「それじゃ、学園祭の展示物を決めたいと思う」
それと共に、クラスでの出し物による会議は行われた。
だが、それに対して、やはりどこかやる気がないのか。
全体的にあまり積極性はなかった。
それに対して、千束は。
「仕方ないなぁ、せっかく皆がやる気が出せるのを用意したのに」
『やる気が出るのを?』
状況を打開する為に千束が前に出た。
それが、一体何なのか。
全員が注目が集まる最中。
「これを見よ!!」
それと共に、千束は、そのまま黒板に叩きつけた写真。
そこに映っていたのは、ミズキだった。
『なっ、誰だ、あの美人はぁ!!』
リコリコでのSNSで宣伝する為に撮った写真だった。
「この美人の名は中原ミズキ!27歳!私が働いている喫茶リコリコの従業員だ!さらに、彼女は未だに結婚しておらず、付き合っている男性はいない!絶賛婚活中だ!」
『なんだってぇ!!』
一つ一つ、その言葉を出す度に。
Fクラスのクラスメイト達が歓声を出していた。
「そんな彼女と付き合えるチャンスを、ここで活躍した者に、渡そうと思う!さぁ我こそはと思う者は手をあげるが良い!!」
『はい!はい!はい!はい!!』
その千束の言葉がきっかけとなった。
それまで、あまりやる気のなかったFクラスの面々が次々と挙手をしていく。
先程までの様子の違いに対して、ショウマは困惑していた。
「これは一体」
「ショウマ君。これこそが、ミズキが普段から必死になっている事だよ」
「なるほど」
その言葉と共に、千束の説明を聞いて納得したように頷いた。
それらを見ていた明久達は驚きを隠せなかった。
「まさか、千束がこんな隠し球を持っていたとはな」
「うん、驚きを隠せないよ」
「・・・本当に」
そうしながら、明久達はその言葉と共に納得していた。
けれど、それに対して、島田は疑問に首を傾げる。
「あれ、明久達、こういうのには、すぐに反応するんじゃないの?いつもだったら、一緒になって馬鹿をしているのに」
そう、島田の言葉に対して。
「うん、なんていうか、言っちゃいけないけど、この人、どことなく姉さんと似た感じがする」
「俺は、お袋と似た感じが」
「・・・同じく」
各々が、なぜ家族の名前を出したのか。
それに対して、島田は思わず首を傾げてしまう。
だが、その意味に対して、ショウマは乾いた笑みを浮かべる。
「あはははぁ」
彼らが感じた直感。
それは、おそらくはミズキと似ていたのだろう。
そんな彼らの家族の事を、ショウマが気になってしまった。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子