ヴラムと名乗った仮面ライダーに対して、千束は警戒しながらもヴァレンバスターの銃口を構えていた。
「まさか、襲撃者が仮面ライダーなんて驚きを隠せないよ」
「まぁ、そう言うなよ、俺はこれが初陣だけど楽しませて貰うぜぇ!!」
ヴラムは軽口を呟くと、武器を持たない状態でそのまま千束へと接近する。
素早い動きで千束に向かって来る為、そのままヴラムにヴァレンバスターの引き金を退いた。
ヴァレンバスターから放たれた弾丸は、そのままヴラムに向かい、その身体に銃弾が当たる。
だが。
「へぇ、これは便利」
ヴラムの身に纏っていたプリンを思わせるアーマー。
そのアーマーが銃弾を跳ね返した。
それによって、ヴラムはまるでダメージを受けていない状態で、真っ直ぐと千束を蹴る。
正確無比な攻撃に対して、千束は見ると共に、瞬時に避ける。
そして反撃として、再びヴァレンバスターの引き金を引く。
「ッ……!?」
しかし、またしてもヴラムは弾を避けてしまう。
しかも先程よりも速い速度で。
どうやらヴラムの身体能力は高いらしく、そのまま千束の背後に回り込む。
その瞬間、背後から奇襲をかける。
しかし、千束は自分の足下にヴァレンバスターの銃弾を放つ。
それによって出来たチョコの塊を踏みつけながら、そのまま勢いよく前転して、背後からの攻撃を見事に回避する。
「へぇ、お菓子の特性を利用しているのか」
それを見たヴラムは感心するように声を上げる。
ヴラムはその事を素直に賞賛しながら、拳を構える。
一方、千束の方もヴァレンバスターを握り締めながらも、ヴラムを見る。
「これは、結構厄介だねぇ」
そうしながら、千束は、慎重に状況を理解していた。
千束が変身しているヴァレンのスペックよりも、眼前のヴラムの方が高い事は分かる。
さらには、ヴラムに変身している変身者もまた、かなりの腕前を持っている事が理解出来る。
「しかも、周囲にはお仲間がいて、本当に厄介だねぇ」
そう、千束の周囲を取り囲んでいる車。
そこから銃を持った男達が現れ、千束に向けて発砲しようとしていた。
それを見た瞬間、千束は咄嗟にその場から走り出す。
「おいおいぃ!まだまだ楽しみは終わっていないぜぇ!!」
それを見て、ヴラムもまた同様に走る。
それに対して、千束は、眼前にヴァレンバスターから次々とチョコを出していく。
そんなチョコの上に滑るように千束は走っていき、一気に加速する。
「ショウマ君と合流したい所だけど、気づいてくれるかなぁ」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子