結果的に言えば、今回の戦いの目的は、失敗してしまう。
それに関して、ショウマは落ち込んでいた。
「ごめん、まさか、失敗してしまうなんて」
そう言いながらも、明久達に謝る。
それに対して、彼らは。
「何を言っているんだい、ショウマ」
しかし、その表情は、実に晴れやかだった。
「あぁ、あの場で、お前が戦わなかったら、俺達の危機はあったからな」
「うんうん」
そう、明久に続くように雄二とムッツリーニもまた頷く。
「それにしても、まさか文月学園以外にも、仮面ライダーが使えるとは驚きでしたね」
「本当にけど、本当に残念だったわよね、まさか、会場での騒ぎがあったから」
そう、ショウマとビターガヴ。
二人の戦いは、思いの他に注目を集めていた。
氷の柱を造り出したショウマとビターガヴは、祭にいた客達が注目を集めていた。
だからこそ、最期の一撃。
その一撃が、祭の近くの地面に落ちた。
故に。
「まさか、そのせいで、せっかくのコンテストがそれで中止になってしまうなんて」
それと共に、ショウマは落ち込んでしまった。
「仕方ない仕方ない!だって、あんな事があったんだから」
「まったくだ、それに、祭の方も盛り上がっていたしな!」
「仮面ライダー同士の戦い、注目されていたから」
「そっそうなのかなぁ」
そのまま、勢いに任されて、ショウマは頭を掻く。
そんな彼らを見つめながら、雅は。
「ふむ、あれが、ショウマの新たな力か」
もぐもぐっと、用意していたバーベキューの串の肉を食べながら、頷く。
「今回の特訓、無事に成功したと見るべきですか?」
「あぁ、氷の力は十分に使えた。それにビターガヴにも十分に対抗出来た」
「まぁ、元々は、ビターガヴに対抗する為の特訓だったからね、それを考えれば、十分でしたね」
「あぁ、だが」
そうして、六課の面々が、今回の成功に喜ぶ最中、
雅は。
「あの力、まだ十全に発揮していないと思える」
その言葉に、月城が反応する。
「と言いますと」
「あの氷の力は、ガヴのこれまでの力とは違う。何よりも気づいていたか」
「そう言えば」
それと共に、月城は思い出したように。
「今回の戦い、彼は武器を使っていませんでした」
「えぇ、けど、それは他の姿でもそうじゃなかった?」
「あぁ、だが、それは武器を使いにくい姿だ。だが、あの姿ならば、十全に使える。それこそ」
そう、雅は、その腰にある刀に目を向ける。
「私のように剣を使う事も出来る。つまりは」
「まだまだ、強くなれる。そういう意味ですね」
それに、笑みを浮かべて、頷いた。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子