あの祭から数日後。
その出来事は、朝の教室から始まった。
「その脅迫状が届いていたんだ」
「「「脅迫状?」」」
それは明久の口から語られた出来事。
「中身は何て書いてあるのか把握してるか?」
「まだだね……あなたの秘密を握っています。バラされたくなければ、あなたの傍にいる異性にこれ以上近付かないこと」
「異性となると、女子か……」
「うん、そうだね。手紙の主はこのクラスでたった4人の女子……つまり、秀吉と姫路さんに千束さんにエレンさんだね」
「明久君、島田が金属系のなにかを取りに行ったから逃げるのなら今のうちだぞ」
明久の発言した瞬間の島田は目が据わっていてものすごいオーラで教室出ていった。
そんな明久の言葉を聞いて、呆れながら、千束は、ひょいっと、明久の脅迫に使われている物を見る。
そこには。
「イーヤーァァァァァ」
明久は、それを見た瞬間、絶叫した。
「ふむ、これは確か」
「学園祭でのメイド服だねぇ、あの後、色々とあって、女装したんだよぉ」
「なるほど」
「なるほど、じゃないよ!君達!結構冷静だけど、これどうしたら良いのぉ!」
明久は、頭を抱えながら、言い続ける。
ショウマは、そんな言葉を余所に腕を組む。
「まぁ、けど、この写真って、反対に言えば手掛かりになるんじゃない?」
「・・・なんで、手掛かりになると考えるのか、聞かせて貰おうか」
「だって、写真を見る限りだと、明久は着替えを行っているんでしょ。更衣室でバレないように写真を撮る以上はかなり技術がいる。
つまりは、盗撮にも慣れた人物じゃないと行わないと考えるよ」
ショウマもまた、リコリスの仕事を手伝っていた為、こういう場面で何が起きているのか。
少しだが把握するようになった。
それと同時に、明久は頷く。
「なるほど、更衣室にバレないようにカメラを設置出来て」
「気配を消す事に長けている」
「そして、ほとんどブレなく正確に撮る事が出来る技術」
そう、ショウマ、千束、明久はその写真から分かる特徴を言い合う。
同時に、その特徴から。
「・・・ムッツリーニじゃない」
ショウマは思わず呟く。
その瞬間、その時には既に明久の姿はなかった。
「あれ、明久は?」
ショウマは、そのまま明久がいない事に気になり、千束に尋ねる。
そんなショウマに対して、千束は苦笑いをしながら。
「血涙を流しながら、すぐに教室から出て行ったよ」
そう答えていた。
その言葉に対して、ショウマは苦笑いをしながら。
「確か、屋上にいたから、行ってみようか」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子