そう言いながら、ガッツは呆然とした表情を浮かべていた。
その光景を見たショウマは苦笑いを浮かべながら。
「いや、確かにバットとしてなら、なんでも良いけどね」
「だっだとしても、それは違うだろ!」
そう言いながら、ガッツは憤りを見せていた。
確かに。
召喚獣の性能を活かす為のエクストリームベースボール。
それゆえに、ルールとしてはバットについては特に規制が掛かってはいない。
バットの代わりに使えるのは、バットの代わりになる道具で良い。
それゆえに、そのバットがヴァレンバスターだとしても特に問題が無い。
それこそが、エクストリームベースボールの最大のポイントでもあった。
召喚獣の力は人間の身体能力を超えている。
その召喚獣の力を最大限に発揮できるルール。
それがエクストリームベースボールのルールだった。
「けれど、なんでヴァレンバスターで野球ボールを撃ったんだ?それは本来野球グローブなんだからね」
「うん、けど、ヴァレンバスターは本来武器だからね。けれどこのエクストリームベースボールだったら、グローブ代わりに行えるでしょ」
そう言いながら、千束はヴァレンバスターの銃口を見せながら。
「銃口も開閉出来るし、その中に入れて撃てるから、ヴァレンバスターを野球グローブとして扱うから」
「まぁ、確かにそうだな。けれど、まさか銃で撃つとは」
その言葉と共に、ガッツは驚きを隠せないでいた。
確かに、ルール上では特に問題はないのだが、予想外の事だった。
そのまま、ガッツとショウマは呆然としていた最中に。
「チェンジ!」
その言葉が響いた。
「ぐっ、まさか、こんな風になるとは、だがそれだったらこちらも!」
そうしながら、ガッツも構えていた。
その巨体を生かした投球。
それに対して、ショウマも出てくる。
「ショウマの姿は、一体」『ケーキング!アメイジング!』
ショウマは、その手にあるガヴホイッピアを構えていた。
「・・・いや、それって反対に打ちにくくないか」
ガヴホイッピアはレイピアに近い。
それ故に、刀身はかなり細く、野球のバットとしてはハンマーよりもあまりにも向かない。
「それだったら、いつもの剣の方が良いと思うけど、とにかく」
ガッツは、そのまま投げる。
投げられたボールが、真っ直ぐと投げられる。
ショウマは、それに対して。
「ふんっ!」
ガヴホイッピアを薙ぎ払う。
それは、ボールが当たる事はなかった。
しかし。
「へっ」
ショウマの、グラニュートの腕力によって起きた風でボールが宙を舞った。
そのまま、地面に落ちていた。
「「「・・・」」」
それは、バットに当たった訳じゃない。
だが、確かに地面に落ちていた。
故に。
「ダッシュ!」「あっ、しまった」
ヒット扱いとなっていた。
だからこそ、ショウマは、そのまま走り去った。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子