目の前で、ショウマと同じ姿であるビターガヴに変身した。
その姿に、ショウマは驚きを隠せない最中で。
「さぁ、戦おうぜぇ」
その仮面の下で、どのような顔をしているのか分からない。
だが、その不気味な雰囲気と共に、ビターガヴはその手に持つ武器、ビターガヴガブレイドをショウマに向かって、襲い掛かる。
その攻撃に対して、ショウマは瞬時にガヴガブレイドを召喚し、その手で受け止める。
「ぐっ!」
正面から、その攻撃を受け止めると共に、そのまま後ろに下がる。
なんとか両脚に力を込めながら、ビターガヴからの攻撃をゆっくりと後ろに下がれていた。
「俺よりも力は強い」「ははぁ、どうだぁ俺の方が強いだろぉ!!」
そう、ビターガヴが笑みを浮かべて言いながら、さらに激しく攻撃を仕掛けてくる中……
(なんなんだこいつ!?)
それを受け止めながらも、ショウマは徐々に押され始めていることに気が付く。
その手に握られているガヴカブレイドによって受け止めることは出来ているものの……。
「おいおい……この程度で防ぎきれねぇと思ってんのか?」
「確かに力は強いっ!けど!」
そう、そのビターガヴの力を利用し、自ら後ろに下がる。
それに対して、ビターガヴは、まるで勝利を確信したような笑みを浮かべる。
だが、ショウマは、そのまま空中で一回転しながら、そのまま近くにある壁に着地し。
「はぁ!」
ショウマは、跳ぶ。
その跳躍力は素早く、ビターガヴは、すぐに対抗する事は出来なかった。
「やっぱりっ、俺よりも力は強いけど、俺よりも遅い!!」
ショウマの、その言葉と共に、一気に詰め寄る。
それは一瞬だった……ほんの数歩ほどで、自分の間合いに入るほどの距離へ。
「ば、馬鹿な!速すぎるぞお前!!何なんだよ!」
ビターガヴは驚きつつ叫ぶも、ショウマは既に攻撃に移るところだった。
ガヴガブレイドで、敵の胴体を狙う。
そしてそれは、防御の為に構えられた刃により遮られる……が。
(今だ!)
次の瞬間、再び大きく跳び上がるショウマがいた。
既に先ほどと同じようにして、壁へと脚をかける。
当然、それに気付くと慌てて反応しようとするビターガヴだったが……。
「しま……」
言い切る前に、ショウマはそのまま真っ直ぐと蹴る。
ビターガヴは、ショウマの蹴りを受け、地面に叩きつけられた。
「これ以上の抵抗はもぅ」
だが、それでも、即座に立ち上がろうと起き上がり始める。
それも。
「あぁ、やっぱり、動きはまだ硬くなっていないなぁ」
その動作はまるでゾンビのように、ビターガヴは立ち上がる。
「っ」
それは、ショウマが知る限りでも、人間でも、グラニュートでもない。
自分と同じ姿でありながら、その姿は。
「まるで別の何か」
そう、考えるには十分過ぎる。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子