「ムッツリィーニィー!!!」
叫ぶ声と共に、明久は屋上のドアを開く。
ドアを開くと共に、その怒りに満たした声と共に、ムッツリーニに詰めよろうとした。
けれど、そんなムッツリーニの前に、明久達以外の来客もいた。
それは、雄二だった。
「後にしろ……。今は俺が先約だ」
「雄二?お前は何でここに……」
「ムッツリーニ、何の話していたの?」
目的地に先に陣取っていたのは雄二だった。
なぜ、この場にいるのか疑問に思った。
「……雄二の結婚が近いらしい」
「えっ学生結婚なの!色々と大丈夫、お金とか」
「雄二と霧島さんの結婚って、もしかして、あの遊園地の時にやったの?おめでとう?」
「お前ら……マジで笑えない冗談を言わないでくれ」
いつもの雄二ならば、激怒しながら反論するが、今回は何やら違う。
「実は今朝、翔子がMP3プレーヤーを隠し持っていた」
「MP3プレーヤーを持っていたことに問題はないだろ?多分、Aクラスの主席および学年主席だから英文とか入ってるんじゃないのか?」
「いや、それはない。あいつは超……機械音痴だ」
「機械音痴?それは本当なの」
「あぁ、勝手に人の電話帳を削除したりするそんな奴があんな物を持っていて、しかも、学校に持ってくるなんて不自然なんだ…。だから、俺は怪しく思って没収してみたんだが、そこには捏造された俺のプロポーズが録音されていたんだ。それに婚約の証拠として聞かせるつもりのようだ」
「あぁ」
それを聞いて、千束も思わず苦笑いをする。
「兎に角、MP3プレーヤーは没収したが、中身は恐らくコピーだろうし、オリジナルを消さない事には……」
「なるほど、でも、その犯人って、ムッツリーニじゃないの?」
「まぁ、そう考えるのも分からなくないけど、違うと思うぞ、というよりもお前達はなんでここに来たんだ?」
それと共に、雄二はショウマ達に尋ねた。
「実は、僕の写真を送った犯人を捜して、盗撮したのが、ムッツリーニじゃないかと思って」
「はぁ?」
それに対して、雄二は呆れながらも、その写真を見た。
すると、雄二は。
「確かに、これを撮れるのは、ムッツリーニぐらいだろうな。けれど、お前達、忘れたか」
「えっ、何を?」
「こいつが、そもそも男のトランクス姿なんていうのを撮ると思うか」
「実に不名誉、そのようなの売らない」
「いや、そういうので無実なのは、少し問題があると思うけど」
雄二の弁明と、ムッツリーニが頷く。
だが、この二人の言葉を聞いて、ショウマと千束は思わず苦笑いをする。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子