艦娘可愛いです。   作:銀匙

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【その57】

 

 

勝負そのものはコインの駆け引きが無いポーカーだから割と簡単に進んでいきまして。

 

「じゃあこれで最後の勝負ね。手札オープン!」

「ストレート!」

「4カード!」

「あーツーペアだー」

 

というわけで私は順調に負けまして最下位。

厳密な検算の結果、

「やった!やりました!私勝ちました!」

ぴょんぴょん飛び跳ねたのは大淀。スカートめくれてるよ?

 

「はいおめでとー・・鹿島さん鹿島さん、血涙拭こう?絵面がホラーだよ?」

「ぎいいいいい」

「じゃあ大淀さんは私へのお願い事を1つどうぞ」

むっふんむっふん鼻息が荒すぎますよ大淀さんや。

「ごっご主人様は!」

「うん」

「お、おおおおお大淀を抱きしめて愛を囁く!」

「ふおおおおおおおおお!」

「鹿島興奮しすぎでない?それに大淀さんや」

「なんでしょうか!」

「またエラーになって再起動にならない?大丈夫?」

「大丈夫です!」

「えーそーかなー」

「こんなボディの10や20すぐご用意しますので」

「それは大丈夫と言わない」

「と言いますか、別に再起動するだけですから本当に大丈夫ですよ」

「エラーとかいうと変な学習とかしちゃわないか怖くてさ」

「大丈夫ですよ。慣れていくという意味でもあるので」

「じゃあ遠慮なく」

「どんとこいです」

 

音速で鹿島さんがベッドの上を片付けてくれたので、私はベッドに腰掛けて自分の太ももを叩いた。

「ほらここに座りな、大淀」

「いきなりお膝でしゅかっ!?」

「慣れるんでしょ?」

「しっ失礼します!」

「あ、先に行っとくけど、再起動したらそこまでね」

「AIDB耐性600%に設定、ワーニング警報解除、エラー警報レベル緊急以外解除!」

「そこまでしないとダメなんだ」

「いっ!いざっ!」

 

・・ぽすっ

 

「大丈夫?」

「・・だいじょうぶです」

「そっか」

既に鹿島が大淀と私を物凄く交互に見てるけど。

私は大淀の腰に左手を添えて引き寄せ、右手で頭を撫でた。

「にゃひいっ♪」

そのまま大淀の耳元で囁く。

「あぁ可愛い大淀。いつも、いつまでも、愛してるよ」

 

「緊急。AIDBに極めて深刻なエラーが発生しました。一部記憶を消去し再起動します」

 

私は鹿島を見た。

鹿島は手で鼻を押さえているが、手には赤い物が滲んでいた。

だからどうしてAIロボットに鼻血を出す機能を実装させるかなあ・・・

 

「・・鹿島さんや」

「んふーっ!!むふーっ!んふーっ!!むふーっ!んふーっ!!」

「・・とりあえず大淀さん寝かせるか」

 

5分後。

 

「・・んはっ!?あれっ!えっ!?」

「えっと、どういう状況?」

「・・こ、これから、膝の上に乗せて頂けるんじゃ・・」

「それがね大淀さん」

「はい?」

「実は現実としては膝の上に乗せて愛を囁いたんですよ」

「へっ!?」

「そしてそれを見ていた鹿島さんの現在があちらになります」

「ふーっ・・・・ふーっ・・・・ふーっ」

「なんか目を血走らせて鼻血垂らしながらふーふー言ってるんですが」

「さっきよりだいぶ落ち着いてきたよ。そして大淀さんは一部記憶を消去しないと再起動できないってエラー出てた」

「・・・そんな」

 

大淀の表情はかなり絶望に満ちていたんだ。

 

更に5分後。

ようやく鹿島の意識が戻ってきたので会話を再開したよ。

 

「いやさ、だからAIDBの限界テストをする必要はないと思うんだよ」

「どういう事でしょうか」

「例えば握手1回とか、ちゅう1回とか」

「「嫌」」

「だってAIDBが記憶を消しちゃうんでしょ?」

「どうにか」

「します」

「無理だったじゃん!」

「今度はしくじりません!」

「私は同じ轍は踏みません!」

「じゃあもう1回ね。それでだめなら強制的に軽いキス1回になります」

「「そんなっ」」

 

そして2試合目が終わり。

 

「あーまた私がビリかー」

「鹿島!ついに勝ちました!」

「あーあー」

 

というわけで。

 

「はい、じゃあ鹿島のお望みはなんでしょうか」

「私はですね!」

「はいな」

「耳掃除させてくださいっ!」

「・・・私がするの?」

「てーとくさんに!私がいたしますっ!」

「立場逆じゃない?それだと私が幸せなんだけど」

「私も超幸せです!」

「良いよそれなら。喜んでお願いします」

「はいっ」

 

そして。

 

「・・取り終わりましたので梵天入れますね~こしょこしょ~」

「・・・あひっ・・あっ・・をっ・・」

「じゃあ今度は反対ですよ~」

 

さらに。

 

「こしょこしょこしょ~・・はい、てーとくさん出来ました!」

「・・」

「てーとくさん?」

「・・鹿島」

「はい?あれっ?てーとくさん、目が据わってませんか?」

「かしまっ!」

「うみゅっ!んっ!んーーー!んんっ!んっ!んっ!んーーーーー!」

「ぷはっ・・」

「はー、はー、はー、い、いきらり濃厚なキスなんれぇ・・」

「さわさわさわー」

「きゃっ!あっ!らめっ!そんにゃっ!あんっ!そこっ・・きもちっ・・んーーーーーー!」

「ほーら、濡れたおパンツはぬぎぬぎしましょうねー」

「てってーとくさん!?お、大淀先輩!大淀先輩が至近距離で見てますからぁ」

「てってれって~」

「・・ひっ、て、てーとくさんの物凄くおっきくないですか?え?ちょまっ!いひぃぃいいい!」

「ふぁいとぉぉおおお!!!い゛っぱぁつ!!!!!」

「あ゜」

 

 

-----

 

 

「えー、結論。トランプは理性に大変危険な遊具であることが解りました」

コクコク。

「ですので」

「「今後も定期的にやりましょう!」」

「封印に決まってるでしょうが!」

「断固拒否します!」

「ガンギマリてーとくさんとのおせっせ最高です!」

「えー、なんか自分で言うの無責任だけど、なんか乱暴っていうか無理矢理じゃなかった?」

「何言ってるんですか!あれくらい束縛された方が萌えます!」

「むしろもっと鷲掴みにして無茶苦茶腰振って良いんですよと言いたい!」

「だって痛いでしょうが」

「ああなった後は痛さもスパイスです」

「そういう変態プレイはしたくないの!普通のおせっせで我慢できなくなるから!」

「・・なるほど」

「それは一理ありますね」

「でもですよご主人様」

「なんですか」

「ご主人様の想定される“普通”について改めて確認したいのですが」

 

そんなわけで私達3人はベッドの上に座り、“普通のおせっせとはどこまでか”という議題で夜が明けるまで審議を重ねたのでした。

まる。

 

 

-----

 

 

「おはよう・・・ふむ、どうせロクな事ではあるまい」

「のっけから酷いじゃない長門さん」

「二人揃って目にクマを作ってる時点で絶対まともなハズがないんでな」

「そんなことないよ!」

「ではクマを作った理由を言ってみろ」

「鹿島さんと3人で普通のおせっせとはどこまでかの定義について議論してました」

「ふっ。さぁ仕事するぞ仕事」

「馬鹿にされますが、では長門さんはク〇ニさんは普通に含みますか?」

「・・・・ふ、含むんじゃないか?」

「同時2点攻めや3点攻めは?」

「さ、さすがに3点は」

「ほら提督!やっぱり3点は高度なエロテクニックなんですよ!」

「1つ1つは普通に愛撫する所を同時にするだけでしょうが!」

「あーもー執務室!執務室の爽やかな朝をドロドロエロエロ空間にするなっ!仕事!しーごーと!」

こうしていつも通り問題なく執務は始まった。

 

 

 

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