「リボンと、あー・・」
「だっ、だめ、でしょうか・・」
「ちなみにリボンの方の使い道は?」
「言わないとダメでしょうか」
「言われて許可した使い道に限ります」
「はうっ」
「それとこっちは、私に使われるのは嫌だよ・・マゾじゃあるまいし」
「えっ、でも、男の方でも乳首に貼ると気持ち良いと聞いたのですが」
「私はダメなんだわ。聞いてあげられなくてごめんね」
「あ、あの、基本的な事を伺いたいのですが」
「うん」
「提督は、攻めと受けでは」
「攻め一本鎗です」
「一本ヤリ!」
「なので受け関係全般萎えます。どうしてもしたい?」
「いえ、榛名は提督に喜んでいただきたいだけなので・・」
「榛名も攻め一本なの?」
「榛名は・・解りません。したことがないので」
「うん」
「でもエロ漫画では攻めに興奮しますっ!」
「エロ漫画持ってるんだ」
「はうううっ!」
「そういう本ってどうやって手に入れるの?」
「だ、大体は、酒保で明石さんと相談します」
「でも本なんて今時ないんじゃないの?これだけ資源統制されてて」
「大規模な製本は無くなりましたが、百部程度の小規模な印刷なら残ってるんです」
「へえ」
「なので、そういうお話があればという形で、お金を預けているんです」
「なるほどねえ。で、その本にこれが書かれてるの?」
「はい」
「で、それが男に使われてるの?」
「はい」
「・・・榛名」
「は、はいっ」
「使い方は知ってるから榛名に使うのなら私は嬉しいな。知りたい?」
榛名はこくりと喉を鳴らし、一瞬考えた後、上目遣いで見返してきた。
「提督が優しくしてくれても、榛名、十分なお返しができません」
「その目は知りたいんだね。お返しなんかいらないよ。さぁ服を脱いで」
「てっ、提督が、攻めのお顔をしてます」
「さぁ」
「あう・・は、榛名でいいなら、お相手しましょう」
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えっと、榛名が持ってきたのは幅の太めのリボンと、いわゆるピンクローターを3つ。
珍しい事にゼンマイ式です。だから強さ調節とか出来ないみたい。
ちゃんと動くみたいだし、こんなのは震えたらそこそこ役に立つので良しとしましょう。
リボンの使い道で迷ったけど、手を縛ると自分を支えられなくなって変に腰に力がかかって傷めたりするからね。
なのでオーソドックスに、榛名の大きくて可愛い目を隠す事にします。
服を脱ぐとすーすーするから落ち着かないわけで、そこに更に目隠しで・・あ、良いもの見つけた。
さぁ榛名、ヘンタイのお時間だよ~?
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うん。ド変態な時間だったよ。
榛名に目隠しをして寝かせて、耳元に1個だけゼンマイローター置いてね。
ゼンマイの音だけ聞かせてたんだけど、それは別の意味。
見つけた良いものってのは、小筆。
小指の半分くらいしかない細い筆だけど、ちゃんと毛の長さがある奴でね。
ちゅーちゅーさわさわをベースに、筆で体をなぞり、時折ピンクローターで刺激していったわけです。
途中でビックンビックンしながらどんどん水を噴き上げていたから、途中からはその水源をかきわけるように。
後から後から溢れてくるから小筆じゃ間に合わなくなって、舌と唇使って飲みました。
今はそれが終わって、目の前には絶え間なく湯気のような息を弾ませる榛名が居ます。
しないわけないよね。
「さぁ榛名、目隠しを取ってあげるね」
「ぁ・・ぁ・・・て・・ぃ・・とく・・」
「痛かったら言うんだよ。必ず一緒に気持ち良くなろうね」
「あっ・・」
榛名の除幕式は割と円滑だったんだけど、坑道は土圧が凄かったです。
地下水がきちんと通っていたし流量もあったから解消は割と短時間で。
「はっ、榛名っ!もう!もう!」
「何度でも構わないよ。気にしなくて良いんだ。好きなだけ行っておいで」
「あぁ、あぁ、あ・・・あ゜っ」
凄いね。汗だくで痙攣しているのに、子種だけはきちんと採取しようと蠢いている。
なんか榛名の真面目さと健気さがこういう所でも感じられて、愛おしくて愛おしくて。
「榛名、聞こえてるか分からないけど、次を始めるからね」
こんな壊れた世の中だろうと、私はこの子達と仲良くしたい。
だからちゃんと満足してもらえるように、頑張らないとね。
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「ん・・」
ふと目が覚めて、暗闇の中だと、榛名はぼんやりした意識の中で思った。
ある時から始まった、夜な夜な聞こえてくる嬌声。
それはもっともっととせがむ女達の声で、けれどその前後は嫌とかダメとか狂うとかそんな事ばかり。
一体何が起きているのだろう。
いつしか榛名は楽しみで一杯というわけではなく、不安もよぎるようになっていた。
購入した漫画には、男はただ寝そべっていて、女が1から10まで営みを司っていた。
自分が上手に導けるのか、何をどうやったら“女が”あんなにせがむ展開になるのか。
だから榛名は慌ててマンガに登場した道具達を買った。
でも提督は優しく榛名の手からそれを受け取ると、自分が使うと言い出した。
あらかじめ用意していたあらゆる想定はこの時点で瓦解し、自分が身を委ねる立場となった。
始まると程なく、女達のあの声の理由が理解できた。
それらを言う他に選択肢が与えられなかった。ただそれだけだった。
リボンに視覚を奪われ、ゼンマイの音が聴覚を奪い、否が応でも触覚に神経が集中してしまう。
自分が感じやすい、敏感な所ばかりを提督の小筆が這いずり回り、ローターが刺激し続けた。
自分で自分を慰める時に嗅ぐ特有の匂いが嗅覚を刺激し、一層羞恥心に拍車がかかる。
自分すら知らない気持ち良くなる場所を提督が何故知っているのか。
やめて、そこはダメ、気持ち良すぎるから。狂い果ててしまいそうだから少し待ってほしい。
出てしまう嬌声。その合間の追いつかない呼吸は思考能力すら奪い、提督は怒涛の攻めにつぐ攻めをし続けた。
一切待ってはくれなかった。
快楽。ただ一言で説明のつく時間。
ただただ快楽を与えられ続け、失せて行く思考の果てに辿り着く結論。
受け入れてしまえば良いのだと。
提督は初めから、そして事の合間にもずっとそう言っていた。
好きなだけ。いつでも。気にしなくていい。自由だと。
そんな甘い言葉は毒となって理性に沁みて溶かしていく。
一旦続けざまに嬌声を漏らしてしまえば二度と止めることは叶わず。
その声に自ら反応して更に感度が跳ね上がり、与えられる快楽が何倍にも感じられ。
意識があろうがなかろうがおかまいなしに与えられ続ける快楽。
「皆さん、狂ってしまっても致し方ないですね。榛名も、狂ってしまいました」
ぺろりと、唇を舌で舐めまわす。
気持ちが、良かった。
とてもとても気持ちが良かった。
なすがままにされ、決して自慰では踏み込めない大量の快楽を与えられ続けることは、とても。
「気持ちいいこと、大好きになってしまいました」
傍らに眠る提督の胸が、呼吸に合わせて上下するのを見て、榛名は愛おしそうに目を細めた。
「たしかに布団一組は狭いですね。でも、榛名、暖かいです」
狭い布団からはみ出ない為と、榛名は自らの理性に律儀に言い訳をして。
提督の体に自らの体を搦めた榛名は、掛け布団を引き寄せてから再び目を瞑ったのである。