そのまま。
3番打者に選ばれたのは、ホイップ兵。
ジープがどのような行動をするのか分からない為に、ケーキングフォームによって召喚したホイップ兵は、そのまま三振されてしまう。
「これで3人目。アウトだね」
ジープの言葉には勝ち誇ったような笑みが浮かんでいた。
「まだ、一回が終わっただけだからね」
そうしながらもエクストリームベースボールの試合は続いた。
守備は、外野はそのままホイップ兵達に任せながら、戦いは続いた。
ジープのエージェントの連携は強力であった。
しかし、バッターとしての性能はあまり高くなかった。
さらにはジープがホームランを出したとしても、ホイップ兵が巨大化して、キャッチしたりした。
そんな普通ではあり得ない試合が続いた。
そのまま、何度も攻守を入れ替えながらも、試合は既に最終回。
互いに点を獲得する事は出来なかった。
だが、その最終回で最初の攻撃。
そのバッターは。
「やっほぉ、ジープさん」
「・・・赤ガヴと一緒にいる奴」
「そう、ショウマ君のお姉ちゃんの千束さんだよ」
そう言いながら、千束はその手に持つバットを構えていた。
その巫山戯たような態度に対して、ジープは苛立ちを隠せなかった。
「赤ガヴの姉を名乗るなんて、本当に巫山戯た奴だね」
「・・・そっちだって、ショウマ君のお兄さんのはずなのに差別するなんてね」
「赤ガヴは赤ガヴだからね」
「・・・そっか、だったら」
千束は、そのまま構える。
「私が、それを間違っているのを証明してあげるよ」
「それは無駄だけどなぁ!」
叫びと共に、既にジープが既にベイクマグナムの引き金を引く。
そのまま、真っ直ぐと迫る。
「これで人間には「それを何度も見たから」えっ」
『フリージング!』
それと共に、脚に氷が纏う。
それは、これから迫るジープからのボールを打ち返す為に。
「はぁぁ!!」
そのまま、千束はバットを振るう。
バットを振るえば、その衝撃が腕まで伝わる。
もしも、脚を氷で固定しなければ吹き飛ばされる可能性はある。
「はぁぁぁぁ!!」
『フローズン!』
同時に腕に氷が纏う。
それによって、腕からバットが離れる事はなくなった。
「なっっ!」
「こんちきしょうめぇぇぇぇぇ!!!」
千束の叫びと共に、バットがボールを捉えた。
バットに伝わる衝撃は凄まじかった。
まるで、鋼鉄の塊を殴りつけたような感覚が腕を襲った。
しかし。
「うおおおおおお!!」
千束は、その衝撃に耐えた。
バットに伝わる衝撃を全て吸収し、そのままボールを打ち返した。
打球は真っ直ぐと飛んでいった。
その勢いは凄まじく、まるでレーザービームのような軌道を描きながら進んでいった。
「なっ!」
ジープは驚愕の表情を浮かべる。
その打球の速さと角度は予想を遥かに超えていた。
「そんな馬鹿な!」
そうしている間にも、千束は走り出した。
真っ直ぐと一塁に向かって。
「こんな奴に!」
すぐにジープはボールを手に取る。
そのまま、千束に向かって、襲い掛かる。
速度は凄まじく、千束にタッチしようとした。
けれど。
「見えているよ」「えっ」
ジープからのタッチを避ける。
そして、そのまま一塁を踏む。
それによって、一塁には千束が立っていた。
「千束ちゃん大勝利」
ジープに挑発するように呟く。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子