雅が救援に来てくれた事に、ショウマは心強く感じた。
しかし、それでも危機的状況が変わらない。
「それにしても、目の前にいるビターガヴだったか。確かにその姿はショウマに似ているな」
「はい、何よりも、あいつ疲れも痛みも感じないので」
ショウマはそう呟きながら、これまでの事を思い出しながら、ビターガヴの特徴を伝える。
雅もまた、それを聞くと共に、頷く。
「ならば、確認したい事がある」
「なんでしょうか?」
「あのビターガヴ、能力の違うはあるが、根本的な部分ではお菓子の力を使っているのか」
「えっ、それは、まぁ」
「ならば、問題ない」
そう、雅は頷くと共に、その刀に手を置く。
「あははぁ、何を話したか知らないけど、無駄なんだよぉ!!」
ビターガヴは、その笑い声と共に、迫る。
だが、雅は。
「容赦はしない」
その呟きと共に、一瞬。
ビターガヴに向けて、攻撃を既に放っていた。
その攻撃は、斬撃だけではない。
「なっ」
ビターガヴの、その腕は、凍っていた。
その氷と共に、砕け散った。
それによって、ビターガヴは驚きを隠せなかった。
「どうなっているんだ」
「ショウマと同じく菓子の力を使う。ならば、その菓子の弱点を突けば良い」
「それが、凍らせる事」
それには、ショウマは驚きを隠せなかった。
「ショウマ、お前のその装甲は炎も確かに弱い。けれど、凍らせれば、本来ならば散らばる事が出来るダメージを、散らせない」
「あっ」
その言葉にショウマは、驚きながらも理解した。
理解すると同時に。
(もしも、それが本当だったら、あのお菓子ならば)
「考え事は、今はしている場合じゃないぞ」
「っ!はい!」
雅からの言葉を聞きながら、ショウマは。
『ケーキング!アメイジング!』
瞬時にケーキングフォームへと変身する。
それと同時に、ショウマは、その手にあるガヴホイッピアを構える。
ガヴホイッピアの放出口から、次々とクリームを放っていく。
それに対して、ビターガヴはすぐに対応する。
けれど、そのビターガヴの手からビターガヴガブレイドが空中に投げ出される。
そして。
「悪・直・斬!」
そんな拘束されているビターガヴを。
取り囲むように斬撃が舞う。
その斬撃によって、ビターガヴは、氷の中に閉じ込められていく。
それによって、全身は、凍らされる。
「なんとかなったか」「あぁ、あとはこいつの事を調べる必要が」
そうして、ショウマ達がビターガヴに近づこうとした。
だが、その時。
ビターガヴの、腰にある黒いガヴの眼が光始める。
「「っ」」
それが何か感じた二人は、その場から離れる。
同時に、その場で凍っているビターガヴが、爆発する。
「何が」
そう見つめた先には、氷の中に閉じ込められていたビターガヴは、氷ごと消えていた。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子