目的地である金庫前に来たショウマ達。
その間、ショウマは、スマホでどこかに連絡をしていた。
「ショウマ、さっきからどこに電話をしているんだ?」
「少しだけ、あっ、もう出来たのか」
「もう?一体何を」
秀吉の疑問の声。
それに応えるように、なんと金庫が開き始めた。
その事に対して、その場にいた千束を除いた全員が驚きを隠せなかった。
「えっ、ショウマ、一体何をしたんだ」
「ちょっと、知り合いに頼んで、ハッキングをして貰った」
「・・・なんだか、その知り合いの事を聞くと怖そうだから、あえて聞かないでおくわ」
島田の言葉を聞いて、全員納得してしまう。
確かに、その通りだと思ったからだ。
そんな事を話しながら、ショウマ達は中へと入っていく。
そこには、大量のダンボールがあった。
その中には、模試の答案用紙が大量に入っていた。
だが、彼らの目的はその答案用紙ではなかった。
各々が、持って行かれたダンボール箱の方に近づく。
「おぉ、あったぞ!」「良かった、ここにあって」
そうして、各々が目的の物を見つけて、安堵の声を出していく。
しかし、その最中で千束は周囲を警戒しながら見ていると。
「それで、なんであなたまでここに入って来ているのかなぁ、根元君」
そう、千束が睨んだ先、そこには根元が不敵な笑みを浮かべていた。
「何、俺もここに目的の物があって、入っただけだぜぇ、まさかお前達だけで入る事が出来るとは思わなかったけどな」
そう呟きながら、根元が手に持っていたのは、模試の答案用紙だった。
「なっ、根元君!なんで、それをっ」
「なんでって、お前達もこれが目的だろ」
「違うっ、僕達はそんな事を」
「そうかぁ、けどこれが証拠になると思うがなぁ」
それと共に、根元が見せてきたのは、金庫に入るショウマ達の様子。
ショウマ達が、そのまま金庫の中に入っているのが映されている決定的な証拠。
「これを見たら、どうなるかなぁ」
「ぐっ」
そう、高笑いをする根元を、ショウマ達は見送る事しか出来なかった。
「最初から、根元君はこれを企んでいたんだねぇ」
「あぁ、よく考えれば、バカでも分かる事だったのになぁ」
「どういう事、雄二」
雄二の言葉に対して、明久は思わず聞いてしまう。
「普通、教室にダンボールがあるとはいえ、その中に生徒の私物があれば、いくら鉄人でも取る訳ないだろう。取ったとしても没収した事を俺達に言うはずだろ。それを言わなかったという事は」
「根元君の仕業っていう事だね」
千束の言葉に対して、ショウマは悔しそうに手を握り締めた。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子