時代とともに人類は早さを求めてきました・・・・

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速さの追求

もっと速く走りたい。人類は常に最速の世界を追求し続けてきました。

 

 

速い車、速い飛行機、早い新幹線。ありとあらゆる高速の乗り物が開発され続けて世代交代を続けて、バイクは今となっては時速300キロを超える市販車が公然と出回っています。

 

 

 

飛行機に至っては音速を超える戦闘機が各国で普及し、日本の自衛隊においてもマッハ5を超える音速戦闘機が配備されています。

 

 

陸上競技の世界においても、人類最速のウサイン・ボルトなどが新記録を次々と樹立し、時代とともに人類は確実に『速く』なってきているといっても過言ではないでしょう。

 

「武!あんたいつまでそこでぼーっとしてるんだい。さっさとひとっ走りして買い物に行ってきな!」

 

「わ、わかったよ母ちゃん。ちぇ、相変わらず人使いが荒い婆だよなまったくも~」

 

武少年は財布を持って家を飛び出して、ひとっ走りしてお使いに出かけます。この家では見慣れた光景です。だが、時代は西暦6×××年。人類の速さに関する探究心はとどまることもなく、人類の肉体そのものも遺伝子改良、ナノマシン投与などによって激的に変化していました。

 

なのでこの武少年がお使いのために軽くひとっ走りというのは時速60キロ以上で走ることを意味します。かつて人類最速と呼ばれたボルトですら最高時速40キロの壁を超えるには至らなかったにもかかわらず、この時代においてはごく普通の特に鍛えていない単なる小学生があっさりと時速60キロを超える速さで走り抜けてしまうことが可能なのです。

 

「あ~あ、もう少し早くなりたいな~。ステータスのパラメーターを今度走力寄りにして時速70キロくらいにできないかな?けど、それやるとほかのパラメーターを微調整して下げないといけないしな~。運動神経関連は下げたくないし、やっぱり頭を弄って知能指数を多少妥協して下げるしかないかな?」

 

こんな具合に、速さを求めるのも実に簡単。厳しいトレーニングなどを積まずとも足が速くなりたい人は他の能力を下げることで足の速さを向上させることがたやすく、逆に足が速くなくても良いという人は、それ以外能力、力の強さとか頭の良さとかを優先して上げることも容易なのですよ。

 

そして、行きも帰りもだいたい時速60キロくらいの速度で買い物を終えた武少年は軽く汗を拭いてから、お使いのおつりで買ってきたアイスをその場で食べ始めます。

 

ただ、お母さんはというと――

 

「武!あんたまた勝手にお使いのお釣りを勝手に使ったね!」

 

このように母はいつの時代も強しですね♬


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