エクストリームベースボールでの決勝戦。
その決勝戦において、ショウマは決勝戦の相手を見る。
「・・・ジープ兄さん」「よぉ、赤ガヴ」
ショウマが睨んでいる先には、不敵な笑みを浮かべていたジープがいた。ジープはいつものように赤いバンダナを頭に巻き、その表情には一切の緊張感が見られない。
一方、ショウマの顔には険しい表情が浮かべていた。
ジープが、この場で何を行うつもりなのか。
そんなジープとは正反対に、ショウマは警戒心を高めていた。
「ジープ兄さん、一体何を企んでるんだ」
そう呟く。
それに対して。
「赤ガヴ、お前、この人間界で随分と楽しんでいるようじゃないか」
盛り上がる会場で、他の人間達には見られないように近づく。
「だから、お前を徹底的に不幸にさせる。ここで、お前の正体を露わにさせる為にもなぁ」
ねっとりとした口調で囁く。
ジープのその言葉に、ショウマは一瞬にしてその表情を険しくする。
「ジープ兄さんっ」
ジープの言葉に対して、ショウマは構える。
「それじゃ、試合をやろうか」
ジープは不敵な笑みを浮かべて言う。その瞬間、会場全体の空気が緊張感で張り詰めた。観客たちは熱気に包まれ、それぞれの声援や期待が混ざり合う。しかし、ショウマとジープの間には一触即発の緊張感が漂っていた。
ショウマは冷静に息を吸い込み、その目でジープを見据えた。
「ショウマ君っ、大丈夫」
「・・・うん、けど、ジープ兄さんが相手である以上は、俺達だけで出来るのかな」
不安が胸に渦巻きながらも、ショウマは千束の顔を見た。
その瞳には確かな信頼が宿っている。
だが、心の中では一抹の不安が拭いきれなかった。
「一応は、参加人数を増やす事は出来るけど、どうする?」
そこで考えたのは、ジープに対抗する為のメンバー。
ショウマと千束の二人だけで対抗出来るのか不安が残る。
「たきながいれば安定すると思うけど、三人で出来るかな」
たきな。
その名前が思い浮かぶ。
ショウマにとってたきなは、信頼できる仲間の一人。
しかし、それでも不安は拭えない。
「前回のベイクに変身したジープの1件も考えれば、私達だけで」
過去にベイクに変身したジープとの戦いが脳裏に浮かぶ。
あの時もギリギリの戦いだった。
三人では足りないかもしれない。
千束も同じ思いなのだろう。
ショウマと千束の顔に不安がよぎる。
二人は視線を合わせて頷き合い、決意を新たにする。
そして、次の瞬間にはショウマが口を開いた。
「それでも、やるしかない。俺達でなんとかするんだ」
その言葉には強い決意が込められていた。
「さすがにこの状況はバランスが悪いだろ」
「えっ、あぁ!ヴラム!」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子