レースを終えたショウマは、疲れながらも休憩時間に入る事にした。
先程までの激闘による集中力が途切れた事によって、近くにある店から買った菓子を食べながら、堪能していた。
「あぁ、やっぱり、労働の後の菓子は、本当に癒されるぅ」
そうしながら、どろっと溶けそうになりながら、先程買った菓子の一つであるクッキーを口に入れていた。
しかし、その光景を見た他の生徒達は、ショウマに対して呆れ顔になっていた。
何故なら、この男には緊張感というモノが全くなかったからだ。
そして、そんな状態。
だが、この時、ショウマは気付いていなかった。
ショウマに近づく影が。
やがて、その影は、そのまま近づくと。
「よぉ」「っ!?」
後ろから声をかけられた事もあって、ショウマはすぐに後ろを振り返る。
そこに立っていたのは。
「あっ、あの時の不審者のお兄さん」「そうだなぁ、不審者のお兄さんだなぁ」
ショウマの言葉に対して、不審者の男こと、真島は答えた。
真島に関して、ショウマは、その正体を未だに知らず、反対に真島は、ショウマの事が仮面ライダーである事を知っている。
「なんで、ここに?」
清涼祭の会場で、真島と再会するとは思わなかったショウマは目を見開く。
「なんでって、決まっているだろ。なかなかに面白い祭りだからな」
そんなショウマに対して、真島は肩をすくめながら言う。
「にしても、お前が仮面ライダーとは驚いたぜ。それもかなり強いじゃないか」
そんなショウマの隣に真島は座ると、持っていたビニール袋の中から何かを取り出す。
それはパックに入った焼きそばだった。
どうやら、どこかで買ってきたらしい。
「いやぁ、祭りと言えば、やっぱり焼きそばだよなぁ〜」
そう言いながら、パックを開けると箸を手に取り、麺を掴む。
そして、それを口の中へと運んだ。
「うーん!美味いなぁ!!」
そんな感想を言いながら、どんどんと焼きそばを食べていく真島。
「・・・」
そんな焼きそばを見るショウマを見て、真島は首を傾げる。
「なんだ?お前、焼きそばは食べないのか?」
「いや、その、この後、千束と一緒に食べたいと思ったので」
「そうか、千束ねぇ、彼女かなんかか?」
そう、真島は揶揄うように言うが。
「・・・うぅん、俺に初めて幸せを教えてくれた人かな」
「初めて?」
その単語に関して、真島は疑問に思う。
「なんか、色々とあったみたいだな」
「・・・うん、本当に色々とあった。今が、本当に信じられないぐらいに幸せになっているから」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子