シータとジープの戦いが終わった。
それは、これまでと変わらない日常の始まりでもあった。
「それにしても、ケーキング。なんだか、これまで以上に凄い姿だよねぇ」
「確かに、実際に使用した後も、消えないゴチゾウというのも驚きですけど」
戦いの終わり、ショウマ達は喫茶リコリコで祝勝会を行っていた。
ショウマにとって、一つの決着を迎えた事を含めて。
「そう言えば、明久は結局は」
「勝てたよ、けどまぁ、姫路ちゃん自身がFクラスにいたいと希望していたからねぇ」
笑みを浮かべながらも、その光景を見ていた千束は、そう言っていた。
シープとジープの戦いの際、彼らが文月学園に行っても、すぐに対応出来るように、千束とは離れていた。
それでも、その結末を聞くと、ショウマは自然と。
「・・・そうか、それは良かったかな」
「そうだね」
笑みを浮かべ、それに対して、嬉しく感じた。
「さて、ショウマ君!いよいよ!今年もあの祭りが始まるからね!」
「あぁ、それって、もしかして」
「そう清涼祭!いわゆる学園祭!去年は任務で参加出来なかったけど、今年こそは思いっきりやるんだぁ!」
「・・・学園祭、面倒だけどなぁ」
「そう言えば、たきなも初めてだよね?」
「リコリスは、基本的にこういうのは関わらないから」
「ならば、思いっきり楽しんだら良いぞ」
「そうそう、青春なんて、あっという間だからねぇ」
そう、ショウマを含めて、もうすぐ始まるだろう清涼祭に対して、全員が笑みを浮かべていた。
一つの戦いの区切りとして。
そして。
「しーたぁ!しーたぁぁ!」
ジープは一人、人間界に未だに残っていた。
彼の、腹部にあるガヴ。
それは、彼の腹部に突き刺さっている人間に化ける為のミミックキーが故障している為か。
彼は、グラニュートの姿に戻る事が出来なかった。
しかし、ショウマによって、奪われたシータの事を思い、地面を這いずっていた。
「くそっ、どうすればぁ」
そう、シータが苦悶の表情を浮かべている時だった。
「へぇ、なるほど、情報で聞いたけど、本当にいるみたいだな」
「っ」
その言葉と共に、シータが睨んだ先。
そこに立っていたのは、ピンクの柄シャツの上からのロングコートを羽織っているボサボサの緑髪の男性。
その男性が、そんなシータを見ていた。
「お前っ人間かっ」
「あぁ、そうだな、けど、今のお前にとっては、俺は都合が良いんじゃないのか?」
それと共に、男が懐から取り出した物。
それを見た時、シータは驚きを隠せなかった。
「それって、まさか、赤ガヴと同じっ」
同時に敵だと思い、すぐに構えるが。
「言っただろ、お前は、俺の協力者だ」
「人間がっ、なぜ」
「くくっ、そうだな」
それと共に、男は。
「真島、それだけ覚えておけ」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子