様々な結末を迎えた先の試召戦争から数週間、戦いの熱に変わって、ここ文月学園祭の雰囲気は学園祭一色に染まっていた。
『清涼祭』
そう呼ばれるこの学園の学園祭は、召喚獣システムなんて風変わりなものを導入しているから。
それはもう毎年盛大に開催される。今年も例に漏れず、メインイベントの試験召喚大会を始めとした催しが目白押しで、本番間近に迫った今、最後の追い込みと誰もが忙しなく準備に明け暮れていた。
「プレイボール!」
校庭で野球をやっている僕達、Fクラスの生徒以外は。
その様子を見ていた俺達は、腕を組んでいた。
「どうしよう、Fクラスの皆、あんまりやる気、ないよね」
「そっそうだねぇ」
その言葉と共に、ショウマと千束はどうするべきか迷った。
ショウマ達にとっては楽しみであった清涼祭ではあったが、そのクラスメイトはあまり乗り気ではなかった。
「うぅん、まさかここまで積極的に動いているのが、私達だけだから」
Fクラスの中でも積極的に動いているのは、ショウマと千束を除いたら、姫路と島田に秀吉だけだった。
「けれど、実際に成功させるには、皆の協力が必要じゃないの、そこの所はどうなの」
その言葉と共に、あまり興味のなかったエレンが呟いた。
「まぁねぇ、店の整備とかは、どうするの?」
清涼祭において、客を呼ぶ際に重要なのは、店の設備。
その設備という条件では、Fクラスのあまりにも酷い教室環境では話にならない。
「一応、喫茶店をするって事になってるけど……」
「でも、あのボロい設備じゃ、まともに営業できないよ」
「だよねぇ……」
実際問題として、Fクラスで用意できる予算では、設備の向上は難しいだろう。そんな事を考えている時。
「ふむ、あえて考えられる手としては」
それと共に千束は不敵な笑みを漏らした。
「まずは……」
「なるほどねー」
そして、千束の提案を聞いたショウマは納得して大きく首肯をした。
「さすがだね、千束」
「ふふん、もっと褒めてくれてもいいんだよ」
そう言いながら、千束は胸を張っている。
「皆をやる気を出させる為には、それに相応しいだけの報酬を用意しないとね」
「うん!確かにそうだね」
ショウマの言葉に、千束は大きく首を縦に振った。
「さて、それじゃあ、準備を始めようか」
そうして、Fクラスの出し物を考える為の会議を行う為に、用意した事。
「何よりも、この報酬は、皆を幸せに出来るからね」
「うん、まさか、こんな事が出来るとはねぇ。まぁ、皆が幸せになればいいよね」
そう言って、二人は笑みを浮かべるのだった。
こうして、Fクラスの出すお店が決める事に。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子