ショウマ達は、夏祭りにあるミスコンに参加する事になった。
男でありながら、女装を行っての参加。
「まさか、こんな事になるなんて、思わなかったよ」
「うん、俺も正直に言うとあんまり自信がないから」
「いや、ショウマ君、これは自信を持って良い所じゃないぞ」
「あぁ、そうだ。何よりもこの場にいる全員で早々に脱落する必要がある」
「脱落?」
ショウマはその言葉に対して、疑問に思った。
こういう大会は普通に参加して、優勝を目指すはずだが、雄二のその言葉はまるで正反対だった。
「簡単だよ、もしも、この大会に1人でも勝ち残ってみろ。その事実を学園の奴が知られた場合、どうなると思う」
「「「・・・」」」
「んっ?」
ショウマだけは分からず、首を傾げる。
「俺達は女装癖があり、しかも大会に出る程に自信がある露出癖のある奴らだと思われるぞ!」
「あぁ、確かに」
それを聞いて、少し納得がいったようにショウマは頷く。
「良いか!俺達がこの事態を打破するには女装されている事をバレずに予選を敗退する事!つまり、俺達の男を賭けた戦いだ!」
それと共に全員が同時に円陣を組む。
「っ」
その時、ショウマは少し驚いた。
「行くぞ、お前達!」「「「「おぉぉ!!」」」
その言葉と共に全員が雄叫びを上げる。
それと同時に、ショウマも合わせて叫ぶ。
そうして、驚きながらも、ショウマは少しだけ離れる。
「なんだか、楽しくなってきたね、ショウマ君」
「うん、なんだか、少し不思議かも」
ショウマは、その出来事に少しだけ驚きを隠せなかった。
これから行うのは、とても下らない事かもしれない。
けれど、それで一致団結している。
その光景に、ショウマは、どこか嬉しくあった。
そして、ショウマに、千束はその手にあるアイスを渡す。
「それは?」
「さっき、露店で見つけたの、良かったら、食べてみて」
「うん」
それと共に、ショウマは、そのままアイスを食べる。
「・・・美味しい」
そう、先程までの雄二達の熱気と共に、
口の中に熔けるアイスの冷たい甘さ。
それがショウマにとっては心地良かった。
そして、その腹部には何か変化があったのに気づく。
「もしかしたら」
そう考えていた時だった。
「大変です!」
それと共に聞こえてきたのは、たきなの声。
「どうしたのたきな?そんなに慌てて」
「もう1人のショウマ君が、ビターガヴが現れました」
「っ」
その一言を聞いて、ショウマも千束も眼を見開く。
「なんで、ここに」
「分からない、けれど邪魔はさせない、皆と一緒に楽しむミスコンを!」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子