「・・・今が信じられないぐらいか」
真島は、その話題を聞いた際に、少しだけ驚いた表情でショウマを見つめていた。
真島もまた、ショウマに関して、僅かだが、その情報を調べていた。
それと共に、家族構成もまた。
「不幸な人生だったのか?」
「たぶんかな、その記憶がなかったので」
「・・・記憶がなかったのか」
その言葉に対して、真島は自然と上を見上げる。
「俺、記憶が無くなっていたみたいで、知り合いに聞くとほとんど家族から迫害を受けていたみたいなんですよ」
「迫害ねぇ」
その際に、真島は今回の依頼人達の事を思い出す。
彼らは、各々が、こちらの世界で言う所の大企業の御曹司。
かなり裕福な生活を送っていると分かる。
そんな彼らに取り入れる事によって、真島自身は力を手に入れる事を目的にしている。
実際に、それは成功している。
それと同時に。
(幸せのバランスねぇ)
目の前の、学生に過ぎないショウマ。
だが、そのショウマが、これまでどのような人生を歩んできたのか、真島は知らない。
「ふぅん」
すると、真島の視線は。
自然と物陰の方に目を向けていた。
ゲスな笑みを浮かべた男。
人混みに紛れているが、人を攫っているグラニュートだろうと考えた。
(俺としては、強さのバランスを取るつもりでは、ライダーと戦うのは別に構わないと考えいた。けれど、考えれば、それはあくまでもライダーが現れた後だよな)
そうして、真島は少しだけ、考えていた。
このまま、あのグラニュートの犯行を見逃しても良いのか、どうか。
結果。
(ライダーを倒すのは変わらない。正直に言えば、こいつとあのリコリスと戦うのは面白いからな。けれどまぁ、闇菓子ってのは、麻薬に近くて、その材料が人間である以上はこっちにも被害が出るだろうな)
「それじゃ、俺はそろそろ行くぜ」
「あっ、ありがとうございます。あっそう言えば、名前は」
真島が立ち上がると共に、目的の所へと向かおうとした。
その際に、ショウマは、彼の名前を問いかけた。
少しだけ黙った後、彼は。
「真島だ。まぁ、真島の兄さんとでも呼んでくれたら幸いだ」
「はぁ、兄さんですか」
そう、ショウマの言葉を背にしながら、真島はそのままグラニュートの方へと向かう。
見れば、グラニュートの手には、ヒトプレスした人間が見えた。
「これで、闇菓子が貰えるぜぇ」
それを見た、真島は。
「・・・」
それと共に、真島は、その手にあるヴラムカスタムをそのまま腰に巻く。
周囲には、監視カメラはない。
『カップオン』
真島は、その手にあるどっプリンゴチゾウをそのままヴラムカスタムに装填する。
そのまま、真島の身体をプリンを思わせる液体に包まれる。
「変……身」『プディング ヴラムシステム!』
ヴラムカスタムから鳴り響いた音声と共に、真島の姿が変わる。
その姿こそ、仮面ライダーヴラムに。
「さて、バランスを取りますか」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子