学力強化合宿の後日談。
それはあまりにもあっさりとした終わりを迎えた。
これまで、その正体を現す事のなかった盗撮犯。
だが、そのヒントを教えたのは、皮肉にも同じ盗撮を行っていたグラニュートからの証言であった。
『くそっ、俺はただあの根暗そうな男と、ドリルのような髪をした女のように写真をばら撒いてスパイスを手に入れようとしただけなのに!』
その証言を聞いた一同は『根暗そうな男』というのはムッツリーニである事は予想出来た。
彼の特徴と一致しており、盗撮を行っていたのも事実である。
だからこそ、もう一人の人物。
『ドリルのような髪をした女』
日々、髪型を変える事の多い女子生徒は多くいる。
だが、そのドリルのような髪型をしている人物は一人心当たりがあった。
「美春で間違いないわ」
「えっと、島田さん」
その話題を、なるべく信用出来る面々に話すと共に心当たりがあった島田は頭を抱えながら呟く。
清水美春。
ショウマは、彼女とあまり関わりのなかった為、どのような人物なのかを知る事はなかった。
文月学園高等部の2-Dクラス。島田美波に惚れており、「お姉さま」と呼んで慕っている。
それを聞くと共に。
「それって、つまりは」
「うん、可能性が大きい。というよりもなんで今まで疑わなかったのが不思議なぐらいよ」
島田の言葉と共に、今回の1件の犯人が彼女である事は確定した。
既に犯人である事が分かれば、あとは簡単だった。
他の情報を元に、清水美春への調査を行った。
同時に発見された数々の証拠と共に、彼女が盗撮犯である事は確定した。
よって、彼女に関しては、停学処分を受ける事になった。
「いやぁ、それにしても、今回の強化合宿は色々と大変だったね」
「そうだね、帰ったらたきなにも色々とお土産を渡さないとね」
そう言いながら、ショウマ達は、喫茶リコリコで帰りを待っている皆の元へと帰る。
だが、この時の彼らは知らなかった。
彼らが強化合宿を行っている間の街。
その街では、未だに脅威は多くあった。
そして、街に起きた脅威に対して、たきなは。
「私は」『チョコ!SETチョコ!SETチョコ!』
その手に握り絞めているのは、千束と同じ武器であるヴァレンバスター。
だが、そこに装填されている黒いゴチゾウは、怪しい笑みを浮かべる。
それをたきなは見る事は出来なかった。
「私はっショウマと千束と肩を並べて戦う!だからっ」『Wow! Wow Wow!』
それは、彼女の大切な人達の為に覚悟を決めた目で、真っ直ぐと敵を睨んでいた。
だが、未だに平穏だった生活に僅かに入った出来事でもあった。
そして。
「変身!」『チョコルド パキパキ!』
日常は、変化する。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子