フルコースとライダーと学園生活   作:ボルメテウスさん

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怒りを静めて

Dクラスとの戦いは無事に終わった。

だが、回復試験を受けた後のショウマ達には、既に次の戦いが待ち受けていた。

それに対策する為に、一時的だがDクラスの教室で、会議を行っていた。

それは。

 

「Bクラスとの戦い」

 

その言葉は、Fクラスの次の標的であるBクラスの戦いに備える事にした。

 

「Bクラスの代表は確か」

「そうだな、この場にいる全員が知っている通り、あの根元が代表を務めるクラスだ」

 

ショウマは、それと共に感じたのは、悔しさだった。

あの金庫の1件もあり、根元との戦いには、決して油断してはいけない。

それを感じていたからだ。

 

「ショウマ、お前が焦る気持ちは分かるが、Bクラスを相手に、これまでの力技による戦いは通用しないぞ」

「・・・」

 

これまでの戦いにおいて、ショウマは、そのほとんどをライダーによる力と長年の戦いによる経験で対応していた

勿論、それもまた彼の強みではある。

 

「だが、Bクラスは、Aクラスと比べれば確かに弱いかもしれないが、決して油断してはいけない相手だ。奴らが数を揃えれば、十分に苦戦させられる。何よりもその弱っている時にライダーに攻められたら」

「負けるかもしれない」

「あぁ、何よりも奴は卑怯だ」

 

雄二の、その言葉に対して、ショウマは頷くしかなかった。

 

「奴の術中に嵌まれば、勝てる戦いも勝てなくなる。だからこそ、お前はどんな時が起きても怒りを抑えろ」

「怒りを抑えろって」

「それを使って、奴は攻略する可能性がある。怒りに身を任せれば、奴らの思う壺だ」

 

その雄二の冷静な言葉に対して、ショウマはただ頷くしかなかった。

その最中で、千束は。

 

「まぁ、ショウマ君の手綱は私が握っているからね」

「千束」

 

そうして、会議が終わった後、ショウマ達はそのままFクラスへと帰って行った。

その帰ったFクラスの教室。

だが、帰ったFクラスの教室は、荒らされていた。

 

「なっ、これは」

 

見れば、教室のダンボールは、ボロボロの状態になっている。

さらには、教科書に、各々の私物まで。

 

「これはっ、許さん!」「あいつらぁ!!」

 

それを行った犯人がBクラスの面々である事は分かった。

ショウマもまた、怒りを露わにしそうになった。

だが、ショウマはその場を座ると共に、手にはキャンディを持っていた。

そのまま、ガブリっと噛み付いた。

 

「ショウマ君」

「・・・」

 

怒りで我を忘れない為に。

その怒りを、まるでキャンディを噛み砕き沈める。

冷静にならなければならない。

そう考えていたショウマは、目を瞑る。

そして。

 

「・・・ゴチゾウは、あった」

 

それと共に、ショウマはすぐにゴチゾウを探した。

それに対して、何の意味があるのか。

疑問に思っていたが、ショウマが取り出したスマホに、ゴチゾウをセットする。

 

「それは?」

「知り合いが作ったスマホ」

 

それと共にスマホをセットすれば、そこに映し出されたのはFクラスのダンボールを荒らしているBクラスの様子だった。

 

「雄二」

「まぁな、これで交渉の材料になるな」

「直接、言わないのか」

「全てが終わった後に、やるさ。だから」

「・・・分かった」

 

雄二の言葉に、ショウマは、頷いた。

ゼンゼロから出る陣営は

  • 邪兎屋
  • 白祇重工
  • ヴィクトリア家政
  • 特務捜査班
  • カリュドーンの子
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