ガヴガブレイドという新たな武器を、その手に持ったショウマ。
始めに感じたのは、驚く程に馴染んだ事。
かなりの大きさで、持ち上げるだけでも困難なはずなのに、まるでその重さを感じさせず、羽のように軽い。
「ぐっ、がぁぁぁ!!」
グラニュートは、その場で立ち上がると共に、翼を大きく広げて、そのままショウマに向かって、突っ込む。
それに対して、ショウマは手に持ったガヴガブレイドと共に、再び跳ぶ。
真っ直ぐと、グラニュートに向かって近づくと、そのままガヴガブレイドを横に振るう。
「っ!?」
横に振るうだけ。
その時には、ガヴガブレイドには、既に紫色のエネルギーが溜まっていた。
それは、ショウマの手を通して、ゴチゾウのエネルギーが流し込まれていた。
流し込まれたエネルギーは、そのままガヴガブレイドの刀身に宿り、ショウマの動きに合わせるように斬撃の形となる。
斬撃は、そのままガブヴレイドから離れて、グラニュートの翼の付け根を斬り裂く。
「ぐっ!?」
身体を切断される痛みに、グラニュートの顔が歪む。
だが、そうしている間にもショウマは既に間近まで近づいていた。
同時に、そのままガブヴレイドで斬り裂く。
「くっ、このっ」
近づいたガブヴレイドに、既にその切れ味の危険性を理解しているグラニュートは、その攻撃を避ける。
だが、避けた先が分かっていたようにショウマは、蹴り上げた。
「がっ」「はぁ!?」
ショウマは、そのまま流れるような動きで回し斬り。
胴体を斬り裂き、グラニュートの胴体に、また大きな斬り傷を与える。
それらの攻撃によって、グラニュートに確かなダメージを生み出し、その身体を一瞬だけ膠着させる。
その膠着が、グラニュートに決定的な敗北に繋がった。
「はあぁぁぁ!!」
ショウマは、同時にガブヴレイドを振るう。
自分自身の筋力、ガヴのアーマーとなっているグミによる弾力。
それらで行われる斬撃の嵐を、グラニュートは間近で受け止める。
そのまま羽を舞い散らしながら、後ろへと下がる。
「はぁはぁ」
既に満身創痍。
そんなグラニュートに対して、ガヴガブレイドの刀身を、グラニュートに向ける。
「さぁ、ここで決めろ。闇菓子と関わるのを止めるのか、それとも痛い目に遭うのか」
それは、まさしく、ショウマの宣言。
その言葉を聞いたグラニュートは。
「止められるかぁ、こんな美味い物を食べられなくなるんてぇ!!」
グラニュートの叫び。
それを聞いたショウマは。
「そうか、なら」『PUSH! ME! グミ!』
同時に、ガヴガブレイドには、既にゴチゾウが乗っている。
一体の、ゴチゾウが乗り込むと、そこにはまるで車を思わせる装置がセットされており、ショウマはそのまま構える。
「はぁ!」『GO!』
ショウマが、そのままガヴガブレイドにあるスイッチを押すと、そこからゴチゾウが飛び出る。
飛び出たゴチゾウは、そのまま真っ直ぐとグラニュートに突っ込む。
「なっなんだこいつは!」
ゴチゾウの突撃に対して、鬱陶しいようにグラニュートは手で振り払おうとする。
だが、それが決定的な隙であった。
ショウマは、再度、ガヴガブレイドにあるボタンを押すと共に、跳ぶ。
「はあぁぁぁ!!」
ガヴガブレイドに、紫色のエネルギーを纏う。
すぐに、その場からグラニュートは離れようとした。
だが。
「はぁ!」
一閃。
それが、グラニュートの身体を斬り裂かれる。
それによって、グラニュートの羽は舞い散る。
同時に、グラニュートの身体は、ガヴから飛び出た舌によって、包み込まれた。
そして、そのまま、グラニュートはアクリルスタンドへと変わる。
「ふぅ」
戦いが終わった。
同時に、ショウマは、2人を見る。
2人は、未だに呆然とした様子。
そんな彼らに、ショウマは、まだ本当の事は話せない。
だから。
「ありがとう」
その言葉と共に、ショウマは、すぐにその場から跳ぶ。
今は正体を明かせない。
だからこそ、その場から離れた。
心に苦しい物を抱えながらも、その場から。
離れると共に、ショウマは、すぐに変身を解除させようとした。
校舎から少し離れた場所で。
だが。
「見つけた」
聞こえた声。
同時に、迫る殺気。
先程のグラニュートよりも濃く、こちらに迫る攻撃に対して、ショウマはすぐにその手に持つガヴガブレイドを構える。
「っ」
眼前にいるのは、1人の人物。
身に纏っているのはメイド服であり、その顔には仮面がついている。
手には身の丈はあるだろう巨大な薙刀が、ショウマに襲い掛かっていた。
「見つけた、赤ガヴ!」
「っ」
その仮面の奥からの殺気を感じながら、構える。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子