戦いが終わりを迎えると共に、ショウマは荒い息を吐きながらも、その力が限界を迎えて変身を解除されてしまう。
そんな、ショウマを滑り込むように入り込む千束。
同時に先程まで、共闘していたヴラムの方に目を向ける。
その手にあるヴァレンバスターの銃口と共に。
「おいおい、共闘が終わったら、すぐに戦うのかい?」
そんな千束に対して、ヴラムは余裕の態度は崩さなかった。
「反対に聞くけど、この前、襲ってきたばかりの人に警戒しない訳ないでしょ。それに共闘の理由もないしね」
「くくっ、確かにね」
そう言いながらも千束は距離を保つ。
おそらく、ライトが増援をこちらに連れてくるまで。
その時間稼ぎを行う為に。
「一応聞くけど、私達を襲った理由は?」
その答えに対して、ヴラムは。
「あえて言えば、バランスだ」
「バランスだと?」
その言葉に、首を傾げる。
「そうだ、戦いにおいても、バランスは必要だ。お前達の人間とグラニュート。互いに戦っているが、その間のパワーバランスが崩れているからな」
「それをバランスが崩れるのが、なんで悪いと言うの。あなたもグラニュートなのに」
「くくっ、ははは」
そう言うと、ヴラムは、笑い声を出していた。
「どういう意味の笑いかな」
「いや、何。俺が何時、グラニュートだと言った」
「それって、あなた、人間だと言う事」
その事実に驚くしかなかった。
「なら、余計になんで」
「言っただろ、バランスだって。何よりも人間の世界においても、お前達、リコリスという存在は、バランスを崩すだろ」
そう呟いている間に、ヴラムは別のゴチゾウを取り出して、腰にあるベルトのゴチゾウを入れ換える。
『ゼリー ヴラムシステム!』
それと共にヴラムは、その身体を、今回の戦いで最初に見せたピンク色の姿へと変わっていた。
それが、どのような意味があるのか、疑問に思っていると。
「それじゃ、そこにいるガヴを頼むな」『カップ・レディ!インビジブル・ゼリー!』
鳴り響く音声と共に、ヴラムの身体が、透明になっていく。
それを見ると共に。
「そう言う事っ」
この場で、突然現れた理由を知ると共に、千束が疑問は解決した。
だが、同時にこのままでは逃げられる。
すぐに引き金を引いたが、その時には既に。
「逃げられちゃったか」
その場にいない事を経験で察する。
それと共にため息と共に、千束は、その変身を解除する。
同時に見つめた先には祭りの終わりを告げる花火が空に浮かんでいた。
「今年の祭りも色々と大変だったね、ショウマ君」
そう疲れたショウマに、千束は語りかける。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子