公園のベンチにて、ショウマとたきな。
二人は、千束が帰ってくるのを待っていた。
「ふふっ、お待たせぇ!二人共!」
千束が二人に笑顔と共に、その手のコンビニ袋を見せる。
「千束、何を買ってきたの?」
「ふふっ、ショウマ君は初めてだよね、これ!」
それと共に渡された物。
「これはチョコのパフェ?」「チョコフラッペですね」
ショウマが、それが何なのか分からず、首を傾げる。
すると、たきなが代わり答える。
「チョコフラッペ?」
ショウマは聞いた事のない菓子に首を傾げる。
ショウマは、そのまま受け取ったチョコフラッペを恐る恐る一口、食べる。
「これ、チョコだけどさっぱりしてすっきりした甘い!それにクリームとチョコチップがのっていて凄いボリューム!ほんのりとしたカカオの風味が口の中に広がって、その瞬間、冷たい快感が喉を通っていく。これ、美味しいよ!」
そのまま、ショウマはチョコフラッペの感想を呟く。
その様子を見た千束は笑みを浮かべ、「よかったぁ!ショウマ君が喜んでくれて」と喜びを露わにした。
一方でたきなは驚いた様子で、「こんな状況なのに、相変わらずですね」と苦笑いを浮かべる。
「ごめん」
ショウマが謝ると、千束は微笑みながら「良いよ、私も買ってきた甲斐があったから」と返す。
「千束、あなたも疲れているんじゃない?」
たきなが心配そうに声をかける。
「大丈夫。それに、この甘いもので少し元気出るかも」
千束は手に持ったチョコフラッペを見つめながら答えた。
そう、三人がチョコフラッペを食べていた時。チョコレートとクリームの香りがベンチ周辺に漂い、その甘美な味わいを楽しんでいた矢先、不意に静寂を破る声が聞こえた。
「おやおや、こんな所で隠れているつもりだったかい」
その声に反応し、三人は瞬時に視線を向ける。そこには、不気味な影が立っていた。
「っ」
声を漏らしたのは誰だったか分からない。しかし、その一瞬で三人の顔には緊張が走る。
酸賀はゆっくりと歩み寄り、その存在感をさらに増していく。その姿は、公園の平和な雰囲気とは対照的で、不穏な空気を一層引き立てていた。
「うわぁ、来ちゃったよぉ」
千束は驚愕と恐怖を隠せずに呟く。その声には焦りと不安が滲んでいる。
「そういう態度はどうかなぁ?おじさんとしては」
酸賀は冷笑を浮かべながら、既にベイクマグナムを手にしていた。銃口はしっかりとショウマたちの方へ向けられ、その殺意が明白だった。
「それに君には戻って貰わないとね、変身」
その言葉と共に、酸賀は仮面ライダーベイクへと変身した。その姿は禍々しく、仮面の下から覗く鋭い目つきが三人の心臓を掴むようだった。
「ぐっ」
ショウマはすぐに立ち上がり、覚悟を決める。その瞳には揺るぎない決意が宿っている。
「今のショウマ君じゃ、勝負にならない。それは分かっているはずだよね」
仮面ライダーベイクの声が冷たく響く。しかし、ショウマは一歩も引かずに前に出ようとする。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子