明久達がナンパに向かって、数時間後。
聞こえてきた悲鳴の意味に疑問に持ちながら。
「夏祭り?」
「そう、丁度、姫路さん達が教えてくれたんだ」
千束がそう言いながら、自慢げに浴衣姿を見せながら、呟く。
夏祭りというのに、これまで参加した事のないショウマにとって、それがどんなのか、興味が尽きなかった。
「いやぁ、楽しみだねぇ」
そう、呑気に呟く千束。
しかし、ショウマの視線はそんな千束ではなく。
「ヤバいっこれ引き返さないと本気で死ぬじゃん!!」
「お前も道連れだぁ、明久ぁぁぁ!」
「うわぁ、先生がなんでこんな所にぅ」
気絶した明久達から漏れ出るうわごとだった。
彼らの身に何が起きたのか。
一体、何が起きたのか。
ショウマはかなり気になっていた。
「はっ、ここは」
「リアルに地獄を見てしまったぜ」
「あぁ、あんなの、向こうの世界でも見た事ないよ」
その言葉に対して、ショウマが首を傾げる。
「えっと、何を見たの」
「・・・そうだな、どう説明したら、良いのか分からないかな」
「あぁ、だけど、よく、生きていたな俺達は」
「えぇ」
その一言に対して、ショウマはどう反応したら良いのか分からなかった。
「けれど、俺達は、そうとうマズイ事をしたはずだが」
「あぁ、本当に、よりにもよって、あの課長がいる時に思わずナンパしてしまったからね」
「そう言えば、僕が覚えている限りじゃ、なんだが、電撃を浴びたような」
「明久もそれを覚えていたのか。あれは結局」
「でっ電撃?」
一体、どのような事が起きたのか、分からず困惑する最中。
「それじゃ、男子の皆さん、注目!」
「んっ、その声は」
「あぁ、そうか、ショウマ君がいるから当たり前って、そっちの黒髪の子は?」
「・・・井ノ上たきな、妹です」
「「・・・」」
そう、たきなが自己紹介を行う。
すると、明久と雄二の2人は、見合わせる。
「・・・なんですか?」
「いっいや、その聞きたいんだが、お前は、兄の事をどう思うんだ?」
「いや、普通に兄ですけど」
「その兄ってのは恋愛感情を向けたりする?」
「する訳ないじゃないですか」
「そうだぞ、その、たわしを料理は」
「いや、そんな事しませんよ」
2人からの次々の質問に対して、たきなは呆れた様子を見せた。
「まともだ」
「あぁ、まともだ」
そう、2人が、たきなの言葉を聞いて、驚く。
「まぁ、家の自慢のたきなの紹介はそれぐらいにして、そろそろ向かおうか」
「向かうって、どこに」
「決まっているじゃない、祭りの場所だよ」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子