たきなからの知らせを受けたショウマ達はすぐにその場所へと向かった。
そこでは、祭の近くの駐車場で暴れる影が一つ。
「いた!」
「あぁ?」
千束の声と共に見つめた場所では、駐車場で暴れているのは、確かにビターガヴ。
「なんで」
たきなからの知らせを聞いた時には、どこか信じられなかった。
あの戦いにおいて、ビターガヴは確かに自爆した。
その時の光景をショウマは確かに見ており、跡形もなかった。
「お前は、一体」
「俺かぁ?俺は、お前だよ、それは分かっているよなぁ」
笑みを浮かべたもう1人のショウマと言えるビターガヴは。
「分かる訳ないだろ」
「そっか、けど、関係ないよねぇ、だって、俺はもっともっと沢山いるから」
「沢山いる?」
ビターガヴの言葉に、千束は疑問に思う。
すると、ビターガヴは笑みを浮かべて。
「そうだよ、今も、俺達は沢山作られている!だけど、俺は俺だけで十分だからね!」
その言葉と共に、既にビターガヴは、その手にはゴチゾウを手に、腹部にあるガヴに装填する。
『スパーキン…グミ!ヤミー!』
ショウマの問いかけに対して、ビターガヴは笑いながら返答すると共に、既に変身した。
「俺は俺のやりたい事をする!それだけだから!」
「たった1人で、楽しい事があるの」
ビターガヴの、その姿を見て、ショウマは呟いてしまう。
以前のビターガヴに関して、ショウマは。
「・・・そうか、1人か」「ショウマ君?」
その答えを聞いたショウマはゆっくりと自分を見つめる。
「俺も一人だったら、同じかもしれない」
そう、千束に出会わなければ、もしかしたら目の前にいるビターガヴのようになっていたかもしれない。
誰との繋がりもないたった一人。
一人で寂しく、楽しさを探して。
けれど、今のショウマには、繋がりがあった。
多くの人々と結束した友情。
「だから」
その言葉に。
答えるように、ショウマのガヴから飛びだしてきたゴチゾウ。
その形は。
「えぇ、そのまんま!」「なんだ、それは」
そう、ショウマは新たに生まれたゴチゾウを目にする。
「・・・アイスのゴチゾウ、これが」「ソルベェ」
ショウマに答えるように、そのゴチゾウ、ブリザードソルベエゴチゾウは頷く。
ショウマは、ブリザードソルベエゴチゾウを装填し、そのままハンドルを回す。
『アイス!EATアイス!EATアイス!』
ハンドルを回しながら、ガヴから溢れ出るのは、冷気。
そのまま、ショウマをゆっくりと包み込む。
『チュポン……チュポン……』
ショウマは、その手を構えながら、眼前にいるビターガヴを見つめる。
そして。
「変身」『ブリザードソルベ!ヒエヒエ!』
叫び声。
同時にショウマの姿は変わる。
これまでのガヴとは違う姿。
それは、ケーキングのように全身に身に纏う鎧。
それと違い、全身の装甲は青色のマーブルアイスクリームと金色のコーンカップを模している。
まるで、ケーキングとは異なる王を思わせる姿。
ブリザードソルベフォームの誕生である。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子