艦娘可愛いです。   作:銀匙

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【その38】

 

 

「ごっ、ごご、ご主人様?」

「うん」

「ほんとに、ほんとにこれを読むのでしょうか?」

「えっと、他にあるなら他でも良いよ?」

「あうぅ・・」

 

大淀に頼んだ探し物とは、エロ小説である。

この世界でのエロ小説って気にならない?まぁレディースコミックみたいな感じかなーって勝手に思ったんだけど。

そしたら大淀が知ってる存在は何故か図書室にあるらしいので取ってきてもらった。

本のボロさ加減は資源不足なのか、皆が何度も読んでいるからか。

で、その本の一番エロくて大淀さんのお気に入りの所をゆっくり朗読してもらってます。

読んでもらう格好?制服のままベッドの上に座ってもらってます。

エロ小説のタイトルは「エロい男司令官と夜の抜錨!しっぽりすっぽり抜きまくり鎮守府」だそうな。

ストレートだなあ(笑)

 

大淀の本を読む声が震えている。

「そっ、そしてブラは、し、司令官にたくし上げられっ!」

「ふんふん」

「その時おっ!おーよどはっ!気持ちの良さにビクビクと震え、切なく鳴いてっ!おねっ!おねだりをっ!」

「そっか。ほーら」

「ひぃっ!あっあっそこっひゃあっ!」

「ここだね?」

そう。

大淀が読んだ通りに私が大淀さんにシてるだけです。

だって大好きなシチュエーションの所を読んでねって頼んだし。

大好きならやって上げようって事で。

小説の中も大淀さんがベタ甘に提督からイタされまくるシーンなのでノリノリです。

確かに大淀さんのテンション上がりまくりだね。喜んでくれて何よりだよ~

「ごしゅっ、ご主人様ぁ」

でもさすがに大淀さんがそんな目で私を見てるのに、これ以上読ませるだけは可哀想だよね。

「さぁ大淀、1セット目開始だよ?」

「ああ、ここからそんな、あああああ堕ちるぅぅぅううう」

 

 

-----

 

 

いやー、大淀さんを十分温めてから始めるとすごいね。

制服を脱ぎもせず、乱れに乱れながらいっぱいおねだりされちゃいました。

大淀さんとしてると、なぜか後ろからガンガンって体位になっていくんだよね。

斜め上から斜め下への往復になるんだけど、本当に大淀さんを後ろから組み敷いてる感じがする。

大淀の折れそうに細い腰を両手で固定してあんあん言わせると、もう言葉に言い表せないほどの満足感。

普段からご主人様ご主人様言われてるのに、ご主人様らしいこと出来てないから、ちょっとだけ支配したくて。

こういうの何て言うんだっけ。ベッドヤクザだっけ?

こんな時だけご主人様ツラするの情けないなあ。

 

「あはっ!ごしゅじんしゃまっ!おーよろ、もうっ!もう!」

「よく頑張ったね大淀。しっかり受け止めるんだよ」

「~~~~~!!!!」

 

これで、5サイクル目、っと。

 

 

-----

 

 

隣ですやすやと眠る大淀の頭を撫でる。

さっきまであれほど叫び乱れてたとは思えないほど安らかで静かな寝顔。

大淀さんは可愛いなあ。

 

終わった後大淀さんは必ず寝てしまうから、本当は始める前に裸にしておく方が良かったのだけど。

始めちゃったものは仕方ないもんね。

だから、眠っている大淀さんをそっと動かしながら制服を脱がせていった。

さすがに着衣のまま寝たらどっか鬱血しちゃいそうだしね。

というわけで、現在大淀さんも私も裸で、抱きしめました。

大淀さん温かくて良い匂いするから、首筋に顔をうずめて。

 

「お休み大淀、愛してるよ」

 

 

-----

 

 

カチャッ!

 

「おはようございますてーとくさんっ!大淀先・・ぱい」

 

元気よく鹿島が入ってきてくれたみたいなんだけど、私も大淀もぐっすりでした。

布団は私が剥いでしまったみたいで、私も大淀さんも全裸で、部屋は濃厚な行為の香りが充満していて。

横を向いて眠る大淀を、私が後ろから抱きしめる格好だったそうです。

 

「・・・・・」

 

鹿島はそろそろと部屋の外に出て、後ろ手にドアを閉めた。

耳まで真っ赤なのが自分でもわかる。

・・・ドえっちすぎですっ!匂い嗅いだだけでイきそうっ!あーもう交ざりたかったっ!

鹿島は深呼吸を始めた。1回、2回・・・32回。よし。

「では!鹿島いざ!突入しま」

「鹿島」

入ろうとした鹿島は声をかけられて慌てて停止し、声の方を向いた。

「あれっ?那智さん?長門さんまで?一体どうされたんですか?」

「ああ、提督達を起こしに行くのだろう?」

「そうですよ?」

那智が肩をすくめた。

「そら、長門の取り越し苦労だろう。どう見ても真面目に職務遂行中の鹿島じゃないか」

長門も頷いた。

「そのようだな。まぁ折角来たのだ、二人を冷やかして帰るか」

「えっ」

鹿島は先程の光景を思い浮かべた。

「ち、ちょっと刺激が強い光景かもしれませんよ?」

「見たのか?」

「はい。ね、寝相というか、その」

「はっはっは。今の提督らしいな。どれ、那智もついてこい。大方大の字でぐーすか寝てるんだろうよ」

「あっあのっ」

「自分のムコ殿の寝姿くらい見ても構わないか。よし乗った!」

「あ」

 

カチャッ!・・キィ・・・

 

「・・・・」

 

ドアを開けたままの姿勢で固まる長門、その後ろから顔を覗かせた格好で固まる那智。

更にその後ろで鹿島は終末期を伝える医師のように、静かに首を振った。

さっきより二人が密着してるから完全に寝後背位ですありがとうございました。

まだだ。まだ私は鼻血を出してない。まだ戦えます。

・・ほんとうにこの鎮守府、手遅れかもしれませんけど。

 

錆びたネジのようにギシギシと軋ませながら、長門と那智は鹿島を見た。

鹿島は気配に気づいて小さく肩をすくめた。

 

「か、鹿島」

「はい」

「なんだこのエロ空間は」

「なんだと言われましても見たままとしか」

「すまない長門、顔を洗ってくる」

那智がそう言って離れると、長門は再び部屋の中に視線を戻した。

「その、床に散らばる丸まったティッシュの数が少し多すぎる気がするのだが」

「あ、あのですね」

「ああ」

「てーとくさん、割と後戯でふきふきするんですけど」

「そういえばそうだな」

「その、とっても濃いので、なかなか拭きとれなくて」

「・・」

「拭かれてるうちにとっても気持ち良くなって次をおねだりしちゃうんです」

「・・」

「だからいつの間にか1セット終わってて」

「待て鹿島。1セットとは5おせっせだな?」

「いえ。1サイクルが1おせっせとは限りません。あくまで1サイクル1射精です」

「な、なるほど。で、大淀も鹿島も5サイクル1セットは一緒なのか」

「変わりません」

その時、那智が首を振りながら戻って来た。

「鹿島にしろ大淀にしろ、こんな中に入っていって場合によっては中止を促し、寝ていれば総員起こしをするのか?」

「は、はぁ、そうなりますね」

「長門、多少は大目に見てやらんと、これはキツい仕事だぞ?蛇の生殺しではないか」

鹿島は蛇という単語を聞いて頬を染めた。

てーとくさんの、おっきするとすごく太くて長いんです。

一突きで人工子宮まで届いて・・それどころか勢いで押し上げられて、ビリビリ来る臓器異常警告さえどうしようもなく気持ちよくて。

「解った。あーその鹿島、すまないのだが」

「はい」

「後は頼んで良いか?さすがに気まずい」

「もちろんです。お任せくださいっ」

「では頼む。那智、行くぞ」

「あ、ああ。鹿島、私で良ければ愚痴くらい聞くからな?」

「はいっ!」

二人が廊下へと去っていくのを見届け、鹿島は頬を掻いた。

「そ、そろそろ起こさないと朝食の時間ですし・・」

部屋に入り、提督の頬をそっとつつきながら囁いてみる。

「てーとくさーん、朝ですよぉ」

起きそうにない。

今度は大淀の肩を揺すってみる。

「大淀先輩、朝ですよ?日が昇ってますよ~?」

そういえば大淀がこんなにも無防備に寝ているのを見るのは初めてかもと鹿島は気づいた。

普段はどんな早朝でも大淀は起きていたのに。

「すごいなあ、てーとくさん。どんどん支配下に置いてる・・」

鹿島の頬が緩む。

「そうですよね。てーとくさんに逆らうなんて無理があり過ぎますよね!ほら起きてください大淀先輩!ほーら!」

二人を起こす。それが今のお仕事ですもん♪

 

 

 

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