フルコースとライダーと学園生活   作:ボルメテウスさん

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新たなるヴァレン

「チョコフラッペのゴチゾウ」

 

ショウマが手に取ったゴチゾウは、まるで溶けかけたアイスクリームのように柔らかく、不思議な輝きを放っていた。

 

そのゴチゾウは、公園の風景に溶け込むかのような甘い香りを放つ。

 

それに対して、疑問に思っていた千束達。

 

けれど。そのゴチゾウがどのような力を秘めているのか、誰にも分からなかった。

 

「これまで見た事のないゴチゾウだったら、やってみる可能性はあるね」

 

千束は少し躊躇いながらも、そのゴチゾウを慎重に受け取った。

 

それと共に、千束はチョコフラッペゴチゾウを、ヴラスタムギアに装填する。

 

『フラッペ!オン!』

 

ヴラスタムギアから鳴り響く音声は、その場の緊張感を高めながらも、どこか楽しげなリズムを奏でていた。

 

そして。その瞬間、公園の風景が一変する。

 

千束の身体中が氷塊の如く凍りつき、素体となるスーツが装着されていく。

 

その過程はまるで魔法のような光景で、周囲の木々が揺れる音さえも静かに聞こえた。

 

「変身!」

 

千束の声が響くと同時に、『フラッペカスタム!シャリシャリ!』という音声が鳴り響き、氷塊がひび割れると装甲が形成され始めた。

 

装甲が砕け散ることで変身が完了し、その場には新たなる姿のヴァレンが誕生した。

 

それは、これまでのヴァレンとは全く違う姿だった。

 

両肩や頭部はかき混ぜられツノが立ったクリームを想起させる流線型の鋭角的なシルエットが特徴的で、その姿はまるでチョコレートとアイスクリームが一体となったような甘い輝きを放っていた。

 

「おぉ、これは、なかなかに凄いね」

 

千束は、その新しい姿を見つめながら、驚きと興奮の混じった声で感想を呟いた。

 

すると、千束はフラッペーズゴチゾウを見て。

 

「これって、もしかして」

 

千束の目は好奇心に満ちていた。彼女はゴチゾウをじっと見つめ、その不思議な輝きに惹きつけられていた。

 

千束は微笑みながら、ゴチゾウを手に取り、ゆっくりと二つに分けた。その動作には確信と希望が込められていた。

 

「これって、もしかして」

 

千束は手に取ったフラッペーズゴチゾウを二つに分けた。

 

「これは」「分からないけど、一緒にやろう」

 

たきなは千束の提案に一瞬戸惑ったが、その表情はすぐに決意に満ちたものになった。彼女は千束の言葉を真剣に受け止め、その目には強い信頼が宿っていた。

 

「分かりました」

 

たきなはフラッペーズゴチゾウの片方を受け取り、慎重にヴァレンバスターに装填した。

 

『チョコ!』

 

ヴァレンバスターから鳴り響く音声は、その場の緊張感を高めながらも、どこか期待に満ちた響きを持っていた。

 

たきなは深呼吸し、構える。

 

「変身!」『チョコドン パキパキ!』

 

その瞬間、たきなの姿は瞬く間に変化し始めた。

 

それはこれまでのヴァレンとは異なり、千束のヴァレンと同じく金色のカラーリングが追加した。

 

「・・・僕の知らないヴァレンねぇ、だったら、どちらも強いか、確かめてみようか」

 

そう、二人のヴァレンと酸賀との戦いが幕を開ける。

ゼンゼロから出る陣営は

  • 邪兎屋
  • 白祇重工
  • ヴィクトリア家政
  • 特務捜査班
  • カリュドーンの子
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