七草会長との出会いに期待したわけですね』
「そうです!衝動は起きなくとも、好きだと思うことはできるのですから、可能性はあったかと」
『それでお兄様主人公のギャルゲーですか』
「隠れチート主人公が徐々に周りに認められて美少女のハートを射止めていく!ありでしょう?」
『有りか無しかで言ったら有りでしょうけど」
「でしょう」
『スペック高いと最難関のキャラ落とすのも問題なくなりますよね』
「え、ええ。それは、まあ…」
『隠しルート、見つけちゃいますよね』
「…まさか」
『愛している妹と結ばれるルート解禁してもおかしくないですよね』
「………他の女の子にわき目も振らず、男友達と仲良くしていたら実はその友達が女の子だった的な――?」
『間違いなくお兄様はギャルゲーの主人公のようですね』
「そんな…私の計画は……」
『深雪さん?深雪さーん!あ、魂が抜けてしまってますね。それではまた次回!』
――深雪が退室しました――
――
ついに入学式を迎えられましたが、兄と妹の矢印が逆転するとこうも違うのかという入りになりました。いえ、計画のこともあるからではあるのですが、お兄様の態度がね、甘い。
深雪成主は完全にお兄様は妹から告白しない限りは兄妹愛と信じているので愛情を注ぎ過ぎても問題になると思ってもいません。
ちょっとスキンシップ多いしセリフも妹に向けるものじゃないと思いつつも、原作も似たようなものだったな~、とお兄様に対しては鈍感になる。
お兄様の変化に気付くも、自分に関しては上記の理由から安全圏だと盲目的。
激しい恋はできなくとも静かに愛を育むことはできるのでは、と親子関係を見て希望を抱いていた。
お兄様は中学時点まで愛情を知らずに育っているので、このままでは他人に向ける余裕もないとまずは本人から満たすことが必要だとせっせと愛情を注ぐ。その甲斐あって余裕が生まれて周囲との関係も良好になっていった――が、その分想いも重くなった。想定外。
だけどこの時はそんなことに誰も気付いていない。
深雪成主に至ってはお兄様の恋が始まるんだと浮かれていました。見通しが甘かったですね。
お粗末様でした。