ショウマとヴラム。
互いに睨み合う事、数秒。
だが、その数秒後。
互いの蹴りが、ぶつかる。
ショウマは、自身のグラニュートのパワーを頼りに。
ヴラムは、自身のこれまでの戦いの経験を頼りに。
そして、両者の拳がぶつかり合い、その衝撃で地面が揺れ動く。
更に、ショウマの拳をかわしたヴラムの回し蹴りが、ショウマを襲う。
それをショウマは左腕でガードするが、その威力を殺しきれずに吹き飛ばされてしまう。
しかし、ショウマは、すぐ近くの木に着地して、そのまま木の枝を足場にしてヴラムに向かって跳躍する。
そんなショウマに対して、ヴラムは空中から放たれた蹴りを放つ。
互いに相手の攻撃を避けずに、己の攻撃をぶつけ合う。
「へぇ、なかなかやるな」
「そうだな、けど、忘れていないよな、俺は一人で来ていない事を」
すると、ヴラムに近づく存在。
音で気づいたヴラムは、すぐに避けた。
そこには赤いマフラーが特徴的なライトが、右腕にナックル付きのガントレットを内蔵しているジェット推進で拳を放っていた。
ヴラムは、すぐにその攻撃を避ける事が出来たが。
「マジかよ、話には聞いていたけど、ぶっとんだ奴がいるんだな」
「へぇ、わりと喋れるのか、けど、悪いな。俺もショウマの知り合いを傷つけた以上、こっちも容赦はしないぞ」
ライトは、そのままサングラスに手を当てながら、すぐに攻撃を再開する。
「へぇ、そうかよ!」
それと共に、ショウマとライト。
二人の即席コンビで、ヴラムに攻撃を始める。
ショウマの蹴りとライトのパンチ。
その2つは、確かに強力だった。
しかし、ヴラムは、それらを軽々と避けていく。
それは、余裕なのか、それとも、何か狙いがあるのか。
「さて、どうするショウマ?さっきからバーニスの奴が火炎放射器で、周辺に炎を巻いているから、そろそろなんとかしないとヤバいぞ」
「あれって、止められないんですか?」
「燃やす事が趣味みたいな奴だからな」
そうして、ショウマに提案したライト。
その目線の先には、火炎放射器で、周囲を楽しそうに燃やしているバーニス。
「少しだけ、変わったやり方ですけど、撤退します」
「おいおい、そんな事をさせるとでも」
そうして、ヴラムが言うが。
「させて貰うんだよ」
そう、ライトが、ショウマを守るように立つ。
すると。
『まるマロ〜』『ふわマロ!ふわふわ~!』
ショウマが、変身したのは、ふわマロフォーム。
そして、そのまま、マシュマロを増殖させた。
「皆、乗って」
「こういう事か、マジか」
「えぇ、面白そう!」
そのまま、巨大化したマシュマロの中にバーニス。
そして、千束を抱えたライトが入っていく。
そのまま、回り始めると共に、周囲にあったヴァレンが残したチョコを纏う事で、巨大なチョコマシュマロの固まりとなって、走り出す。
「おいおい、マジかよ」
それに対して、驚きを隠せずにいたが、ヴラムの部下達が銃を放っていく。
放たれた銃弾は、固まったチョコによって、弾かれる。
さらには、多少、中に入っても、マシュマロの柔らかさによって、完全に勢いが殺される。
そうして、ショウマは、そのまま走りながら、去って行った。
「どうしますか!」
「追うと言っても、無駄だろうな、とりあえずは退散だ」
そう、ヴラムは呆れたように言う。
「真島さん、これからは」
「そうだなぁ、今度のイベント、乱入するってのも面白いかもなぁ」
そうして、変身を解除させながら、真島は、不敵な笑みを浮かべる。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子