真島は、ヴラムに変身すると共に、力を抜きながらゆったりと歩いて行く。
「あぁ、仮面ライダーかよ!だとしても、俺は闇菓子を手に入れる為に負けてたまるかよぉ!」
ヴラムに変身した真島に対して、グラニュートは少し怯えながらも蟹を思わせる鋏で真っ直ぐと穿つ。
グラニュートによる鋏による攻撃を前にしながら、ヴラムは怯える必要なく、軽く首を横に振った。
その軽い動作だけでヴラムは鋏による攻撃を簡単に避ける事が出来た。
そのまま流れるように、ヴラムはグラニュートを足払いをする為に、右足を大きく踏み込み蹴り上げた。
その勢いにより、地面が大きく揺れた。
グラニュートはバランスを崩し転倒する。
そして、ヴラムは倒れているグラニュートの腹を力強く踏んだ。
すると、グラニュートは口から大量の泡を吹き出す。
「おっと」
ヴラムは、そのまま後ろに下がりながら、見つめた先。
それが、泡によって視界が遮られた隙を狙って、ヴラムに向かって突撃してきたグラニュートの姿があったからだ。
ヴラムは、右手をゆっくりと動かした。
それと同時に、グラニュートも右拳を振り上げていた。
両者の拳がぶつかり合う。
だが、ヴラムはそのグラニュートの攻撃に合わせて、その手に持ったのは。
青で両端が黄色とオレンジ色の武器であるヴラムヴレイカー。
ヴラムブレイカーの柄頭を腹部に打ち込んだ。
それにより、グラニュートは吹き飛ばされる。
「うわぁ!?」
「俺の方が強いな……」
そう呟きながら、泡の中で逃げていったグラニュート。
「まぁ、逃げようとしても」『セット』
そのグラニュートに対して、ヴラムはその場で動く事なかった。
ヴラムブレイカーにセットしたゴチゾウの力が集まったエネルギーの矢。
その矢を、グラニュートに向けていた。
視界が完全に防がれている最中で、ヴラムは。
その耳から聞こえる音で、グラニュートの位置を察知する事が出来ていたのだ。
その為、逃げるグラニュートに対しても。
「はぁ」『ヴラムシューティング』
「ぐっ……!」
グラニュートの背中を、ヴラムによる攻撃が、貫く。
その一撃が、グラニュートの致命傷となっており、やがて、地面に倒れ伏すのだった。
「ぐっ、待ってくれっ、プレスする事だけは」
「・・・何を勘違いしているんだ、お前は」
そう、ヴラムは呟く。
その言葉が、一体、どういう意味か。
疑問に思うグラニュートではあったが。
「目撃者をそのまま放置する訳ないだろ。何よりも俺は正義のヒーロー様じゃないからな」『プディングクラッシュ』
「えっ」
それと共に、グラニュートが最期に見えたのは、ヴラムによる蹴りを繰り出す光景だった。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子