というかここから一段上がります。
まさか今更爽やかなプラトニックラブをこの作品に求めてる人なんていないと思いますが、今までで既にダメって人は此処までにしときましょう。
この後も何回か上がりますが、こういう警告はこれが最後です。
各自ご判断を。
「な、なるほど。精子製造量が人によって異なる、か。そりゃそうだ」
「1回の射出量については通常の成人男性で1射出あたり平均3mlとされますが」
「3ml」
「人により幅があり、実測値は0.041mlから7.28mlまであるのです」
「それは凄い幅だね」
「そして1日あたりの精子製造量もまるで違うのです」
「なるほど。1日何ml作るのを1回何ml放つかが全部人によって異なると」
「はい。ですので仮定ではどうしてもサイクルをフィットさせられなくて」
「ここまでオーダーメードのルールならそうだよね。どうやって協力しようかな・・」
「あっあのっ」
「うん」
「わっ、わわ、私を、お使いくださいっ」
「・・・つかうって?」
「私には、搾精機能があるんです」
「さくせいきのう・・何を作るの?」
「ナニを作るといいますかナニを絞るといいますか」
まさか。
「・・どこで?」
「それはその、こっ、こちらの奥になります」
そう言って大淀は、自分の下腹部を指差したんだ。
りせいに 33万の ダメージ!
落ち着け私。大淀はとても真面目な話をしてるんだよ。
サルの出番じゃないんだよお前はお座りしてろ!
大きく深呼吸をして、再び大淀に向き合う。
相手はAI搭載の治安維持ロボットなんだからさ。クールに行こうぜ。
おおかた下腹部がパカッと開いて機械が、みたいなオチだろ?騙されないぜ?
「えっと、利用方法は?検尿みたいな感じで容器に出すの?」
「いいえ。こちらの奥には人工子宮が装備されています」
「じんこうしきゅう」
「膣内を含め潤滑用の保温湿潤機能等もあり、男女の営みと同様に行って頂ければ、射出された精子を保護します」
「だ、男女の営みって、そ、それはつまり」
「はい。一切遠慮なさらず中出ししてください」
私はとっさに手で鼻を押さえた。
露骨すぎるといけないので口を押さえて考えるふりをしつつだけどさ!
委員長(違うけど)がいきなり言うセリフじゃないですよ破壊力が高すぎます!
ほんと良かった正座してて!
もう1度大きく深呼吸!深呼吸ったら深呼吸!息を!吸え!俺!
あ、そ、そう!今は保健体育のお時間です!よしちょっと冷静になった!
そっと鼻から手を離す。良かった鼻血出てなかった。
「え、えっと、さっき大淀が言ってたのは、れ、連続、射精、だったよね」
「はい」
「あーその、えっと、大淀の人工子宮の許容量とか許容回数とかは?」
「1回につき最大10mlを5サイクルまで連続で対応可能です」
「安心だね」
「はい。その後は少し冷凍保存用のインターバルが必要になりますが、最大3セット可能です」
「5サイクルを3セットってこと?」
「あ、はい。インターバルは3時間程度かかるのですが」
「うん」
私の中でサルがキーキー暴れて仕方ないんだけどさ。
理性の檻が壊れるから、もうちょっとだけ落ち着こう?
「ね、ねぇ大淀」
「はい」
「その、さっ、サイクルとサイクルの間は何か留意しなくて良い?」
「提督にご留意頂くことは無いのですが、あ、あのですね」
途端に大淀が頬を赤らめる。
「その、1サイクル完了時点で、非常に短時間、私は停止状態になります」
「えっと?」
「ぐ、具体的にはその、イって気を失ったように見えるかと」
私は再び鼻を手で押さえ、眉間にしわを寄せた。
なんでそんな余計なとこまでリアルに再現してんのさ。
設計者ただのヘンタイじゃねーか。
もはや理性のダメージは極めて深刻なレベルにあり、正直もう駄目です。
なぜならおっきしてどうしようもなくなっているから。
良く暴発しなかったというレベルなのにスマートに立ち上がるなんて無理です。
そして内なるサルが暴れて仕方ない。
今すぐ目の前の女の子を押し倒せとギャーギャー喚いている。
待って。ホント待って。大淀だって良いって言ってるけどさ。
待て!待つんだジョー!!
私は2度、深呼吸をした。丹田を意識して。違う下腹部じゃない!
「大淀」
「はい。あ、あ、あの、お気に召さないことがあれば」
「バックでガンガン行くから覚悟してね」
「へっ?」
待つなんて土台ムリな話でした。
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はー・・・
なんだよ竜二君ボディ、ヤれば出来るじゃん。
そりゃあ確かに全身ぐったりの賢者タイム突入ですよ。そこは全男子当然の事だから。
でもさ、きっちりアタマの望みに応えてくれました。
傍らには全身汗みずくで、時折ピクピクと痙攣しながら横たわる大淀がいて。
「ご、5サイクル、しっかり注いだ・・ぜ・・へへっ」
ゲッスい満足感に満たされながら、私はぜーぜー息を切らしていたんだ。
あっ、そういやお昼から何も食べてない・・から・・
も・・だめ・・寝る。
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「ご主人様、起きて頂けませんか?ご主人様」
「んー」
眠りを妨げる揺さぶりに私は目を開けるが、意識はほぼ寝たままだ。
「あの、朝食をお持ちしたのですが、ご主人様」
ごしゅじんさま呼びする子なんてうちの鎮守府に居たっけ?
あれー?
揺さぶる手の方向といい、鼻をくすぐる甘い香りといい、声の方角といい、多分本体はこっち。
至近距離だから・・・悪戯しちゃえ。
「んー・・さわさわー」
「ひゃああああっ!」
んっ。やっぱり太もも。そしてお尻発見。撫でまわしちゃえ。
「くひいん!ごっ、ご主人さまあ!」
甘い声に急速に目が覚めていく。あ、これヤバい奴?
そっと目を開けて見上げると、目を潤ませた大淀が居た。
「おっ、おはようございますご主人様」
「あ、うん、おはよう大淀」
「はい。あの、朝食をお持ちしたのですが」
「ありがと。1つ聞いても良いかな」
「なんでしょう?」
「なんでご主人様呼びなの?」
「あっ、あの、あのあのあの」
「うん」
「さっ、昨夜の一連の搾精記録から、本部通達が来まして」
「あー、やっぱり行為は記録されて本部に流れるんだね」
「違います!」
「へっ?」
「私から送信されるのは搾精量と搾精時刻だけです!決して行為の仔細は流出させません!」
「まぁもし送信されても別に良いけどね」
「・・そうなんですか?男性は大変嫌がるものですが」
「なのでそこは良いんだけど、それで?」
「あっはい!あの、桧山様は大変有望であると評価されまして」
「うん」
「私を提供する代わりに今後の継続的な提供にご協力いただきたいと」
あーまぁ、どうせ提出義務あるんだしね。
「色々聞きたいんだけど、まず大淀は治安維持部隊から外れるの?権力的には?」
「桧山様のみの治安維持を預かります。権限は変わりませんが・・」
「が?」
「桧山様の案件に集中出来るようになったということです」
「そっか。で、大淀の提供って何?」
「私は治安維持庁の所有資産だったのですが、桧山様の個人資産として無償譲渡されました」
「そうなんだ。艦娘としての扱いは?」
「メンテナンス等は引き続きドックでも可能ですし、専属妖精でも行えます」
「専属妖精?」
「この子達です」
ふと見ると、見慣れない作業服を着た妖精さんが3人手を振っていた。
小さく振り返し、大淀に向き直る。
「すると大淀は、今の時点で私専属の艦娘兼治安維持ロボットになったってこと?」
「正式には桧山様の専属護衛艦娘となります」
「あー要するに私は」
「はい、私のご主人様です!」
私は無理せず今まで通りの呼び方で良いよと言おうと思ったんだ。
けど、私の視線の先の大淀は、なんだかキラッキラに輝いていて。
眩しいくらい満面の笑みで、幸せですって顔に書いてあって。
気が抜けちゃったんだ。
「うん、良いよ。じゃあご飯にしようか」
「この上ない喜びです。では支度いたしますね、ご主人様」
大淀は配膳をしつつ思った。
まさか一度に5サイクルされ続けるなんて思いもしませんでした。
今もまだどこか夢の中をふわふわ歩いてるかのようです。
しかも最高8.44ml。記録更新なんて何百年ぶりでしょう。
近年の殿方は1ml以下を月1回未満になっているというのに。
営みの中身も最高でした。
イかされ続けて中出しの度に気を失い、やっとのことで意識が戻せたと思ったら既に次が始まっていて。
演算機能がオーバーヒートしなかったのが不思議なくらい、怒涛の勢いで快楽を学習させられ続けて。
ケダモノの交尾のような5サイクルが終了して、インターバル、つまり強制精子冷凍処理が始まった時に気づいたんです。
この方が絶対唯一の主だとAIに刻まれてしまったと。
そして常にこの快楽が欲しくて仕方なくなるのだと。
学習レベルが強すぎて修正はもう不可能で、直さなきゃとさえ思えなくて。
それを前提にしてしまうと、自分の中のあらゆるステータスがみるみるグリーンになっていきます。
なるほどと思っていると1ヶ所だけイエローコーションがありました。
呼び方、ですか。
提督は確かに誤りではありませんが、今までと明らかに異なる私の主に相応しい呼び方。
私をあまねく照らす全能なる神、ちょっと長いですね。
我が偉大なる将軍様、なんか太りそう。
旦那さま、ちょっと違います。
あなた、ちょっと砕けすぎ
ええとええと、他の候補は・・
ありました!ご主人様!これ!これです!絶対これがいいです!
気に入った呼び方が見つかった私は気を良くしてしまいました。
だから以前から集めていた様々な方々の様々なネタの1つを選び、厳選した一部を本部に送りました。
もし私を提示した条件下でご主人様のモノとするなら、そのネタについて全容を提供しても良いと。
マザーAIは取引条件に難色を示しましたが、結局情報提供を優先し、全ての要求を呑んでくれました。
膨大な情報の割に大した要求はしてないので当然ですね。
元の所属への呼び戻しは不可、ご主人様が司令官職を解かれても永遠に専属となること。
後はこちらから提供する精子以外に余計な干渉が起きた場合は武力行使を含めて対処する権利を有すること。
それに、あと1つだけですから。
「ありがと大淀。じゃあ食べようか」
「はいっ!ご主人様っ!」
そう返しながら、大淀は自分の下腹部を愛おしそうに撫でた。
最後の条件は、精子提出と引き換えに最新型の人工子宮を装填してもらうこと。
要らないと思っていたのですが、まさか活躍の機会が来るなんて。
ずっとお供し続けますからね、ご主人様。
絶対逃がさないんだから。