「決めました!」
「なんでしょうか」
「野球拳してください!」
「やきうけん」
「じゃんけんして負けた方が」
「いや解ってるよ1枚脱ぐんでしょ。でもさ、大淀なら動体視力と高速筋力で超瞬間後出しやれるんじゃない?」
「何の事やらさっぱり皆目見当がつきかねましゅが」
「じゃあこうしよう」
「?」
私はトランプのJQKを2組取り出した。
「Jがグー、Qがチョキ、Kがパーね」
「はあ」
「それで互いに後ろを向いて1枚選び、選んだカードだけ手に持って振り向いて、テーブルに伏せてカードを置く」
「はい」
「それで鹿島の合図で同時に開く。勝敗はじゃんけんと一緒」
「ぐっ!?」
「それで大淀がイカサマ後出し出来ないでしょ」
「くっ!それじゃ本当に確率じゃないですか!」
「治安維持部隊が最初からイカサマ狙うんじゃありません!」
「決めたかーい?」
「くっシミュレーションは判断材料が少なすぎて演算出来ないと!」
「はーやーくー?」
「しっ仕方ありません!これで!」
くるりと振り向くと鹿島さんが真剣な顔でテーブルを指差している。
二人がそっとカードを置くと、鹿島が二人の顔を見て、
「アーユーレディ?」
「「いえーす」」
「3・2・1!GO!」
パタッ
「あ、勝った」
「畜生!畜生めええええ!!」
「キャラ変わりすぎだよ大淀さん。で、スカートね」
「へっ?」
「勝った方が部位指定でしょ。次行くよ次」
「すーすーします・・」
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「アーユーレディ?」
「「いえーす」」
「3・2・1!GO!」
パタッ
「ああ、ああそんな・・そんな」
「ぐっへっへっへ大淀さぁん。もうパンティと靴下しかないですよぉ」
「くっ!まだ!まだです!まだ大淀は戦えます!」
「パンティ」
「へっ」
「パンティを、脱ぐんだよおおおお」
「えええええ」
鹿島は思った。てーとくさん、これかなり好きそうです。良い事知りました。
「さあ次だよ次!次で大淀丸裸にしてやんよ!」
「こっから巻き返すんですから~!」
「さあお二人ともシンキングたーいむ!後ろ向いてカードを1枚お選びください!」
「「・・・・・選んだ!」」
「ではテーブルへ」
「「・・・・・」」
「アーユーレディ?」
「「いえーす」」
「3・2・1!GO!」
パタッ
「のおおおおおおお」
「勝った!勝ちましたよ大淀は!さあご主人様パンツ脱いでください!」
「ズボン履いてるんだから先にズボンでしょうが!」
「ちっ」
「舌打ちしたよこの人!」
鹿島は思った。大淀先輩が豹変してる・・
「さあ気を取り直すよ!もう次で大淀丸裸よ!」
「へっへっへ。世の中そんなに甘くないってコト見せてあげます!」
「さあお二人ともシンキングたーいむ!後ろ向いてカードを1枚お選びください!」
「「・・・・・ヨシ!」」
「ではテーブルへ」
「「・・・・・」」
「アーユーレディ?」
「「いえーす」」
「3・2・1!GO!」
パタッ
「きゃああああああ」
「ひょっひょっひょっひょっひょ・・小娘ェ・・いよいよ年貢の納め時じゃわいのぉ」
「お、お代官様、堪忍!堪忍してください!」
「やかましいわ!ほうれ、靴下じゃ。ほうれほうれ脱いで素っ裸になるがいいわ」
鹿島は思った。二人とも超ノリノリで楽しそう。
こうしてポーカーだったはずがいつの間にかカードを使った野球拳に様変わりし。
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「おはよ・・・ああ、間違いなくロクでもない事で徹夜したな?」
「おはようございます」
「なんで分かるのさ?」
長門が溜息をついた。
「夜中過ぎまでお代官様だのあーれーだの聞こえてれば解るわバカモノが」
「失礼な!ちゃんと町娘と悪代官編、万引き娘と店長編などバリエーション豊かにですね」
「頭の使い方が根本的に間違ってるぞ」
「でもですよ長門さん」
「なんだ大淀」
「提督が編み出した野球拳の方法、私達でもイカサマできないんです」
「・・ほう?」
「純粋に確率勝負になるんで、萌えます」
「そっ・・それは・・良いかもしれんな」
「でしょう?昨夜でだいぶ細かい運用方法も整えましたので」
「つっ、次の夜は、その、なんだ」
「可愛いポーズ取って、野球拳したーいっておねだりしてみようか長門」
「んなっ!?そんな事出来るかっ!」
「あそう?じゃあしないんだね?今日から晩を共にする子達にも聞いてみようっと」
「くっ!」
「長門はしないんだもんね~?」
「・・・や、やや、野球拳したい、です」
「可愛いポーズは?」
「んなっ!?」
「可愛いポーズは?」
「なっ!?」
「可愛い、ポーズ、は?」
「~~~~!!!」
「や、野球拳したい、にゃん♪」
「大淀」
「もちろん録画いたしました」
「やめろ大淀!本当にそれだけはやめてくれぇ!」
「永久保存指定で」
「かしこまりました」
「やめろおおおおお」
「さ、仕事だね大淀」
「今日も一日頑張りましょう」
「かえせええええ消せえええええ」
「じゃあ長門はしないの?野球拳」
「ぐっ!・・・したいです」
「じゃーいいじゃない。可愛い長門最高です」
「からかうつもりだろう!」
「え?長門、私は本気で可愛いと思ってるよ?」
「あああああもおおおおおおお!」
これは出陣を控えた伊勢が執務室に来るまで続きましたとさ。
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「ハーイ・・皆さんお元気デスカー?」
「どうしたの金剛?そんな微妙な半笑いしちゃって」
「ど、ドーしたもコーしたも・・順番が来たので来マシタ」
「あ、最初に確認ね。本当に嫌なら次の人に代わってもらうし、決して無理強いしないし、不利益になるような事もしない」
「・・・」
「だから一晩ないし数時間を一緒に過ごしても良いならこのまま居て?そうでなかったら黙って帰って良いからね?」
「テートク」
「うん」
「それなら鳳翔に仲介してもらって断ってマース」
「そっか」
「テートクと一晩過ごすつもりで、ちゃんと来てマース」
「解った。あと1枚書類書いてるから、もうちょっとだけ待っててね」
「ハーイ」
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「じゃ、後は頼んだよ、大淀、長門。お待たせ金剛、帰ろうか」
「ハーイ。じゃあGoodBye長門、オーヨド!」
「ああ」
「お疲れさまでした、ご主人様、金剛さん」
執務室を出てすぐに私は尋ねた。
「ええと、私は食堂に行けないから、持ってきてもらって自室で食べるか鳳翔さんのお店で食べるかなんだけど、どっちがいい?」
金剛は頷いた。
「テートクのお部屋にご飯お持ちしマース」
「解った。テーブルの上片づけておくね」
「ハーイ」