「なんで、俺がもう一人」
その状況に、ショウマは困惑を隠せなかったが、もう一人のショウマの方は。
「へぇ、もぅ来たんだねぇ」
笑みを浮かべながら、そのまま、腰のジッパーを開く。
そこから露わになったのは、ショウマのガヴと同じ位置に。
けれど、そのガヴの色は黒。
それに驚いている間にも、もう一人のショウマは、その黒いガヴから鋸を思わせるような黒い剣を造り出す。
それを手に持つと共に、そのままもう一人のショウマは、ショウマに襲い掛かる。
「っ!」
ショウマは、その斬撃に対して、後ろに大きく避ける。
その一撃はかなり重く、地面に大きな亀裂が簡単に出来てしまう。
「ははぁぁ、凄いやぁ!やっぱり凄いやぁぁ!!」
「っ」
ショウマは、その瞬間になって、焦る。
眼前にいるもう一人のショウマ。
彼をこのまま放置するのは危険であると。
何よりも、このままここで戦っていたら、周囲に被害が大きくなる。
「クルミ、被害が少なくなる場所は」
『一応、案内出来るが、そいつをどうやって』
「無理矢理、連れて行く!!」
ショウマは、そう呟くと同時に、そのまま駆け出す。
もう一人のショウマは、それを見て、無作為に振るう。
その力は、確かにショウマと同じぐらいに強い。
しかし、まるで戦闘経験のないその斬撃は当たる事はなかった。
地面を滑り込むように、走り。
そのまま足払いを行う。
「あぐぅ!?」
地面にこけてしまったもう一人のショウマは、情けない声を出す。
だが、そんな事を気にしないように、ショウマは、そのまま脚を掴み。
「おらぁぁぁぁ!!!」
そのままジャイアントスイングを行う。
回転しながら、そのままもう一人のショウマを、飛ばしたのは、ブルキャンバギー。
そこに無理矢理乗せると共に、ショウマはそのまますぐにブルキャンバギーのハンドルを握り、走り出す。
「ぐっ、がぁぁ!!」
走行中ではあるが、もう一人のショウマは、そのまま殴りかかろうとする。
けれど、ショウマの服の中に隠れていたゴチゾウ達が飛びだし、もう一人のショウマに攻撃を仕掛ける。
「なんだっお前達っ、鬱陶しい!!」
もう一人のショウマは、その攻撃を鬱陶しく感じている内に、目的の場所に。
人があまり寄らない公園に辿り着くと共に、ショウマは、ブレーキをかけて、そのままもう一人のショウマを殴り飛ばす。
「ぐっ」
その拳で、吹き飛ばされたもう一人のショウマは、そのまま吹き飛ばされながら、そのままショウマを睨む。
「お前は、一体、何者なんだ」
そう、ショウマが問いかける。
それに対して。
「あぁ、なんだっけ」
「えっ」
その一言に、呆気を取られる。
しかし。
「あぁそうだ、確かオレはビターガヴ!この世で最強の生物を目指す者……らしいぜ…試してみるか!」
それと共に、もう一人のショウマ、ビターガヴが手に持ったのは、ポッピングミゴチゾウに似た黒いゴチゾウ。
『グミ!BITEグミ!BITEグミ!ガヴ……ガヴ……』
鳴り響く音声と共に、ビターガヴはうねり声を出しながら。
「うっ……うう……変身!!」『スパーキン…グミ!ヤミー!』
そう、姿が一変する。
そこに立っていたのは、まさしくガヴ。
赤単色に黒い気泡やラインが入ったカラーとなっているほか、鋭角的・攻撃的なシルエットとなっている。
「っ」
それを見たショウマも、すぐに危機を察して、その手にポッピングミゴチゾウを手に取り。
「変身!」『ポッピングミ!ジューシー!』
ガヴへと、変身する。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子