「えっと、何をするの?」
それに対して、ショウマは首を傾げた。
「ふむ、まず、最初にショウマのゴチゾウを生み出す際の力。それを強化したいが、それは一体、どのようにすれば良いのか。だからこそ、特訓としては、冷たさに慣れる事だ」
「冷たさ?」
雅の言葉に対して、ショウマは首を傾げる。
「うーん……そうですね」
その説明に、疑問に思っていると、月城が説明を続ける。
「これまで、ショウマ君が食べていたのは冷たくない物が多くありました。それはショウマ君自身が冷たいのを食べた経験や寒い経験が少なかったはずですね」
「うっうん、確かに」
その言葉にショウマは頷く。
これまで、食べてきたのはグミ、ポテトチップス、チョコ、マシュマロ、キャンディ、ケーキ。
どれも冷たい食べ物で食べた記憶はほとんどない。
「常温を中心にした食べ物を食べていた為、身体には、冷たい物を食べた時に慣れなかった。故に、多くのゴチゾウは熔けてしまった」
「けれど、その、この海での特訓に何が?」
「いきなり身体を冷やせば、身体が対応出来なかった。ならば、少しずつ身体を冷やしていく事に慣れていく事です。海での常温もそうですが、課長や蒼角も徐々に下げていきます」
「つまりは」
「遊んで、遊んで!慣れていけば強くなるかもしれないよ!」
「おぉ、良いねぇ、それ」
説明を終えると、蒼角は明るい声で、それに賛同するように千束もまた、楽しげに言う。
(まぁ、確かに、いきなり冷やすよりは身体を動かす事で身体を動かして慣らしていく方が良いけど)
「それに」
千束は笑みを浮かべながら。
「せっかくの夏の想い出を作ろうよ、楽しい思い出」
「あぁ、そうだな……」
そんな会話をしていると、千束達は六課の面々と共に、遊ぶ事にした。
海での水鉄砲合戦からはじまり、砂遊び(途中で誰かが落とし穴に嵌ったりなどがあった)、水泳対決などもやったりしたそうだ。
その最中で。
「あれ」
砂場で、見覚えのある2人組が見えた。
「明久!雄二!」
「えっ、ショウマなのか!?」「あれ、なんで、ここに?」
そこにいたのはクラスメイトである明久と雄二の2人だった。
その2人が、ここにいるのか気になり、話しかける。
「えっと、実はここに旅行で、そういうお前は、なんでここに」
「あっ、それはえっと」
さすがに、ここで特訓を行っている事を言うべきではない。
それを悩んだショウマは。
「りっリコリコのメンバーと知り合いと一緒に旅行に、そういう2人はなんでここに」
「えっ、あぁ、俺達は」「まぁ、似たような感じだ」
その様子に、2人も何か、隠している様子だった。
そう、互いに冷や汗を掻きながら、会話を続ける。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子