「・・・結局、かなりの長時間、かかったんだけど」
「いやぁ、意外と面白いお土産があって、良かったねぇ」
そうしながら、ショウマ達が到着したのは夕方頃。
千束が、この周辺では見られなかった数々の品物を買っていた。
そうして、彼らが旅館へと入る。
「それじゃ、部屋にって、なんだ?」
すると、千束が見つめた先。
そこには、何やら多くの女子生徒が集まっていた。
「何だろうか?」
「ちょっと、行ってみようか」
そう、ショウマ達は向かう。
そこには女子生徒に囲まれている明久達の姿があった。
「これは一体、何が起きているの?」
そう、ショウマ達は、その騒ぎを聞く。
「貴方達は、確かFクラスの」
「うん、今、ついたけど、何の騒ぎなの?」
「騒ぎ、そんなの決まっているじゃない。こいつらが覗きをしようとしたのよ!」
「覗き?」
その言葉に、ショウマ達は首を傾げる。
聞けば、女子風呂場にカメラが設置されていたらしい。
その事に関して、驚きを隠せなかったが。
「えっと、ちょっと良いかな」
「何かしら、千束さん」
その様子を見ていた千束は、クラスの女子に対して、質問する。
「そのカメラって、何時、誰が見つけたの?」
「ついさっきよ。何か大きな声が聞こえて、見たら、そこにカメラがあったのよ」
「まだ、入浴時間の前なのに?」
「それは」
「可笑しいよね、見たら、結構小さいサイズのカメラをこんなに早く見つけられるの。それにまだ入浴時間じゃないのに、なぜ風呂場にいたのか」
そう、千束の指摘。
それを聞いて、周りはざわざわと騒ぎ出す。
「その隠しカメラ、わざわざ壊したら証拠隠滅になっちゃうよ」
「・・・はぁ、何を言って」
「だって、その隠しカメラを警察に届けたりしたら、情報を探る事が出来るんだから」
「そっそれは、こいつらがやったに」
「いや、そういう風に決めつけて、冤罪になった事もあるんだからさぁ」
そう、冷静に千束はため息を吐く。
「うっ」
「確かに覗きをされているかもしれないって、怒るのは無理ないよ。けどさぁ、貴方達がやっている事って、私から見たら自分達が覗かれたという大義名分があれば、男子を責めたら良いという風にも見えるよ」
「そんなつもりは」
「悪いけど、私には、この状況はそう見えるよ」
「ごっごめんなさい」
「ごめんで済んだら、君達もこういう風にはしないでしょ」
第三者からの言葉を聞いて、少し落ち着いた様子だった。
「という事で、今回の1件は、私が預かります!」
「なっ、なんで、そうなるの」
「だって、この場で彼らを責めようとした君達の中に自分の罪もしく彼らを拷問する為の自作自演を行う疑いがあるでしょ」
「それは」
「反対に、彼らの方が本当に監視カメラを仕掛けた可能性がある。そんな状況では無罪と言われても、君達は納得しないでしょ」
「うっうん」
「なので、この場で監視カメラを仕掛けるのが不可能だった第三者である私、ショウマ君、エレンちゃんの三人で調べる事にします」
「えっ私も」「俺は別に良いけど」
そうして、三人での調査を行う事にした。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子