大会を終わりを迎えた。
各々のライダー達も、戦いの疲れを感じながらも、既に祭りの終わりの準備を始めていた。
「・・・無事に、終わる事が出来たのか」
何事もなく、終わりを迎えた事に嬉しく思う反面。
未だに、何が起きるか分からない状況に、ショウマは緊張した様子で周囲を見渡す。
グラニュートの襲撃、ヴラムの暗躍。
未だに、それらが残っている以上、ショウマは緊張を解く訳にはいかなかった。
「そんなに気を張るもんじゃないぞ」
そんな俺の様子を見てか、隣にいるライトさんは静かに呟く。
護衛の任務が終わっていない為に、俺達と一緒にこうして回ってくれている。
「そうだよぉ、ショウマ君。こういう時は楽しまないと」
「そう言われても」
祭りを最後まで楽しみたい気持ちはある。
だが、祭りが終わりかけたとしても、まだ戦いが終わっていない。
先程の戦いでケーキングを使用した事で、体力があまりない状態という事もあり。
買い食いをしながら、見回りを行っている。
「まぁ、グラニュートの奴らが、どこに現れるのか分からないからな」
「あぁ、そうだよな」
そう、ショウマが、悩んでいる時だった。
人混みに紛れて、周囲の詳しい様子を見る事が出来なかった。
だからこそ。
「花火が上がる時に、あいつらは人を攫うぜ」
「えっ」「っ」「さっきのは」
一瞬、聞こえた声に。
ショウマ達は、すぐに見る。
だが、そこには既に人混みに紛れて、話しかけたと思われる人物の姿はなかった。
一瞬での逃走。
それが一体、誰なのか、分からない。
けれど。
「花火が上がる時にって、確かに聞こえたよね、けど、どこで」
「さぁな、冗談だと良いけど、そういう感じの声じゃなかったな」
声をかけた人物の雰囲気から、三人は、それが冗談ではない事を察した。
「もしも、攫うとしたら、どこに」
焦るショウマ。
そんなショウマに対して、千束は。
「もしも、襲うとしたら、目立たないようにするよね」
「それは、まぁ」
「だとしたら、ほとんどの人は外にいるはず。でも、祭りの中でも色々な作業をする為に学校の中に残る人がいるよね」
「だとしたら、学校に」
それに気づいたショウマは、すぐに駈けだそうとした。
「おいおい、そんなに疲れているのに」
「けど、誰かが襲われそうになっているのに」
「・・・本当に、ショウマ君、だったら、行かないとね」
そう、千束はその言葉と共に、学校へと向かう。
「全く、こういう子供の世話は苦手なんだがな、まぁ見ていて悪い気分ではないから良いけど」
そうしながら、ショウマ達の後ろへと着いていくように、ライトもまた向かう。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子